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国立西洋美術館 ~その4~ [07展覧会感想]

国立西洋美術館の常設展示を鑑賞しました。2月の無料開館日に続いて今年2回目の鑑賞です。しかーし、今回はパルマ展に予定していた以上に時間がかかってしまったため、駆け足での鑑賞となってしまいました。。。(^_^;)
国立西洋美術館の常設展示は9月から新館の改修工事行われるそうです。そのため工事中は本館のみでの展示に。巡回展も開催されるため、主要な作品を鑑賞するのは今しかないっ!という感じで気合を入れて鑑賞してきました。(そう言いつつ、時間配分におもいっきり失敗してるけど・・・)
ぐるっとパスから外れたのはこれが理由のようですね。ぐるっとパスは利用したことが無いし、ここは無料開館日があるから影響は無いけど。右は2月に鑑賞した時のチケットです。なにげな~く押したぐるっとパスのスタンプがにわかに愛しく思えてきました
この常設展示室、毎回新たな発見があります。
しかも最近では作品解説が付されるようになり、気軽に楽しめるようになりました。さらに公式サイトも図版と共に作品解説が付されており、予習復習にができるようになりました。従って、専門知識が無くても十分楽しめるよう配慮されています。
今回の鑑賞でビックリしたのは、比較展示まで行われていたこと!!Σ(ヾ ̄▽ ̄)ヾ!!


グイド・レーニ《ルクレティア》
パルマ展鑑賞後ということで、いつも以上にこの作品が気になりました♪
シリアスな場面にもかかわらず穏やかな柔らかい表情に魅了されました。 


アードリアン・イーゼンブラントに帰属 《玉座の聖母子》
2005年度の新収蔵品だそうです。優しく、温かく、柔らかく。でもキッチリ。小さい作品ですが存在感があります。またまたお気に入り作品が増えました♪作品も凄いけど、額縁凄すぎ!!(≧▽≦)b 


カルロ・ドルチ《悲しみの聖母》
これ、大好きです♪青色好きにはたまらない作品。(^¬^)
こちらも展示室でピカ~ンと光り輝いています


マリー=ガブリエル・カペ《自画像》
カペさんの自画像をデジカメで撮影していたところ、通りすがりのスタッフのお姉さんに『撮影禁止ですっ!』と強い口調で注意を受けてしまいました!!ヽ(。_゜)ノ へっ?
『常設展示は大丈夫なんですよねぇ、ノンフラッシュ・手持ちで。』と言うと、はっと思い出したかように『あっ、フラッシュなしで・・・ はい、すみません・・・』と言ってそのままスタスタと行ってしまいました。( ゜.゜) ポカーンいえいえ、、こっちのほうが焦りますから・・・(^_^;)(つーか、散々撮りまくってるのに、何故、今更ここで・・・)これって、ブログの貴重なネタかも~(笑)不敵にほほ笑むカペさん、さすがに今回は苦笑いしていたような気がしました。。。。。


ピエール=オーギュスト・ルノワール
【左】《木かげ》
 西美のルノワールで一番好きな作品。※残念ながら今回は貸し出し中でした。。。
【中】《アルジェリア風のパリの女たち(ハーレム)》
 ドラクロワの《アルジェの女たち》にヒントを得て描かれたもので、初期の代表作だそうです。
【右】《帽子の女》
 「真珠色の時代」の作品。同じモデルを同じ服装で、斜め後ろから捉えた作品がアメリカのメロン・コレクションにあるそうです。


カミーユ・ピサロ 《収穫》
この作品、大好きです!キャーq(≧∇≦*)(*≧∇≦)pキャー


クロード・モネ《睡蓮》
松方コレクションを代表する作品のひとつ。西美の代名詞的存在かな。
この睡蓮はあまり好きではないけれど・・・・・
あっ、でも、この作品の前で30分以上突っ立ってたことがあります♪


