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パッション [映画]

今更という感じですが、昨日wowowで見た映画です。

パッション

パッション

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • 発売日: 2004/12/23
  • メディア: DVD

イエス・キリストの生涯の最後の12時間(本当に最後???)を再現した映画です。

~WOWOWのHPの解説~
イエスがゴルゴダの丘で磔(はりつけ)にされるまでの半日を、敬虔なクリスチャンであるギブソンが2500万ドル(約27億円)とも3000万ドル(約32億円)ともいわれる私財を投じて描いた意欲作。台詞はすべてアラム語やラテン語で、ほとんどの場面で英語字幕が入るという徹底ぶりも大胆だが、まるでホラー映画のようにショッキングな描写でキリストの受難(パッション)を再現したのが息を呑む迫力。世界各地でショック死や心臓マヒ死する人まで現れたほどだ。また、反ユダヤ的との批判、史実と異なるとの指摘も。作品の真価をその目で確かめよう。(HPより)

久しぶりに、ものすごいものを見てしまった・・・「ショッキングなシーンが多く、見ていて気分が悪くなる。そこまでしなくても・・・」というのが、正直な感想。

権力にしがみつく者、権力を陰で操ろうとする者、宗教弾圧、ユダヤ人迫害・・・様々な思惑がうごめき、詰め込みすぎではないかと思われるほど。そして、ここでの民意は、あくまでも操作されたもの。ラストシーンを清々しく、煌びやかに見せるための過剰な演出ということでしょうか。私は聖書を読んだこともなく、歴史的事実に対し認識がないので、この映画がどの程度加工されているのかは分かりませんが、いろいろと考えさせられることが多かったです。(権力(既得権益)にしがみつく者、権力を陰で操る者、権力によって暴走する者・・・日本の現在の政治にダブってしまった。今も昔も変わらないということか。)

それにしても、鞭打ちの刑や十字架にかけられるシーンでの役人の態度が気に入らない。人の苦しみや死を楽しむように、笑いながら、罵りながら・・・(数年前、刑務所で体罰や虐待で受刑者が亡くなったというニュースを思い出した)

映画(映像)を通じて、何か、問題定義をしたかったのでしょうが、こんな映画をつくるな!!という感じ。ラストシーンがなければ最悪の映画だったと思う。(私のような一般人(凡人)にとっては別に楽しいわけでもないし感動するわけでもない・・・一神教というものの怖さは良く伝わってきたが。)

劇場公開時、この映画を見てショックで亡くなられた方がいたことは、ニュースでも取り上げられていました。とても残念でなりません。ご冥福をお祈りいたします。

秋の夜長に(まだ残暑厳しいですが・・・)ワイン片手にサラミをつまみながら鑑賞するような映画ではありません・・・・・ご注意を。


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