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絵画の見かた 西洋美術史入門 [アート]

先日読んだ本です。

池上先生の本は丁寧な文章で読みやすく、とてもわかりやすいです。

西洋美術入門 絵画の見かた

西洋美術入門 絵画の見かた

  • 作者: 池上 英洋
  • 出版社/メーカー: 新星出版社
  • 発売日: 2013/04/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

内容紹介
本書は、フェルメール、ミレー、ルノワール、クリムトなどの名画の中にある隠されたテーマ、驚くべき超絶技巧などのひみつを、実際の絵を見ながら解き明かしていく鑑賞者のための西洋絵画入門書です。「名画対決」では、レオナルドVSミケランジェロ、モネVSクリムトなど二人の巨匠から共通テーマを取り上げ解説。入門書として必須のモザイクなどの技法の解説、西洋絵画史も資料として掲載。
内容(「BOOK」データベースより)
隠れたメッセージ、巨匠たちの超絶テクニック、傑作のウラ側…思わずうなる、名画のマル秘話が満載。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
池上/英洋
美術史家。東京造形大学准教授。東京芸術大学大学院修士課程修了。恵泉女学園大学、國學院大學を経て現職。専門はイタリアを中心とする西洋美術史・文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

~目次~
はじめに
巨匠たちの超絶技巧対決
第1章 隠れたメッセージを探る 名画のひみつ
第2章 テーマで読み解く 名画対決
第3章 西洋絵画を彩る 技法の話

よくわかる名画の見方

よくわかる名画の見方

  • 作者: 池上 英洋
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2013/02/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

内容紹介
本書は、名画をより深く楽しめるようになる一冊。
受胎告知や最後の晩餐などのキリスト教絵画。美しい花々を描いた絵や抽象画。誰かの姿を描いた人物絵。描かれたモチーフの美しさや、素敵な色づかいを楽しむことは、名画を楽しむ基本ですが、どのような意味が込められているのかを知れば、その作品の面白さはさらに深くなります。
美しく印刷された250点超の名画を、鑑賞のヒントとなる100のキーワードにわけて解説します。
◎第1章 シンボルとアレゴリー(花と果実、窓、食事、天使…)/第2章 主要な主題(天地創造、受胎告知、キリストの復活、聖母子とピエタ、ヴィーナスの誕生…)/◎第3章 技法とジャンル(フレスコ、油彩画、風景画、静物画、自画像…)/◎第4章 時代区分(様式)(ルネサンス、バロック、ロココ、印象派、フォービズムとキュビスム…)
内容(「BOOK」データベースより)
あの絵は、なぜ描かれたのか?人気の西洋美術史家が名画に隠された秘密を教えます。250点超の名画を収録。
著者について
美術史家
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
池上/英洋
美術史家。東京芸術大学卒、同大学院修士課程修了。もと恵泉女学園大学人文学部・國學院大學文学部准教授。専門はイタリアを中心とする西洋美術史・文化史

川口/清香
フリーライター、編集者。恵泉女学園大学人文学部卒

荒井/咲紀
國學院大學大学院文学研究科(史学専攻)に在籍。専門は西洋美術史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


~目次~
はじめに
第1章 シンボルとアレゴリー
第2章 主要な主題
第3章 技法とジャンル
第4章 時代区分(様式)


採り上げ方は異なるものも、採り上げている作品や解説の内容は結構似ている。
どちらか1冊読めば十分ではあるが、2冊とも読めば視点が変わり理解も深まる。

一点ものの展覧会などで、展示室又はスペースを区切って解説コーナーが設けられ、
特定の作品の詳細な解説パネルが掲示されていることがある。
それがそのまま本になったかのよう。

西洋美術史入門 (ちくまプリマー新書)

西洋美術史入門 (ちくまプリマー新書)

  • 作者: 池上 英洋
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2012/02/06
  • メディア: 新書

