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特集陳列 黒田記念館 黒田清輝の作品 I [07展覧会感想]

東京国立博物館で開催されていた特集陳列 黒田記念館 黒田清輝の作品 I」を観ました。

この特集陳列は、独立行政法人国立博物館と独立行政法人文化財研究所の統合を記念して行うものです。
東京文化財研究所は、美術に関する学術的調査研究と研究資料の収集を目的として、昭和5年(1930)、黒田記念館内に開設された帝国美術院附属美術研究所を前身としています。黒田記念館は、黒田清輝(1866~1924)の美術奨励の遺志にもとづき、彼の作品と遺産の一部が国に寄贈されたことを受けて昭和3年(1928)に竣工された施設です。当初より、彼の画業を顕彰するための「黒田記念室」が施設の2階に設けられ、寄贈作品が陳列されてきました。
現在、黒田記念館では毎週木曜日と土曜日の午後1時から4時まで作品を公開しています。今回の特集陳列では、これまで以上により多くの方々にご覧いただくために、黒田の代表作である「湖畔」(重要文化財)を始めとして、フランス留学時代から晩年までに制作された作品から油彩画14点と素描8点を選び、黒田芸術のエッセンスを紹介いたします。(東京国立博物館HPより)

こちらは特集陳列のため、

所蔵作品展のチケットで観ることが出来ます。

って、当然ですよね~

そもそも黒田記念館は無料ですから。

それも、隣りの建物から持ってきただけ。

黒田記念館、なかなか素敵ですよ♪

宣伝とかほとんどしていないのに、

そこそこ人が入っているし。(通好み!?)

建物も素敵ですし、夜間ライトアップもあります。

 

一昨年、黒田記念館を訪ねた時の感想記事はこちら。
http://blog.so-net.ne.jp/ryuu/2005-11-24


 

どうせなら、東京国立博物館の《舞妓》《読書》も一緒に展示してくれれば良かったのに。

《舞妓》は確か一昨年の春(ちょうど今頃)、本館の所蔵作品展で鑑賞したと記憶しています。(違ったかな???)この作品は印象派かぶれの見応えのある素晴らしいもの。《読書》もいつだったかは覚えていませんが、鑑賞したことがあります。

 

おっ、『Ⅰ』とある・・・ Σ(ノ°▽°)ノハウッ!

ということは、『Ⅱ』もあるのでしょうか???

今回の陳列には《智・感・情》《赤髪の少女》《編物》がないし。。。


 

東京国立博物館(http://www.tnm.jp/

平成館企画展示室 2007年4月10日(火)~2007年5月6日(日)

 

黒田記念館(http://www.tobunken.go.jp/kuroda/index.html

 


東京藝術大学大学美術館で開催されている「パリへ-洋画家たち百年の夢 ~黒田清輝、藤島武二、藤田嗣治から現代まで~」展に5月22日から黒田清輝《湖畔》が展示されます。
って、またもすぐそこじゃん!!
台車でゴロゴロって運ぶのかな?まさかスタッフが重文を担いで? イヤイヤ  へ(* ̄ー ̄)>

 

「パリへ-洋画家たち百年の夢 
 ~黒田清輝、藤島武二、藤田嗣治から現代まで~」

2007年4月19日(木)~6月10日(日)

東京藝術大学大学美術館(http://www.geidai.ac.jp/museum/

日経イベントガイド(http://www.nikkei-events.jp/art/paris.html

東京芸術大学創立120周年を記念し、東京美術学校とその後身の東京芸術大学卒業生と教員による名作約100点を通して、日本固有の「洋画」というジャンルの歩みを振り返るとともに、その将来を見つめます。
気鋭の画家としてパリから帰国した黒田清輝は、明治29(1896)年東京美術学校に西洋画科が新設されると、その指導的立場に就き、美術団体「白馬会」の設立とも併せて、日本の洋画壇を形成していきます。以降、1900年のパリ万博参加を契機として、画家たちは新しい表現と思想を求めてパリをめざし、その成果と葛藤は日本の洋画壇に大きな影響を与えてきました。留学を終えて帰国した和田英作と浅井忠は、後進の育成に邁進しました。また藤島武二、梅原龍三郎や安井曾太郎は、西洋画の伝統に日本の感性を融合させた独自の表現世界を展開します。1920年代以降は、パリ画壇の寵児となった藤田嗣治をはじめ、画家たちは国際性と個性の両立を模索しました。そして洋画家たちの挑戦は現在も続きます。
明治から平成まで、パリへ渡った洋画家たち百年の夢の軌跡をたどります。
                                        (日経イベントガイドより)


