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「上村松園 美人画の粋」展 [09展覧会感想]

山種美術館で開催されていた「没後60年記念 上村松園 美人画の粋」展を観にいきました。
「 上村松園(1875-1949)は、京都の四条で葉茶屋を営む家に生まれました。京都府画学校に学んだ後、鈴木松年、幸野楳嶺、竹内栖鳳に師事し、早くから内国勧業博覧会などで評価を得、文展で受賞を重ね、1948(昭和23)年には女性初の文化勲章を受賞しています。
 『女性は美しければよい、という気持で描いたことは一度もない。一点の卑俗なところもなく、清澄な感じのする香高い珠玉のような絵こそ私の念願とするところのものである』-松園は自らの理想をこう述べています。このような真摯な態度が作品に凛とした美しさを与えているのでしょう。
 今年は松園没後60年の節目にあたります。『東の鏑木清方、西の上村松園』と並び称され、美人画の巨匠として、また、女流画家の草分け的存在として、松園は大きな功績を残しました。本展では、当館所蔵作品を通して松園の画業を振り返るとともに、清方や深水が描いた美人画、そして近現代日本画・洋画の個性豊かな美人たち、また喜多川歌麿や鈴木春信などの浮世絵もあわせて、およそ50点をご紹介いたします。
 当美術館は本展覧会を最終回として、千鳥ヶ淵にほど近い三番町から現在新築中の新・山種美術館(渋谷区広尾3-12-26)へ本移転いたします。この最後の展覧会に、皆様お誘いあわせの上お越しいただければ幸いです。(チラシより) 」

上村松園/美人画の粋(すい)01
上村松園/美人画の粋(すい)02
 

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