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ポール・セザンヌ《サント=ヴィクトワール山》 [アート]

セザンヌきましたね~ キャーq(≧∇≦*)(*≧∇≦)pキャー

TVCM「世界の名画」シリーズ第6弾。AQUOS(「セザンヌ」篇)

ボルティモア美術館所蔵の《ビベミュの石切場から見たサント=ヴィクトワール山》です。

いや~これは全く予想していませんでした。
い、いえ、全くってわけではないんですよ。(;^_^ A フキフキ

さて、次は?????
 セザンヌ? マティス? フェルメール? (* ̄∇ ̄*)エヘヘ
おっ、ルノワールも忘れてはいけませんね!
楽しみ、楽しみ♪(^_^)

1月のスーラの記事のとき、このように最後を締め括っていますので。

でも、実際のところは、
北斎で富士山が出た時点でもう山は無いだろうと高を括っていました・・・(・_・;)
個人的には美しさで富士山に勝る山はない!と考えていますので。。。

~CMの解説~
吉永小百合さんの、AQUOS名画シリーズ第6弾は、「セザンヌ」です。セザンヌが、80枚以上描いたといわれるサント・ヴィクトワール山。その絵画と現在の風景により、AQUOSの高品質・高画質を伝えます。
~新聞広告~
故郷のこの山を80枚以上も描いた、セザンヌの「なぜ?」。
 セザンヌの画集を開くと後半に何回も登場するのが、この山の姿です。有名な、というよりもセザンヌの絵画によって有名になった「サント・ヴィクトワール山」。雪山と見間違いそうな山肌の白さは石灰岩質によるもので、朝夕の、季節ごとの光で変化するその姿を、セザンヌは飽くことなく描きつづけました。
 セザンヌは、同時代の、また20世紀を代表する多くの画家から尊敬された画家でした。モネやルノワールといった仲間から高く評価され、後のゴーギャンやピカソにも多大な影響を与えました。ピカソは「僕の先生」とも「みんなの父」とも呼んでいたそうです。20世紀絵画の父、セザンヌが描いた、母なる故郷の山。右の絵にも、ピカソらのキュビスムのさきがけとなった、自然を幾何学的なかたちに把握する表現が見られます。
 近代絵画の最高峰とまで呼ばれるセザンヌですから、名声に包まれた人生を想像します。 しかし、世間に知られるようになったのは、56才ではじめての個展を開いてからだそうです。その頃はすでにパリを離れ、プロヴァンスの故郷で制作に没頭していました。なかでもこのサント・ヴィクトワール山を、油彩と水彩で合わせて80枚以上描いています。セザンヌは最晩年まで「自然に即して勉強しています」といい、「自然から受けた強烈な感動」を表現することこそ芸術の目標と考えました。その目標へ、繰り返し故郷のこの山を描くことで挑み続け、そしてその孤高の到達点は、20世紀絵画を予言するものとなったのです。
 今回のアクオスのCMは、セザンヌの愛したこの山と、いまも生前のままに残るアトリエで撮影されました。CMでは、セザンヌ特有の筆触(タッチ)を細部まで、また自然のサント・ヴィクトワール山の威容をハイビジョン画質でお伝えしています。光で変化するこの山の姿が、フルスペックハイビジョンのアクオスでごらんになれば、まるで現地に立っているかのように迫り来ます。それは、液晶技術の可能性を追求しつづけるシャープが実現した、自然そのままの「美」の世界。ぜひ、あなたもご体験ください。
●サント・ヴィクトワール山を描いた、その他の作品をホームページで紹介中。

SHARP(http://www.sharp.co.jp/index.html
※広告ライブラリーでCMを見ることができます。

SHARPさんの広告ライブラリーがパワーアップしました!
過去にCMで紹介された作品についても、
伊東順二先生※の丁寧な作品解説つきで画像が掲載され、
とても気合が入っています。(・_・)/ハッ。
※昨年の『世界遺産 フランス縦断の旅』(NHK)に出演されていた方です。

ということで画像は省略。。。というわけにもいきませんかね。。。ははは(^_^;)

 

では、お近くのセザンヌでーす♪
※G線上アリアに喧嘩を売っているわけではありませんが、
 ここのBGMはパッヘルベルのカノンでお願いします♪(^_^)


《サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール》(ブリヂストン美術館蔵)


《ガルダンヌから見たサント=ヴィクトワール山》(横浜美術館蔵)

