西洋絵画の巨匠 モリゾ [アート]
先日、書店に行くと平積みになっているのを発見
迷わず手にしました。
計8回開催されたの印象派展のうち、出産翌年の第4回を除く7回に参加し中心的な役割を果たし、最も印象派らしい画家とも形容される、印象派を代表する画家、ベルト・モリゾ。
出版社/著者からの内容紹介
女性印象派画家モリゾの、初の本格画集
「最も正統的な印象派」として評価の高い女性画家のパイオニア、モリゾの、初の本格的画集。日常に向ける暖かいまなざし、繊細で明るい色彩、大胆なタッチが醸し出す魅力に、熱烈な愛好家が日本でも急増中。
この本は発売前からとても気になっていました。
そこで、中をチェックすると、
v(≧∇≦)v イェェ~イ♪
お気に入りの《桜の木》が丁寧な解説とともにばっちり♪
しかも、鮮やかな色合いでとても綺麗
ヽ(*⌒∇⌒*)ノ::・'°☆。.::・'°★。.::・'°☆。ワーイ!
2004年のマルモッタン美術館展(東京都美術館)の記憶が鮮明に蘇ります。
ちなみに、携帯電話の待ち受け画像はコレなんです。04年の展覧会以降、ずぅ~~~っと。以前は部屋にも額絵を飾っていました。現在はフェルメールの《画家のアトリエ(絵画芸術)》ですが。(=^_^=) ヘヘヘ
ベルト・モリゾ《桜の木》(1891)
3パターンあるうちの3作目。長く引き伸ばしたタッチや光の表現は、交流の深かったルノワールの作品にもみられるものだそうです。当初のモデルは娘のジュリー。後にプロのモデルに変更され(ルノワールのモデルをしばしばつとめていた、ジャンヌ・フルマノワールという人だそうです)、構図等にも手が加えられた、完成形。このモデルさん、好きです♪ヾ( ̄ー ̄)ゞもちろん描き方や構図も。そして、洋服の引き伸ばされた長いタッチは特に!!
《横たわる羊飼い》(1891)
《桜の木》とともに1891年メズィーで制作されたもの。3点のうちのひとつ。
《桜の木》と同様に、のどかな田園生活の様相が、流れるタッチ、微妙な光のニュアンスのなかに捉えられているとのこと。(こちらのモデルはしばしばモリゾのモデルをつとめていたガブリエル・デュフールという人だそうです。)この作品も展覧会の時に会場で釘付けとなり、心を奪われた(魂を抜かれた!?)もの♪画集では見開きで大きく掲載されています(^o^)丿
身近な私的生活のなかでの情景、とりわけ娘のジュリーを描くことの多かったモリゾですが、この2点はいずれもプロのモデルを用いています。あえて私的な要素を排除することで、プロの画家としての決意がより一層強く窺われるとのこと。
モネは風景に着目し、光や風を自然のそのもののなかに求め、ルノワールは人物に着目し、人物に自然光を求めていたように思います。モネやルノワール、ドガとの親交が深かったモリゾは、日常の身近な情景を題材として、自然と人物の調和を描いたように思います。ある意味、モネやルノワールの中間に位置しているようにも感じられます。
『・・・モネ、ルノワール、ピサロ等と同様に、光、色彩、瞬間性、印象を大切に日常生活を題材に描いていることがわかる。だがとりわけ明るく透明感のある清澄な色彩、細かく即興的なタッチは、大胆にして繊細であり、モリゾ独特のものである。』(マルモッタン美術館展図録より抜粋)
透明感のある色彩、大胆かつ繊細、とても早いタッチにもかかわらず大雑把ではない。特に白色の使い方が大好きです。そして塗り残しも♪
結婚後も画家として活動し続けるということ、しかも、結婚後もベルト・モリゾの名で出展し続けるということは、当時の社会状況を考えるととても凄いことだと思います!!
上段【左】《ワイト島のウジェーヌ・マネ》・・・①
【右】《飾り鉢で遊ぶ子どもたち》・・・②
下段【左】《ブージヴァルの干し草》・・・③
【右】《ブージヴァルの庭》・・・④
マルモッタン美術館展で鑑賞した作品が目白押し!!
とてもうれしい画集です♪
①結婚して半年目に描かれたもの。画面両側を挟むように縁取る白いカーテンの透明感が、中央の引き締まったグリーンの濃い不透明な色彩と対照され、画面に明るい軽快さをもたらしているとのこと。透明感のあるレースのカーテンはウエディング・ドレスのベールをも連想させるそうです。
②左側の少女はジュリー。マネから贈られた中国製の飾り鉢の中にいるのは金魚のようです。夏らしいかな~と思って♪(^o^)丿後ろの衝立も必見!!