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ぽんこ

蚊取り線香のCMにこういう構図があったような(・_・)
迫力ありそうな絵ですね。
絵を移動しているシチュエーションって美術鑑賞している時は
あまり想像しないなぁ。さすがりゅうさん!!
by ぽんこ (2007-05-21 22:55) 

りゅう

>ぽんこさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
蚊取り線香のCM・・・(o_ _)ノ彡☆バンバン ギャハハハ
後ろで花火があがってそうですね♪
『受胎告知』はわざわざ輸送過程までネットやテレビで公開していました。
石を投げたら届くような距離でも専門業者が車で厳重に運ぶのでしょうか。
『湖畔』は重要文化財ですからね~、ちょっと気になりました♪(^_^)
by りゅう (2007-05-21 23:41) 

パリジェンヌ

初めまして!検索していたら、こちらのブログに辿り着きました。アートしかもPARISやフランス色が豊富で素敵です☆
さて突然、大変、申し訳ないのですが昨年NHKで放送されたフランスの放送を録画されているとの事でビデオに撮らなかった事を今でも激しく後悔しております。
もし宜しければ御礼は必ず致しますのでダビングさせて頂けないでしょうか?コメント欄に記してしまい大変、申し訳御座いません。
by パリジェンヌ (2007-05-22 13:39) 

くみみん

こんにちは。
黒田清輝さんの絵、きれいですよね。
絵の移動、きっと職員が背中に背負って持っていくんですよ(≧▽≦)b風邪でも吹いたら…(^-^;
先日、ユニマット行ってきましたよ。貸し切り状態で見ました。シャガールとエコール・ド・パリもおもしろかったんですが、「アンドリュー・ワイエス展」もやっていてよかったです♡
by くみみん (2007-05-22 15:34) 

りゅう

>パリジェンヌさん、初めまして。コメントありがとうございます(^o^)丿
これでも一応法律を齧っておりまして。。。
お力になれず申し訳ございません。ぺこ <(_ _)>
局に再放送のリクエストをしてみてはいかがでしょうか。
私も『夢の美術館』等録画し忘れたものが多数あります。
せめてNHKアーカブスの公開ライブラリーで視聴させてくれないかな~(^_^)
by りゅう (2007-05-22 22:51) 

りゅう

>kumiminさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
背負っちゃいますか~!!躓いたら。。。(怖)
やっぱり、じゃんけんで負けた人が。。。Σ(ヾ ̄▽ ̄)ヾ!!
ユニマット行かれましたか。おぉ~貸切状態!!(興味津々)
世田谷の岡本太郎展の招待券(戴きもの)がありますが、
日程がかなり厳しくなってきました~(T_T) ウルウル
by りゅう (2007-05-22 22:58) 

りゅう

>TaekoLovesParisさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
by りゅう (2007-05-22 23:00) 

パリジェンヌ

隆さん。こんにちは!
ご丁寧に返信ありがとうございました。そして貴重なスペースお借りしてしまって申し訳御座いませんでした。
美術や美術館について、とても詳しく書かれていて勉強になるブログなので改め熟読させて頂きます!!
年に1回はフランスへ1人旅しているので今後共、宜しくお願い致します♪
by パリジェンヌ (2007-05-23 11:39) 

りゅう

>パリジェンヌさん、こんばんは。コメントありがとうございます(^o^)丿
年1回のフランス旅行、素敵ですね~!
羨ましいです!!(^o^)丿
フランス・・・・・・訪ねたい美術館がいっぱいです♪ヾ( ̄ー ̄)ゞ
by りゅう (2007-05-23 21:56) 

ぽぽ

こんにちは。特集陳列 黒田記念館 黒田清輝の作品 I 見ました。ダ・ヴィンチの為に東博に行ったのですが、こんな展示がやってるとは全く知りませんでした。棚からぼた餅でした。パンフレットにも載ってますが、素描「野辺図画稿」の完成作であるポーラ美術館所蔵「野辺」が東京藝術大学大学美術館のパリへ-洋画家たち百年の夢に出てるんです!同時期に上野で展示されるなんてびっくりでした。一緒の展示で見たかったな。パリへーは想像以上の素晴らしい展覧会でした。教科書で見る名作の数々に最近収蔵されたとみられるラファエル・コランの傑作が!つい数年前まで富士カントリー株式会社が所有していたのにまとめて購入したのでしょうか。かなり美術品を持っていたので富士カントリーの美術品散逸が心配です。

