東山魁夷《緑響く》 [アート]
- 作者: 東山 魁夷
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2008/04
- メディア: 単行本
SHARPのアクオス名画シリーズ第９弾、東山魁夷《緑響く》
幻想的な風景と白馬。
とても静かで穏やかな時の流れ。
東山魁夷《緑響く》。
連作「白い馬のみえる風景」の一枚。
白い馬は祈りの象徴だそうです。
東山魁夷さん、全く予想していなかったわけではありませんが、
まさか、このタイミングで来るとは。。。
生誕１００年。
先日竹橋で開催された回顧展にも出展されていた作品。
逃したことをとっても後悔しています。。。(Ｔ＿Ｔ）
でも、東山さんの作品は静かな環境で鑑賞しないことには・・・(-_-;)
～CMの解説～
アクオス名画シリーズ第９弾は、東山魁夷作「緑響く」です。
この絵の題材となった風景である信州奥蓼科の御射鹿池を舞台に、幻想的なこの名作の世界を実写にて追想、「現実」の美しさを通じてフルハイビジョンの高画質をＰＲします。
～新聞広告～
東山魁夷の「幻想」が教える、「現実」の美しさ。
新緑の季節、生誕百年を記念する東京の東山魁夷展は、多くの観客でにぎわいました。最も愛された日本画家と呼ばれる東山さんの、なかでもこの絵は、特によく知られた作品でしょう。青に近い緑と水、一頭の白馬。叙情的とも幻想的ともいわれる、東山さん独自の世界です。
画家は、この作品を「モーツァルトのピアノ協奏曲に触発されて」と語っています。森と水面はオーケストラを、白馬はピアノの主旋律を表しているといわれます。そう聞けば、この絵は純粋な幻想、夢の世界を描いたものと思えるでしょうか。しかし、この幻想的な絵の題材となった風景は、確かにありました。それがここ、信州奥蓼科の御射鹿池です。
東山魁夷は、1908年、横浜市に生まれました。美術学校を卒業後、ドイツに留学。新進気鋭の画家でしたが、終戦の間際と直後に深い絶望を味わいます。それは召集された一兵卒としての死の覚悟、そして、帰還後に迎えた肉親とのあいつぐ別れでした。苦悩の淵から彼を救ったのは、孤独な山中の風景だったといいます。彼は旅する画家でした。風景への開眼。湧きあがる詩情。精神性の深さを感じさせる「青」の世界の追求。日本画の伝統に「青」一面の風景は、ほとんど例がありません。朝、夕、森、水、空、雲、海、山、街、雪…。画家のアトリエには、三百種以上の青の絵具が残されています。
今回のアクオスのCMは、長野県の現地でロケ、名作を実写にて追想しています。その絵は「幻想」のようで、しかし「現実」の世界の美しさにも目覚めさせてくれました。液晶アクオスのフルハイビジョンでごらんになれば、青から緑のリズムとグラデーションも感動的な色再現性で、また清澄な空気感まで映し切る高画質でお楽しみいただけます。
こころに響くリアリティ。
美しい日本の液晶。AQUOS
SHARP（http://www.sharp.co.jp/index.html）
※広告ライブラリーでＣＭを見ることができます。
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生誕１００年東山魁夷展
長野県信濃美術館・東山魁夷館
東山魁夷の生誕100年を記念して、代表的な本制作約100点、スケッチなど約50点を展示する、東山芸術のこれまでで最大の回顧展です。東京国立近代美術館との共同開催。東山の傑作、唐招提寺御影堂障壁画≪濤声（とうせい）≫や、長野では初公開となる≪道≫など、東山の代表作が一気に見られるまたとない展覧会です。この機会をお見逃しなく、ご覧下さい。
第1章 模索の時代 【特集展示】 ドイツ留学
第2章 東山芸術の確立 【特集展示】 《自然と形象》と《たにま》
第3章 ヨーロッパの風景 【特集展示】 白馬のいる風景
第4章 日本の風景
第5章 町・建物 【特集展示】 窓
第6章 モノクロームと墨 【特集展示】 唐招提寺の障壁画
第7章 おわりなき旅
東山魁夷展公式サイト（http://higashiyama-kaii.com/index.html）
壁紙ダウンロード（http://higashiyama-kaii.com/download.html）
※《緑響く》あり
【長野展】長野県信濃美術館・東山魁夷館：２００８年７月１２日～８月３１日
- 作者: 東山 魁夷
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/03/15
- メディア: 単行本
- 作者: 東山 すみ
- 出版社/メーカー: 美術年鑑社
