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フェルメール《真珠の耳飾りの少女》 [アート]

一枚の絵に出会ったという感覚ではないのです。
まるで、生身の少女と視線を交わしてしまったかのような錯覚。
その不思議な魅力が、人々をひきつけて止まないのです。
                        (テレビ東京 美の巨人たち)

小林薫さんの渋い声がゆっくりと語りかける。
(「その時歴史が動いた」の重苦しい語りとは大違いだぜっ! あのおっさん、いつまで居るんだよ・・・)

放送400回となった『美の巨人たち(テレビ東京)』250回記念企画
視聴者リクエスト第1位、ヨハネス・フェルメール《真珠の耳飾りの少女》
これはその時のナレーションです。

ヨハネス・フェルメール《真珠の耳飾りの少女》(デン・ハーグ、マウリッツハイス美術館蔵)
ヨハネス・フェルメール《真珠の耳飾りの少女》(デン・ハーグ、マウリッツハイス美術館蔵)


『フェルメールの作品の中でも極めて特殊な一枚』

構図を考えた場合、
フェルメールと同時代のレンブラントは広角レンズで対象物を捉えています。
それに対して、フェルメールはいつも望遠レンズです。
つまり、傍観者の視線なのです。
ところが、《真珠の耳飾りの少女》はちがいます。
絵をみる側と、みられる側の視線がぶつかっているのです。


生きているような精緻な肌、オランダには存在しなかったターバン、作為的な光・・・

番組ではグイド・レーニ《ベアトリーチェ・チェンチの肖像》との関連性を言及。
《ベアトリーチェ・チェンチの肖像》はとても可愛いけど切ないねぇ。。。
グイド・レーニとは・・・
ラファエロの再来と呼ばれたイタリア・バロックを代表する画家。
同時代のカラヴァッジョが燃え上がる太陽なら、グイド・レーニは冷たい月のような画家だったそうだ。
国立西洋美術館(上野)の《ルクレティア》は私も大好きです。→画像
先日鑑賞したラファエッロ・ヴァンニ《キューピッドを鎮める「賢明」》も以前はグイド・レーニ作とされていたそうだ。→画像


最後の、

みなさんはどう思われますか。
北方のモナ・リザと呼ばれたこの絵は、
もしかしたら、北方のベアトリーチェだったかもしれないのです。

こんなことを想像するのも、絵の楽しみの1つでしょうか。

という言葉がとても印象的でした。


テレビ東京 美の巨人たち(http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/

発表!あなたが選ぶ一枚(1)
絵画史上もっとも美しい女性の肖像画は?(海外編)
 
1位 ヨハネス・フェルメール《真珠の耳飾りの少女》
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/data/050702/
ちなみに、その時の順位はこんな感じ。
 2位 レオナルド・ダ・ヴィンチ《モナ・リザ》
 3位 グイド・レーニ《ベアトリーチェ・チェンチの肖像》
 4位 ラファエロ《小椅子の聖母》
 5位 ボッティチェリ《ヴィーナスの誕生》
 6位 アングル《泉》
 7位 ミレイ《オフィーリア》
 8位 モネ《日傘をさす女》
 9位 ラファエロ《ラ・ヴェラータ》
10位 ラ・トゥール《ポンパドゥール侯爵夫人の肖像》

録画しといて良かったゼっ!! ( ̄ー ̄)v


久しぶりに見ちゃいました♪

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あの頃のスカーレット・ヨハンソンは良かった・・・

過去の感想記事(http://ryuu.blog.so-net.ne.jp/2005-09-17

こっちも録画しといて良かったゼっ!! v(≧∇≦)v イェェ~イ♪




さて、ずいぶんと長くなってしまいましたが、ここからが本題。(・_・)/ハッ。
 

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