ジャン=マルク・ナティエ《マリ=アンリエット=ベルトレ・ド・プルヌフ夫人の肖像》
モデルを川ないし泉の精に擬して描いているそうです。


ダンテ・ガブリエル・ロセッティ《愛の聖杯》
ロセッティの円熟期を代表する作品のひとつ。

今回は『優美』な作品を中心に鑑賞しました♪(^_^)/

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常設展示室 一部閉館のご案内
2007(平成19)年9月14日(金)から2009(平成21)年3月(予定)までの期間、新館の設備改修工事を行います。それにともない常設展示室の一部(新館)を閉館し、本館のみの開館とさせていただきます。また、本館のみの常設展に向けて展示替えを行うため、2007年9月3日(月)から9月13日(木)まで、全館休館いたします。

国立美術館巡回展「国立西洋美術館所蔵ヨーロッパ美術の精華」―神々と自然のかたち―(会場:姫路市立美術館、松本市美術館)開催のお知らせ
姫路市立美術館(会期:平成19年11月4日(日)~12月2日(日)、松本市美術館(会期:平成19年12月11日(火)~平成20年2月3日(日))を会場に、国立美術館巡回展「国立西洋美術館所蔵ヨーロッパ美術の精華」―神々と自然のかたち―を開催致します。詳しくは各美術館ホームページをご覧ください。
 姫路市立美術館(http://www.city.himeji.hyogo.jp/art/
 松本市美術館(http://www.city.matsumoto.nagano.jp/artmuse/

FAQ:作品の模写・撮影(含デジタルカメラ)はできますか?
本格的な模写はできません。当館が所蔵する作品(常設展示作品)については、写真撮影は可能です。ただし、フラッシュと三脚は使用できません。また、展覧会等で他の美術館等から借用した作品の撮影は一切禁止しています。
                                           ~公式サイトより~

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国立西洋美術館本館、世界文化遺産候補に…仏政府持ちかけ
東京・上野公園にある国立西洋美術館本館が世界文化遺産の推薦候補に浮上している。  同館はフランス人建築家ル・コルビュジエの設計で、世界各国のコルビュジエ作品をまとめて世界遺産に推薦することを検討しているフランス政府から、文化庁や同館に話が持ち込まれた。「それまでは『世界遺産に』という議論はまったくなかった」(同庁記念物課)建物だが、関係機関は“千載一遇のチャンス”と前向きな姿勢を見せている。  国立西洋美術館は、1951年のサンフランシスコ講和条約で仏政府の所有とされた絵画などの返還を受け入れる施設として、59年3月に完成。国内唯一のコルビュジエ作品だ。  文化庁によると、仏政府はフランス、スイス、ドイツ、ベルギー、アルゼンチン、インド、日本の7か国計23件の作品について、「ル・コルビュジエの都市建築作品」として世界遺産登録を目指しているといい、今年3月に在日フランス大使館から共同推薦を依頼する文化庁長官あての書簡が届いた。7か国連名で来年2月までに国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)に推薦したい意向だという。 - 読売新聞 [09/03(月) 14:14]

http://www.so-net.ne.jp/news/cgi-bin/article.cgi?gid=cul&aid=20070903i107


9月3日の読売新聞夕刊1面に写真つきで掲載されていました。

読売新聞(http://www.yomiuri.co.jp/tabi/news/20070903tb0a.htm

  

国立西洋美術館

 国立西洋美術館(http://www.nmwa.go.jp/index-j.html

 

 国立西洋美術館 ~その1~
     〃      ~その2~
     〃      ~その3~
 番外編 西美のモネをいくつか

 


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コメント 14

くみみん

こんにちは。
この美術館はいいですよね。
常設展の充実がすごいです=^-^=
カルロ・ドルチの「悲しみの聖母」、わたしも大好きです。美しいですね♡
しばらく休館なんですね。そう言われるといきたくなっちゃう♪
by くみみん (2007-09-16 12:29) 

いっぷく

日本の美術館の所蔵品は質が高いですね。
関係者の見識が高くて先見性を持ってコレクションをしているようですね。
西洋美術品でも国宝指定しちゃって今後の流出を避ければいいと思いますが無理なのかな。
by いっぷく (2007-09-16 14:38) 

ぽんこ

常設展だけでも盛りだくさんだよね。
美術展行く前には体力つけなくちゃいけないのだ。
by ぽんこ (2007-09-16 16:05) 

naonao

フランス政府から世界遺産に登録が持ちかけられたって変な感じですけど、世界遺産になったらますますすごい数の観光客が押し寄せそうですね。無料の日に久々に常設展でも観にいきたくなりました。
by naonao (2007-09-16 21:11) 