話変わりまして18日(金)に名古屋の岡崎市美術博物館「シュルレアリスム展 謎をめぐる不思議な旅」、名古屋ボストン美術館「子どもの世界」、大一美術館「エミール・ガレ展+特別展示 ルノワール」、愛知県美術館「若冲と江戸絵画」、名古屋市美術館「ダリ展」を見てきましたー。疲れましたー。時間帯や運がよかったのもありますが、どれも東京の異常な混雑とはかけ離れた見易さでした。17時前に入ったのですが、若冲のあの屏風なんて東京展はガラスにぴったり張り付いて右からちびちびしか進めなかったのに愛知会場はなんとこの屏風の前に2~3人...東京展なんてどんな時間帯でもこうはならないですよね。覚悟して行ったので拍子抜けしてしまいました。シュルレアリスム展は大作「現実の感覚」と「レディ・メイドの花束」が向かい合わせに展示されていてその間で何度も前後振り返って見ました(笑)。

名古屋市美術館のダリ展は20時までやってる夜間開館中に行きました。さすがにこちらは結構な人でしたね。といっても2重3重の人垣はできず全ての作品に人がたかってるって感じ?なのですらすら見ることができました。こちらに国内からは大阪市立近代美術館[仮称]、広島県立美術館、長崎県美術館の3館からも出ていました。長崎県美術館のダリは今後の巡回先の「シュルレアリスム展 謎をめぐる不思議な旅」にも出ますね。埼玉県立近代美術館などには並ばなかったのはここに出てるからだったんですね。宇都宮美術館で開催されている「シュルレアリスムと美術」に愛知県美術館所蔵のデルヴォーの「こだま」が展示されていたのですが、この作品は宇都宮会場のみで横浜美術館と豊田市美術館に巡回の際は「シュルレアリスム展 謎をめぐる~に貸し出されるんです。何か面白いですよね。あっち行ったりこっち行ったり。シュルレアリスムの展覧会が国内で3つ同時開催なのでこの3つをみれば本当国内のダリほとんど見られることになりますね(笑)。
by ぽぽ (2007-05-23 23:33) 

ミカチ

黒田記念館、一度行ってみたいです。建物が重厚なつくりで素晴らしいですね。
by ミカチ (2007-05-24 03:14) 

りゅう

>ぽぽさん、コメントありがとうございます(^o^)丿
藝大美術館の展覧会、前期《智・感・情》後期《湖畔》のようですね。
若冲ファンの方は京都に集結しているようなので、愛知は狙い目なのかもしれません。どちらも行けません。。。

>ミカチさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
黒田記念館は開館日時がかなり限定的ですが、上野公園にお出かけの際、ついでに立ち寄るにはちょうどいいかもしれません♪
入場無料ですからね~(^_^)
by りゅう (2007-05-24 21:13) 

pistacci

黒田記念館、だいぶ前に芸大の美術館をみたついでに(!)行きましたが、あの「湖畔」が、こんなに簡単にみられちゃうの!?って
おどろいた覚えがあります。切手も、もっているんです。
教科書にも載っていた絵を実際にみることができた感動は、大きかったです。
by pistacci (2007-05-26 09:37) 

りゅう

>pistacciさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
重要文化財のあの「湖畔」がついでだなんて。。。(* ̄m ̄) ププッ
黒田記念館は無料ということで、どうしてもついでになっちゃうんですよね~
今回は東京国立博物館での展示でした。
つまり・・・ヾ( ̄ー ̄)ゞ
by りゅう (2007-05-26 21:04) 

いっぷく

だいぶ以前の話ですが黒田清輝の湖畔が記念切手になっていて、
思わず買ったことあります。どうも近代美術シリーズとかの記念切手だと
使えずに保管してしまいます。
by いっぷく (2007-05-30 20:52) 

りゅう

>いっぷくさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
『夏休みは箱根に行こうかな?』この絵を観るといつもそういう気持ちになります♪
おぉ、記念切手をお持ちですか~、実物との対面はとても感慨深いものとなるのではないでしょうか。今度は是非、本物の凄さを実感してください♪
見応えありますよ~(≧▽≦)b
by りゅう (2007-05-30 22:17) 

りゅう

>naonaoさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
by りゅう (2007-06-04 22:20) 

りゅう

>plotさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
by りゅう (2007-06-08 22:52) 

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