東山魁夷《緑響く》 [アート]
SHARPのアクオス名画シリーズ第9弾、東山魁夷《緑響く》
幻想的な風景と白馬。
とても静かで穏やかな時の流れ。
東山魁夷《緑響く》。
連作「白い馬のみえる風景」の一枚。
白い馬は祈りの象徴だそうです。
東山魁夷さん、全く予想していなかったわけではありませんが、
まさか、このタイミングで来るとは。。。
生誕100年。
先日竹橋で開催された回顧展にも出展されていた作品。
逃したことをとっても後悔しています。。。(T_T)
でも、東山さんの作品は静かな環境で鑑賞しないことには・・・(-_-;)
~CMの解説~
アクオス名画シリーズ第9弾は、東山魁夷作「緑響く」です。
この絵の題材となった風景である信州奥蓼科の御射鹿池を舞台に、幻想的なこの名作の世界を実写にて追想、「現実」の美しさを通じてフルハイビジョンの高画質をPRします。
~新聞広告~
東山魁夷の「幻想」が教える、「現実」の美しさ。
新緑の季節、生誕百年を記念する東京の東山魁夷展は、多くの観客でにぎわいました。最も愛された日本画家と呼ばれる東山さんの、なかでもこの絵は、特によく知られた作品でしょう。青に近い緑と水、一頭の白馬。叙情的とも幻想的ともいわれる、東山さん独自の世界です。
画家は、この作品を「モーツァルトのピアノ協奏曲に触発されて」と語っています。森と水面はオーケストラを、白馬はピアノの主旋律を表しているといわれます。そう聞けば、この絵は純粋な幻想、夢の世界を描いたものと思えるでしょうか。しかし、この幻想的な絵の題材となった風景は、確かにありました。それがここ、信州奥蓼科の御射鹿池です。
東山魁夷は、1908年、横浜市に生まれました。美術学校を卒業後、ドイツに留学。新進気鋭の画家でしたが、終戦の間際と直後に深い絶望を味わいます。それは召集された一兵卒としての死の覚悟、そして、帰還後に迎えた肉親とのあいつぐ別れでした。苦悩の淵から彼を救ったのは、孤独な山中の風景だったといいます。彼は旅する画家でした。風景への開眼。湧きあがる詩情。精神性の深さを感じさせる「青」の世界の追求。日本画の伝統に「青」一面の風景は、ほとんど例がありません。朝、夕、森、水、空、雲、海、山、街、雪…。画家のアトリエには、三百種以上の青の絵具が残されています。
今回のアクオスのCMは、長野県の現地でロケ、名作を実写にて追想しています。その絵は「幻想」のようで、しかし「現実」の世界の美しさにも目覚めさせてくれました。液晶アクオスのフルハイビジョンでごらんになれば、青から緑のリズムとグラデーションも感動的な色再現性で、また清澄な空気感まで映し切る高画質でお楽しみいただけます。
こころに響くリアリティ。
美しい日本の液晶。AQUOS
SHARP(http://www.sharp.co.jp/index.html)
※広告ライブラリーでCMを見ることができます。
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生誕100年東山魁夷展
長野県信濃美術館・東山魁夷館
東山魁夷の生誕100年を記念して、代表的な本制作約100点、スケッチなど約50点を展示する、東山芸術のこれまでで最大の回顧展です。東京国立近代美術館との共同開催。東山の傑作、唐招提寺御影堂障壁画≪濤声(とうせい)≫や、長野では初公開となる≪道≫など、東山の代表作が一気に見られるまたとない展覧会です。この機会をお見逃しなく、ご覧下さい。
第1章 模索の時代 【特集展示】 ドイツ留学
第2章 東山芸術の確立 【特集展示】 《自然と形象》と《たにま》
第3章 ヨーロッパの風景 【特集展示】 白馬のいる風景
第4章 日本の風景
第5章 町・建物 【特集展示】 窓
第6章 モノクロームと墨 【特集展示】 唐招提寺の障壁画
第7章 おわりなき旅
東山魁夷展公式サイト(http://higashiyama-kaii.com/index.html)
壁紙ダウンロード(http://higashiyama-kaii.com/download.html)
※《緑響く》あり
【長野展】長野県信濃美術館・東山魁夷館:2008年7月12日~8月31日
もっと知りたい東山魁夷―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)
- 作者: 鶴見 香織
- 出版社/メーカー: 東京美術
- 発売日: 2008/03
- メディア: 単行本