ドヴォルザーク スターバト・マーテル [音楽]
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【HMV レビュー】
ドヴォルザーク:スターバト・マーテル
マリアーナ・ズヴェツコヴァ(ソプラノ)、ルクサンドラ・ドノーゼ(メッゾ・ソプラノ)、
ヨハン・ボーダ(テノール)、ロベルト・スカンディッツィ(バス)、ドレスデン国立合唱団
ドレスデン国立管弦楽団、指揮:ジュゼッペ・シノーポリ
録音:2000年4月 ドレスデン〈ライヴ・レコーディング〉
〈デジタル録音〉《4Dオーディオ・レコーディング》
近代チェコにおける最初のオラトリオの傑作です。34歳になったドヴォルザークは、新婚生活には恵まれたものの、後に次々に愛する子供を事故で失いました。こうした彼の強い悲しみが作曲にとりかからせたもので、カトリック教徒としての深い信仰心の上に父親の悲しみが付加され、音楽がさらに感動的なものとなっています。近年ドレスデン国立管弦楽団と絶対的な信頼関係のうえに充実した活動を続けるジュゼッペ・シノーポリ。ここでもドヴォルザークの悲しみと敬虔な信仰心を見事に捕らえ、美しい《スターバト・マーテル》の世界を展開します。
【Amazonの商品説明】
内容(「CDジャーナル」データベースより)
2001年4月20日に急逝したシノーポリの2000年4月のライヴ。ドレスデン国立管弦楽団(シュターツカペレ)とともにドヴォルザークの宗教音楽の傑作を真摯に歌い上げる。
内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
なんとシノーポリが急逝。享年54歳。心筋梗塞とか。早すぎる! そんなところへこの『スターバト・マーテル』。これは「レクイエム」ではないものの、れっきとした宗教曲。図らずも自らへの追悼盤のようになってしまった。ま、そんな感傷は別として、この演奏は実に悲痛で劇的、そしてその対極の優しき慈愛に満ち、シノーポリのこの作品に寄せる共感がヒシヒシと伝わってくる。だが何ともリリカルで美しい曲だこと。それに随所に窺われるバロック風味がまた素敵だ。もっと親しまれてもいい曲だろう。合掌。 (石原立教) --- 2001年06月号
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マリアーナ・ツヴェトコーワ(ソプラノ)
ルクサンドラ・ドノーゼ(メッゾ・ソプラノ)
ヨハン・ボダ(テノール)
ロベルト・スカンディウッツィ(バス)
ドレスデン国立歌劇場合唱団 (合唱指揮:マティアス・ブラウアー)
ドレスデン国立管弦楽団
指揮:ジュゼッペ・シノーポリ
悲しくも美しい曲。