ル・コルビュジエと国立西洋美術館 [09展覧会感想]
国立西洋美術館で開催されていた「開館50周年記念 ル・コルビュジエと国立西洋美術館」展を観に行きました。
「フランス政府より寄贈返還された松方コレクションを収蔵公開する施設として、1959(昭和34)年、国立西洋美術館は東京の上野公園に開館し、今年で50周年を迎えます。本展は、ル・コルビュジエが設計した本館に焦点をあてた小展覧会です。本館は、ル・コルビュジエ(1887-1965)に師事した坂倉準三、前川國男、吉阪隆正の三人の建築家が現場管理を担当して完成させた、日本で唯一のル・コルビュジエ作品です。また、ル・コルビュジエの『無限成長美術館』構想で実現した三つの美術館のうちの一つでもあります。そうした、日本におけるル・コルビュジエ受容の証であり、また戦後の日仏文化交流の起点でもあった本館の歴史を、写真や資料によってたどります。さらに、ル・コルビュジエが抱いていた本館の構想を設計図面やスケッチ、模型などによって検証します。これらの展示は、常設展示室の二室を使って行われます。展示をご覧いただいた後、実際に本館を巡ることによってル・コルビュジエが創造した空間をより深く理解していただければ幸いです。(チラシより)」
「フランス政府より寄贈返還された松方コレクションを収蔵公開する施設として、1959(昭和34)年、国立西洋美術館は東京の上野公園に開館し、今年で50周年を迎えます。本展は、ル・コルビュジエが設計した本館に焦点をあてた小展覧会です。本館は、ル・コルビュジエ(1887-1965)に師事した坂倉準三、前川國男、吉阪隆正の三人の建築家が現場管理を担当して完成させた、日本で唯一のル・コルビュジエ作品です。また、ル・コルビュジエの『無限成長美術館』構想で実現した三つの美術館のうちの一つでもあります。そうした、日本におけるル・コルビュジエ受容の証であり、また戦後の日仏文化交流の起点でもあった本館の歴史を、写真や資料によってたどります。さらに、ル・コルビュジエが抱いていた本館の構想を設計図面やスケッチ、模型などによって検証します。これらの展示は、常設展示室の二室を使って行われます。展示をご覧いただいた後、実際に本館を巡ることによってル・コルビュジエが創造した空間をより深く理解していただければ幸いです。(チラシより)」
かたちは、うつる 国立西洋美術館所蔵版画展 [09展覧会感想]
国立西洋美術館で開催されていた「国立西洋美術館開館50周年記念事業 かたちは、うつる-国立西洋美術館所蔵版画展」を観に行きました。
「国立西洋美術館は今年、開館50周年を迎えます。この半世紀間は当館にとって、さまざまな研究活動や展覧会事業の蓄積の過程であったと同時に、なによりも作品収集、独自のコレクション形成の歴史でした。当初、フランス政府より寄贈返還された松方コレクション計370点とともに開館した当館は、それ以後の継続的な収集活動によって、今日では4,547点の所蔵作品(平成20年度時点)を抱えるに至っています。なかでも、開館当時には24点を数えるばかりであった版画のコレクションは、現在では3,747点にまで膨らみ、いまや当館の所蔵作品全体のなかにも、かなり大きな比重を占めるものへと成長しました。そこには、ルネサンス期のデューラーらにはじまり、17世紀のカロやレンブラント、18世紀のピラネージやゴヤ、19世紀のドーミエやクリンガーなどに至る、西洋版画史を語るうえで欠かすことのできない重要な芸術家たちの優品が、数多く含まれています。本展はこうした当館自身の版画コレクションを、若干の素描作例及び書籍とあわせた約130点によって、はじめてまとまった形で紹介する機会となります。(公式サイトより)」
~展示構成~
序 うつろ-憂鬱・思惟・夢
第1部 現出するイメージ
うつしの誘惑Ⅰ-顔・投影・転写
うつしの誘惑Ⅱ-横顔・影・他者
うつしだす顔-肖像と性格
うつる世界Ⅰ-原初の景色
うつる世界Ⅱ-視線と光景
うつせみⅠ-虚と実のあいだの身体
うつせみⅡ-身体の内と外
第2部 回帰するイメージ
落ちる肉体
受苦の肢体
暴力の身振り
人間≒動物の情念
踊る身体
輪舞
「国立西洋美術館は今年、開館50周年を迎えます。この半世紀間は当館にとって、さまざまな研究活動や展覧会事業の蓄積の過程であったと同時に、なによりも作品収集、独自のコレクション形成の歴史でした。当初、フランス政府より寄贈返還された松方コレクション計370点とともに開館した当館は、それ以後の継続的な収集活動によって、今日では4,547点の所蔵作品(平成20年度時点)を抱えるに至っています。なかでも、開館当時には24点を数えるばかりであった版画のコレクションは、現在では3,747点にまで膨らみ、いまや当館の所蔵作品全体のなかにも、かなり大きな比重を占めるものへと成長しました。そこには、ルネサンス期のデューラーらにはじまり、17世紀のカロやレンブラント、18世紀のピラネージやゴヤ、19世紀のドーミエやクリンガーなどに至る、西洋版画史を語るうえで欠かすことのできない重要な芸術家たちの優品が、数多く含まれています。本展はこうした当館自身の版画コレクションを、若干の素描作例及び書籍とあわせた約130点によって、はじめてまとまった形で紹介する機会となります。(公式サイトより)」
~展示構成~
序 うつろ-憂鬱・思惟・夢
第1部 現出するイメージ
うつしの誘惑Ⅰ-顔・投影・転写
うつしの誘惑Ⅱ-横顔・影・他者
うつしだす顔-肖像と性格
うつる世界Ⅰ-原初の景色
うつる世界Ⅱ-視線と光景
うつせみⅠ-虚と実のあいだの身体
うつせみⅡ-身体の内と外
第2部 回帰するイメージ
落ちる肉体
受苦の肢体
暴力の身振り
人間≒動物の情念
踊る身体
輪舞