- 発売日: 2005/04
- メディア: 単行本
もっと知りたい東山魁夷―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)
- 作者: 鶴見 香織
- 出版社/メーカー: 東京美術
- 発売日: 2008/03
- メディア: 単行本
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以前放送された「迷宮美術館スペシャル～ぐるっと日本！名画の旅～」で、
ピアニストの西村由紀江さんが信州の東山魁夷館を訪ねた時のことがとても印象に残っています。
「全福の時 癒しの風景画を訪ねて」というテーマで、東山魁夷の第二のふるさと信州を旅し、
《緑響く》が描かれた奥蓼科高原の御射鹿池（みさかいけ）も訪れ、今も変わらぬその風景を紹介。
番組には《夕静寂》や《残照》も登場。
「自分を導いてくれた画家」としての位置付け。
西村さんは、個性がない、インパクトがない、と言われることが多く、
「身近にあるもの」を伝えたいにもかかわらずそれがうまく伝わらず、
「インパクトのあるもの」をつくらなければいけないのか、と迷いが生じていた時、
「私は、異様なもの、誇張されたもの、大声でわめく作品を生み出したいとは思わない。
自然の中にあって、心静かに感じるものを素直に表現していきたいと願っている。」
という東山魁夷の言葉に後押しされ、「そのままでいい」という結論に至ったそうです。
「一頭の白い馬が私の絵の中にためらいながらちいさく姿をみせた。」
《緑響く》の白い馬が東山さんにみえるとも話していました。
ん～ なんか、わかる気がするな～ ヾ(￣ー￣)ゞ
また、今回の旅で作曲した「終わりなき夢」という曲をスタジオで演奏。
「蓼科高原のあの場所でに行った瞬間、このメロディがさぁ～っと生まれてきた。
作ったというより、生まれてきたものをスケッチしたという感じ。」と話していました。
やはりアーティストは違います。
心で感じたことを音で表現できるというのは、本当に素晴らしいことですね！(^_^)/
残念ながら、この曲は発売されていないようです。。。
- アーティスト: 西村由紀江
- 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
- 発売日: 2007/06/20
- メディア: CD
- アーティスト: 西村由紀江
- 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
- 発売日: 2006/09/13
- メディア: CD
- アーティスト: 西村由紀江
- 出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニケーションズ
- 発売日: 2005/11/16
- メディア: CD
信州
![[新幹線]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/32.gif){kind=small}
に行きたくなってきました♪(^_^)/～これまでの記事～
第１弾 「モネの庭」篇
第２弾 「ゴッホ・夜のカフェテラス」篇
第３弾 「北斎」篇
第４弾 「スーラ」篇
第５弾 「モナ・リザ」篇
第６弾 「セザンヌ」篇
第７弾 「ゴッホ ひまわり １・２」篇
第８弾 「フェルメール」篇
～お気に入り～
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°
東山さんの作品は静かなところで…わかります。
なんとなく無音が似合いますよね。
近代美術館は終わっているのね（;´_`;）
by ぽんこ (2008-06-12 07:28)
ついに東山魁夷さんがきましたね♪
私もこの絵は大好きです♡緑と馬の白がとっても印象的ですよね=＾-＾=
父が好きだったので本や展覧会でよく目にしていました。
展覧会、終わったんですね！Σ（￣□￣;）
今年は見忘れ続出です(^-^;
by kumimin (2008-06-12 10:17)
アクオスのCM いいですよね～！
大好きです。
by poyoyon (2008-06-12 17:16)
おぉ、ついに日本人が登場、と思いました。
長野の美術館は、ここを目当てに初夏の信州～なんていかが？
少し前に話題になった善光寺さんも近いことだし、ちょうどよい距離かも。
by pistacci (2008-06-12 21:35)
○ぽんこさん、nice!＆コメントありがとうございます(^o^)丿