私のお気に入りはブリヂストン美術館の作品。
何時間でも向き合うことが出来ます!!
2005年7月、
この2点を比較鑑賞すべくブリヂストン美術館と横浜美術館をハシゴしました。( ̄ー ̄)v

※ここでパッヘルベルのカノンおわり。(^_^)

 

こちらは今年の2月にオルセー美術館展で鑑賞したもの。


《サント=ヴィクトワール山》(オルセー美術館蔵)

 

こちらはフィラデルフィア美術館所蔵のもの。


《デ・ローヴから見たサント=ヴィクトワール山》(フィラデルフィア美術館蔵)

7月から始まるフィラデルフィア美術館展ではセザンヌの作品が3点公開されるそうですが、
残念ながらサント=ヴィクトワール山は来日しないようです・・・
ちなみにモネのポプラ並木は六本木、京都、上野と回るようですね。
なんか行ったり来たり大変だな~ヾ( ̄ー ̄)ゞ

 

さて、次は??? /( .― .)\ はて? 

あまり分析的なことはしたくないのですが、今回はやっちゃいましょう!(≧▽≦)b
※300%私の主観です。
まず、基本は日本国内での一般的な知名度。やはり印象派中心ということになるのでしょう。北斎は勿論日本を代表する画家ですし印象派に影響を与えたという点を考慮しマクロで捉えると、前回の《モナ・リザ》以外は全て印象派関連。《モナ・リザ》レオナルド・ダ・ヴィンチ《受胎告知》の日本初公開に合わせた例外と位置付けるべきでしょうね。
これまでのところ、どうやら撮影場所はフランス又は日本国内のようですね。
あまり関係はないのかもしれませんが、ベルヌ等に照らし合わせると今のところは全て保護期間が終了したものなんですよね。マティスでニースの礼拝堂とか見たかったんですが、確か、戦時加算を含めるとまだ保護期間は終了していませんし、宗教色の強いものはやはりCMとしては厳しいでしょう・・・シャガールもビミョーだな。。。

印象派の巨匠でまだ出てきていないのは、ルノワール。これは十分ありえますね。来年2月にはBunkamuraザ・ミュージアムで『ルノワール+ルノワール展』が開催されますし。
印象派をちょっと遡るとミレーかな。《落ち穂拾い》は秋頃にはちょうど良さそうです。日本人はミレー好きですからね。秋には埼玉県立近代美術館で山梨のミレー《落ち穂拾い、夏》が公開されます。
そして、どうしても期待してしまうのがフェルメール《牛乳を注ぐ女》がやってきますからね!海外ロケとなると、やはりルーヴル美術館所蔵の作品ということになるのでしょうか。
早々とゴッホが出たにもかかわらず、ゴーギャンがまだ出ていませんね。タヒチの綺麗な映像と共にボストン美術館所蔵の《我々は何処から来たのか、我々は何者か、我々は何処に行くのか》は見応えがありそうです。
北斎がありなら、広重も・・・(^_^)

皆様はどのような予想をたてておられるのでしょうか???

 

~これまでの記事~

第1弾「モネの庭」篇の記事はこちら

第2弾「ゴッホ・夜のカフェテラス」篇の記事はこちら

第3弾「北斎」篇の記事はこちら

第4弾「スーラ」篇の記事はこちら

第5弾 「モナ・リザ」篇の記事はこちら

それにしても貴重なブログネタを毎回提供してくれますね~

さすがSHARPさん、目の付け所が・・・(・_・)

 

~展覧会情報~ 

『ルノワール+ルノワール展』
 2008年2月2日(土)~5月6日(火・祝)
 Bunkamuraザ・ミュージアム
http://www.bunkamura.co.jp/
偉大な画家ルノワールと偉大な映画監督ルノワールの二人展。ピエール=オーギュスト・ルノワール(1841‐1919)は印象派の巨匠として、美術界に絶大な影響を与えました。その次男にあたるジャン・ルノワール(1894‐1979)は、フランス映画界を代表する巨匠に成長しました。この展覧会では、家族、父と子、共通の知人や場所といった視点を軸に、ときには会場で油彩画と映像の抜粋を直接対比させながら、二人の作品の共通項を探っていきます。本展は、オルセー美術館の全面協力により実現したもので、同館の所蔵作品をはじめとする絵画作品約50点と映像作品約15点で構成される日本で初めての試みです。美術ファンはもとより映画ファンにも見逃せない企画といえるでしょう。(サイトより抜粋)
ピエール=オーギュスト・ルノワール《田舎のダンス》(オルセー美術館蔵)