内容説明
名画に隠された豊かなメッセージを読み解き、絵画鑑賞をもっと楽しもう。確かなメソッドに基づいた、新しい西洋美術史をこの1冊で網羅的に紹介する。
内容(「BOOK」データベースより)
名画にこめられた豊かなメッセージを読み解き、絵画鑑賞をもっと楽しもう。ヨーロッパの中高生も学ぶ、確かなメソッドをベースにした新しい西洋美術史の教室へようこそ。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
池上/英洋
1967年広島県生まれ。東京芸術大学卒業、同大学院修士課程修了。恵泉女学園大学人文学部准教授を経て國學院大學文学部准教授。専門はイタリアを中心とする西洋美術史・文化史。レオナルド・ダ・ヴィンチをはじめ、中世からバロック時代の芸術の分析を通じて、社会構造や思想背景を明らかにする方法に定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


~目次~
はじめに
第1章 美術史へようこそ
第2章 絵を“読む”
第3章 社会と美術
第4章 美術の諸相
第5章 美術の歩み
おわりに
さらに学びたい人へ


西洋美術史の入門書。
プリマー新書なのでメインターゲットは中高生だが、もちろん大人もOK!

とても印象に残ったのは、第3章「2 トビアスの冒険‐ルネサンスを開拓させた金融業」。

その主題がなぜ選ばれ、なぜ好まれたのか。
当時の社会情勢はどのように影響しているのか。

一般的に絵画の入門書によくあるのは、画家、作品、そこに描かれた内容、技法。
美術史ではその背景に踏み込む。

絵画の入門書はいろいろ読んでいるが、
美術史の入門書はほとんど手を出したことが無いので、
一歩深く入り込んだ気がしてワクワクした。

西洋美術史入門・実践編 (ちくまプリマー新書)

西洋美術史入門・実践編 (ちくまプリマー新書)

  • 作者: 池上 英洋
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2014/03/05
  • メディア: 単行本

内容(「BOOK」データベースより)
美術品の「物理的側面」と「精神的側面」を鑑賞しその社会性を読み解く、これが美術史の実践です。本書ではエジプト美術から現代絵画まで多くの実践例を紹介。前著『西洋美術史入門』から、もう一歩奥の世界へ誘います。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
池上/英洋
1967年広島県生まれ。東京芸術大学卒業、同大学院修士課程修了。東京造形大学准教授。専門はイタリアを中心とした西洋美術史・文化史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

~目次~
はじめに
第1章 ひとつの作品をじっくりと読んでみよう
第2章 美術作品の何を見るか-一次調査と「主題と社会」
第3章 さまざまな視点-美術品と社会の関わりをみる実例から
第4章 まとめ
おわりに


第3章3の「どこまでが修復か-修復や保存の場面から考える」

カマッジョーレのキリスト磔刑像の修復は衝撃的だった。

正直、別物。

宗教観の変化とそれによる造形表現の変化。

当初の姿が約50年、加筆後の姿が約800年。

美術品として、信仰の対象として、どう捉えるべきか。

修復の必要性とは???

その範囲とは???

正しいとか誤っているとか、良いとか悪いとか、好きとか嫌いとかということではなく・・・


難しい。


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コメント 3

kuwachan

見方が分かるとより一層楽しめますよね^^
とは分かっているのですが、なかなか(^^ゞ
by kuwachan (2014-06-06 12:56) 

りゅう

○kuwachanさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
描かれた当時の人たちにとっては当然のことであっても、私たちにとってはチンプンカンプンなことって多いですよね。
そこがわかるようになるといっそう楽しめるようになり、常設展示等で何度も目にしている作品も新鮮に見えてきます♪ヾ( ̄ー ̄)ゞ

○ぽんこさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿

○にいなさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿

○TaekoLovesParisさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿

○naonaoさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿

○makimakiさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿

○machitanさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
by りゅう (2014-06-10 22:32) 

りゅう

○Inatimyさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿

○miyokoさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿

○ネオ・アッキーさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
by りゅう (2014-07-07 21:47) 

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