東山さんの作品と向き合う時にわいわいがやがやでは・・・
美術館を出て「車がぶぅ～ん、排気ガスゴッホゴホッ」より、
「小鳥がピーチクパーチク♪」の方が風情がありますよね。
夏休みに信州、ちょっと魅力的かも♪ヾ(￣ー￣)ゞ
今回は「癒し系」の記事に仕上げてみました。(^_^)/
○kumiminさん、nice!＆コメントありがとうございます(^o^)丿
東京展、ちょうど街角激写団が千鳥ケ淵にお出かけしていた頃でしょうか。代表作勢揃いでとても混雑していたそうです。
東京展は終わってしまいましたが、長野展はこれからです♪
夏休みのお出かけにいかがでしょう？ヾ(￣ー￣)ゞ
○poyoyonさん、nice!＆コメントありがとうございます(^o^)丿
早いものでこのシリーズも第９弾だそうです。
フェルメール《真珠の耳飾りの少女》の次ということで
どんな作品を持ってくるのか今回は特に興味深かったです。
ここで《緑響く》、うまい選択だな～としみじみと。(^_^)
○pistacciさん、nice!＆コメントありがとうございます(^o^)丿
北斎に続く日本人二人目は東山さんでしたね。
信州といえば、小布施の北斎館も有名ですよね。
東山魁夷館と北斎館のハシゴというのはいかがでしょう♪(≧▽≦)ｂ
○yukitanさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
○TaekoLovesParisさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
by りゅう (2008-06-13 22:05)
東山 魁夷さんの緻密で繊細な絵に豊かな感性を強く感じます。
心静かに感じるものを素直に表現していきたいという境地に
入ってみたいです。
by いっぷく (2008-06-15 10:45)
○いっぷくさん、nice!＆コメントありがとうございます(^o^)丿
絵画、音楽、文章・・・
心で感じたことを素直に表現するということはとても難しいですよね。
感想記事を書いているとき、
文才、表現力、語彙力の乏しさと自分の無謀さ、馬鹿さ加減に、
歯がゆさ３００%です・・・(-_-;)
by りゅう (2008-06-15 22:44)
初めて知りました。。
東山魁夷（←字が難しくって・・やっと探したｗ）さんの絵って。。
幻想的でメルヘンティックで、とってもステキです～
因みに、壁紙、「残照」にしてみました。。。
狭苦しい我が家のパソコンの中だけ、別空間になりましたよ（＾０＾）
by チルチル・メチル (2008-06-16 09:42)
○チルチル・メチルさん、nice!＆コメントありがとうございます(^o^)丿
東山魁夷さんの作品は幻想的で癒されます♪ヾ(￣ー￣)ゞ
おおっ！！《残照》！！！o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o
ちょっと前に「美の巨人たち」で取り上げられていました♪
（http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/data/080412/）
○xml_xslさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
by りゅう (2008-06-17 23:48)
○naonaoさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
by りゅう (2008-06-21 02:28)
○Takさん、ＴＢありがとうございます(^ｏ^)丿
by りゅう (2008-07-12 10:25)
はじめまして。カミタク
http://homepage2.nifty.com/kamitaku/
と申します。
私が運営しておりますホームページ「温泉天国・鹿児島温泉紹介！」
http://homepage2.nifty.com/kamitaku/kagoonin.htm
内のサブ・コンテンツ「御射鹿池訪問記」
http://homepage2.nifty.com/kamitaku/NAGANO09.HTM
から、貴ブログ記事にリンクを張りましたので、その旨、報告申し上げます。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
by カミタク（リンク先は「御射鹿池訪問記」） (2010-02-19 23:00)
○カミタクさん、はじめまして。リンクありがとうございます(^ｏ^)丿
by りゅう (2010-02-20 21:52)