『開館25周年記念展 
田園賛歌-近代絵画に見る自然と人間-』

 2007年10月27日(土)~12月16日(日)
 埼玉県立近代美術館
http://www.momas.jp/
山梨県立美術館以外で初公開となるミレーの「落ち穂拾い、夏」と、当館のモネの「ジヴェルニーの積みわら、夕日」を軸に、ミレー、モネ、ピサロ、ゴーギャンなどのバルビゾン派や印象派の画家、また浅井忠、黒田清輝、岸田劉生ら近代日本の画家たちが、どのように光り輝く田園や自然を描き出し、農耕に従事する人々を見つめたかを紹介し、自然と人間の豊かなかかわりを多角的に検証する展覧会です。(サイトより抜粋)

『国立新美術館開館記念 
アムステルダム国立美術館所蔵フェルメール《牛乳を注ぐ女》とオランダ風俗画展』

 2007年9月26日(水)~12月17日(月)
 国立新美術館
http://www.nact.jp/
世界屈指のオランダ絵画コレクションをもつ、アムステルダム国立美術館の全面的協力により、館の至宝・フェルメールの「牛乳を注ぐ女」が出品されます。この世界的に有名な作品を中心に、絵画をはじめそこに描かれた食器・楽器・家具なども含めて、17世紀から19世紀に多彩な展開をみせたオランダ風俗画を立体的に紹介します。(サイトより抜粋)
公式サイト(
http://milkmaid.jp/

『フィラデルフィア美術館展~印象派と20世紀の美術~』
 京都展:2007年7月14日(土)~ 9月24日(月・休)
 京都市美術館
http://www.city.kyoto.jp/bunshi/kmma/
 東京展:2007年10月10日(水)~ 12月24日(月・休)
 東京都美術館
http://www.tobikan.jp/
本展では、19世紀のコロー、クールベにはじまり、印象派を代表するモネ、ルノワール、ゴッホ、セザンヌを経て、20世紀のピカソ、カンディンスキー、マティス、デュシャン、シャガール、ミロ、マグリットにいたるヨーロッパ絵画の巨匠たち、さらにホーマー、オキーフ、ワイエスなどのアメリカ人画家を加えた47作家の選りすぐりの名作77点を一堂に展示、最も多彩でダイナミックな展開をみせた19世紀後半から、20世紀の西洋美術史の流れをたどります。(サイトより抜粋)
公式サイト(
http://www.phila2007.jp/

『ブリヂストン美術館 特集展示:セザンヌ4つの魅力-人物・静物・風景・水浴-』
 2007年10月 6日(土)-2007年11月25日(日)
 ブリヂストン美術館
http://www.bridgestone-museum.gr.jp/
本展覧会ではブリヂストン美術館が所蔵するセザンヌの作品を中心に「Ⅰ.自画像と妻の肖像」「Ⅱ.静物画」「Ⅲ.風景画」「Ⅳ.水浴図」の4つのテーマに沿って、その魅力を探ります。当館所蔵のセザンヌ作品に、国内美術館所蔵の関連するセザンヌ作品と、ピカソやブラック、安井曾太郎らの作品を加え、およそ30点で構成したこの展覧会でセザンヌ芸術をご堪能ください。(サイトより抜粋)


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いっぷく

セザンヌに関して知るにつけ56才の個展を期に世に広まったとは信じがたいほど時代が変わりましたね。
近代絵画にセザンヌを抜きには語れないほどの革命をもたらしたと思います。
by いっぷく (2007-07-01 11:51) 

きちんとカノンのメロディーを鼻歌で歌わせていただきました♪
同じ山を描いているとは思えないほど、表情豊かですね~。
by (2007-07-01 15:33) 

naonao

このブログ読んでたら、ちょうど隣の部屋からテレビの宣伝、アクオスのセザンヌ編が放送してました。なんと言う偶然、シンクロニシティです!
by naonao (2007-07-01 21:50) 

りゅう

>いっぷくさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
昨年、「キュビスム」という言葉の由来になったと言われている、ジョルジュ・ブラック《家と木》という作品を鑑賞しましたが、もろにセザンヌ入ってました!
まさに革命!セザンヌ無しに近代絵画の発展は語れませんよね!!(@_@)

>ちゃびんさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
お付き合いいただきましてありがとうございます♪
迷宮美術館をちょびっとパクってみました。(=^_^=) ヘヘヘ
『迷宮美術館スペシャル ぐるっと日本・西洋名画の旅』という5時間生放送の時、住吉さんの掛け声とともにカノンが流れ、モネやゴッホ等の作品&所蔵美術館が紹介されていました。
本当に表情豊かですよね~、タイトル消したら、同じ山とは思えません!!
セザンヌの着目点にnice!、そこに着目したSHARPさんにもnice!(^_^)/

>naonaoさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
おぉ~なんという偶然!!キャーq(≧∇≦*)(*≧∇≦)pキャー
それにしても素敵なCMつくってくれますよね~
さて、次は??? o(^-^)oワクワク
by りゅう (2007-07-01 22:49) 

くみみん

こんばんは。
セザンヌはWOWOWの「印象派若き日のモネと巨匠たち」で故郷に帰ってからやっぱりこの山を描いていましたね。SHARPさん、次は誰かなあ?
先日、やっとモネ展行きました。まだ、混んでいましたよ(@_@)
進行方向がイマイチわからずあっち行ったりこっち行ったりで見落としたのもあるかも(^-^;
by くみみん (2007-07-02 23:55) 

りゅう

>kumiminさん、こんばんは。nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
モネ展の入場者数は70万9260人だそうです!!
ちなみにレオナルド・ダ・ヴィンチ展は79万6004人とのことです。
モネ展があと10日長かったら。。。w(°o°)w おおっ!!
上野と六本木でほぼ同時期にこれだけの人が入るなんて・・・
私も混雑展で何度か見落としたことがありますよ。
帰宅後に作品リストをみてビックリ・・・ w(:_;)w

>TaekoLovesParisさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
by りゅう (2007-07-03 19:32) 

pistacci

このCMをみて(知らなかっただけなのですが)、
『おぉ、この山は実際にあるのね!?』と、プチ感動。
世界遺産で紹介された○○渓谷(思い出せない^^;;)も、
誰かが書いていたような~っと、思いながら見てました。
フェルメールの登場、あるといいですね♪
by pistacci (2007-07-03 20:12) 

りゅう

>pistacciさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
高さ1000メートルちょっとの石灰岩の山だそうです。
ブリヂストン美術館のものは最晩年に描かれたもので、数あるサント=ヴィクトワール山の作品の中でも特に質の高い作品の一つとのこと。
見応えありますよ~ヾ( ̄ー ̄)ゞ
フェルメール期待したいですね~ o(^-^)oワクワク
なんだか、ミレー『落ち穂拾い』できそうな予感がします。。。
by りゅう (2007-07-03 20:59) 

ぽんこ

AQUOS買っちゃおうかなぁ~
って単純なぽんこは思うのでした(・_・)
フェルメールも見たいけど混みそう。
いつなら混んでませんか?
by ぽんこ (2007-07-03 22:06) 

うさこ

見ました♪あのCMシリーズだったのですね~
カノン大好きで携帯着信音ですσ(^^)
日通のCMで、りゅうさんのとこで見た
すみれのブーケをつけたベルト・モリゾを
運んでいますね~
ってことは、この絵…来ますかね?(*^_^*)
by うさこ (2007-07-04 14:53) 

りゅう

>ぽんこさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
AQUOS買っちゃいますか~、では、私はAQUOS携帯で・・・(・_・)
混雑しそうな展覧会は会期前半、特に夜間開館時が狙い目だと思います。
初日と最初の週末は避けたほうが無難でしょうね。
フェルメール展は会期中、公式サイトに混雑状況が掲載されるそうです♪

>うさこさん、コメントありがとうございます(^o^)丿
私はメールの受信にカノンを設定していました♪
『すみれのブーケをつけたベルト・モリゾ』は先日のオルセー美術館展で来日しており、2月に鑑賞しましたが混雑していてじっくりと向き合うことが出来ませんでした。。。(>_<)
秋のベルト・モリゾ展の際に再来日してくれたらな~なんて思っています。
この作品もAQUOSのCMでいけそうですね~(^_^)

>Takさん、TBありがとうございます(^o^)丿
by りゅう (2007-07-04 21:34) 

りゅう

>plotさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿

>muu+さん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
by りゅう (2007-07-06 22:06) 

ミカチ

セザンヌのセントヴィクトワール山を見ると、南仏に行きたくなります。
来年はルノワールが見られるのですね。これからも必見の展示会が目白押しですね。
by ミカチ (2007-07-10 18:54) 

りゅう

>ミカチさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
私も『セザンヌ=南仏』の印象が強いです♪
でも遠いので、南仏のワインで我慢、我慢。。。ヾ( ̄ー ̄)ゞ
来年はオルセー美術館のルノワール「田舎のダンス」が来日だそうです♪
by りゅう (2007-07-10 23:35) 

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