TaekoLovesParis

6月に常設を見たので、見覚えのあるものが多くうれしかったです。
玉座の聖母子、目だっていましたよね。赤い衣装のドレープがはっきり。
品格のある絵ですね。
最近、定期的に収蔵品がふえているようで、うれしいですよね。
建物が世界遺産に、そうですか~いいことですね。大切にされますものね。
by TaekoLovesParis (2007-09-16 21:36) 

shamon

あ、西美所蔵作品はフラッシュなしなら撮影はいいんだ~。

青の画家なら最近は「ベクシンスキー」がお気に入りです。
見るのにかなり勇気が要りますが^^;。
名前のところにそのエントリ入れておきますね。
by shamon (2007-09-17 00:13) 

pistacci

撮影がOKというのは、知りませんでした。
とてもきれいにとれてますね。
カペの自画像の青もいい色ですね。
by pistacci (2007-09-17 01:59) 

りゅう

>kumiminさん、こんにちは。nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
《悲しみの聖母》いいですよね、毎回見入ってしまいます♪
現在は本館のみで展示されているようですが、11月からは巡回展に出てしまうようなので、楽しむには来月中旬までということでしょうか。
新館に展示されていた作品が本館ではどのように観えるのかちょっと気になります♪来月は都美のフィラデルフィア美術館展を鑑賞予定なので、ちょっと寄ってみようかな~なんて考えています。ヾ( ̄ー ̄)ゞ

>いっぷくさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
国立西洋美術館のベースは印象派を中心とした旧松方コレクションですが、オールドマスターも充実しています。新収蔵品も魅力的なものばかり♪
ピカソやミロ、ポロックもあるんですよ~(≧▽≦)b

>ぽんこさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
美術展は映画と違って自分が動かなくてはならないので体力いりますよね!昨年、お昼を抜いて4箇所ハシゴした時、ベルトの穴が2つも!!Σ(ヾ ̄▽ ̄)ヾ!!
常設展は空いているので、好きな時にいつでもソファーに座って休んだり、図録を読んだり。私にとって企画展の後の常設展は癒しの空間です!!
by りゅう (2007-09-17 10:40) 

りゅう

>naonaoさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
国立西洋美術館は建物そのものが芸術作品ですからね~
世界各国のコルビュジエ作品をまとめて世界遺産に推薦するためだそうで、「国立西洋美術館本館」の世界遺産暫定リスト登録が決定したそうです。
天井に自然光を取り入れる穴があったり、吹き抜けから見下ろしたり、展示室もなかなか面白いですよね!(^_^)/

>TaekoLovesParisさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
《玉座の聖母子》は昨年の秋に初めて観ました。その特は上手く撮れなかったのですが、今回はそれなりに見れるかな~なんて。ヾ( ̄ー ̄)ゞ
とても小さな作品ですが、綺麗な三角形と安定感、緻密で繊細な描写が大好きです♪(^_^)/
by りゅう (2007-09-17 10:53) 

りゅう

>shamonさん、こんにちは。コメントありがとうございます(^o^)丿
画像見てきました~・・・Σ(ヾ ̄▽ ̄)ヾ!!
インパクトあり過ぎです♪(笑)
青といえば、やっぱりフェルメール・ブルーですよ~(≧▽≦)b

>pistacciさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
常設展示は撮影可です。唐突に注意されるとドキッっとします・・・
(そもそもルール守ってるし、他にも撮ってる人いたじゃん・・・ぶつぶつ・・・)
カペさんの青は綺麗ですよ~O(≧∇≦)O イエイ!!
オートで大雑把に撮っていたので、微妙な色合いが死んでしまいました・・・
機会があれば、是非、実物をチェックしてください。(^_^)/
by りゅう (2007-09-17 11:10) 

りゅう

>muu+さん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
by りゅう (2007-09-23 21:11) 

りゅう

>りんこうさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
by りゅう (2007-09-28 20:23) 

りゅう

○kinngyoさん、はじめまして。nice!ありがとうございます(^o^)丿
by りゅう (2008-08-24 23:03) 

りゅう

○kiyoさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
by りゅう (2011-05-01 22:00) 

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