③干し草や積藁というとミレーやモネの作品が有名ですが、モリゾが描くとこうなります。1883年に描かれたこの作品は、抽象的な絵肌と明るい微妙な色合いが特徴だそうで、モネがジヴェルニーで積みわらの連作を描きはじめたのはこの翌年とのこと。
※昨年鑑賞したモネの積みわらについての記事
http://blog.so-net.ne.jp/ryuu/2005-12-30
④第8回印象派展に出展されたもの。バラの花や葉の再現的な美しさよりも自在に行き交ういきいきとしたタッチが特徴で、全体に丸く渦を描くようなタッチが曲線的な流れを中心とする柔らかい雰囲気をもたらしているとのこと。
こちらはオルセー美術館所蔵の作品です。
【左】ベルト・モリゾ《ゆりかご》・・・①
【中】ピエール=オーギュスト・ルノワール《ジュリー・マネ》・・・②
【右】エドゥアール・マネ《菫の花束をつけたベルト・モリゾ》・・・③
①表紙はオルセー美術館所蔵の《ゆりかご》です。この女性はモリゾの姉、エドマ。第1回印象派展に出展されたもの。
②猫を抱いている少女はモリゾの娘、ジュリー・マネ。こちらはルノワールの作品です。ジュリーは印象派の画家について、とても興味深い日記を残しています。
※『印象派の人々-ジュリー・マネの日記』についての記事
http://blog.so-net.ne.jp/ryuu/2005-10-29
③そして、マネの描いたモリゾ。《バルコニー》等、マネのモデルをしていたのは有名ですが、現在知られているところでは、油彩画11点、水彩画1点、版画3点だそうです。意外と少ないですね。マネと出会う(1868)前に、既にサロンに入選(1864)していたそうです。(1864年、初めてサロンに出品し2点が入選したそうで、これは極めて異例のことだそうです。)
これらオルセー美術館所蔵の作品が、もうすぐ来日します!!
ヽ(*⌒∇⌒*)ノ::・'°☆。.::・'°★。.::・'°☆。ワーイ!
「オルセー美術館展」3部作の集大成だそうです v(≧∇≦)v イェェ~イ♪
まずは、神戸。そして、東京。
今から待ち遠しいっす♪
9月から六本木で開催されるクリーブランド美術館展でもモリゾの作品を鑑賞できるようです。画集に掲載されている《読書(パラソル)》が展示されるのかな~???o(*^^*)oワクワク
こちらは昨年鑑賞したもの。
【左】《庭で裁縫をする若い女性》(スコットランド国立美術館蔵)・・・①
【右】《二人の少女》(フィリップス・コレクション蔵)・・・②
①昨年の秋、スコットランド国立美術館展で鑑賞したもの。真ん中の木で、完全に二分されています。我関せずという感じに。それなのに、とてもあたたかくやさしい感じがします。
※スコットランド国立美術館展の鑑賞記録
http://blog.so-net.ne.jp/ryuu/2005-11-27
②昨年の夏、フィリップス・コレクション展で鑑賞したもの。残念ながら、この作品は今回の画集には掲載されていません・・・結構好きなんですけどね!
※フィリップス・コレクション展の鑑賞記録
http://blog.so-net.ne.jp/ryuu/2005-09-03
で、
画集には、《窓辺の若い女性》(ファーブル美術館蔵)が!!Σ(ノ°▽°)ノハウッ!
この作品、ファーブル美術館所蔵だったのか・・・
どうして、昨年のファーブル美術館展で持ってこなかった
いや~。すごい画集です。
水彩や水彩のように描かれた油彩が少ないのがチョット残念ですが・・・
(モリゾの水彩大好きなんです♪)
それでも欲しい・・・
でも、高いです。えっ、この内容ならお買い得???
ちなみに、
書店の売り場で隣に平積みになっていたのは・・・
出版社/著者からの内容紹介
現実をモデルにしながら、いかにしてその呪縛を振りほどき、現実よりも現実らしい虚構をつくりだすかに腐心した17世紀オランダの画家、フェルメール。全「真作」37点から、その静謐な世界に隠されたドラマチックな謎に迫る。
こっちも非常に欲しい・・・
★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜
藤田嗣治 『猫の本』 [アート]
藤田嗣治の画集です。
出版社/著者からの内容紹介
『藤田嗣治画集 素晴らしき乳白色』に続く第2弾!
画集未収録作品を中心に約90点の猫の絵とエッセイ
盛り場から夜遅くパリの石だたみを歩いての帰りみち、フト足にからみつく猫があって、不憫に思って家に連れて来て飼ったのが1匹から2匹、2匹から3匹となり、(中略)ひどく温柔(おとなしや)かな一面、あべこべに猛々しいところがあり、二通りの性格に描けるので面白いと思いました。――本書より
内容(「BOOK」データベースより)
エコール・ド・パリの巨匠が描いた猫たちが初めて一冊に。フジタの猫たち130匹余!画集未収録作品を中心に約90点の猫の絵とエッセイ
先日の藤田嗣治展で鑑賞した作品が多数掲載されています。
もちろん展覧会に無かった作品も。
展覧会では観られなかった『猫の肖像画』ともいえるものから、《猫》(東京国立近代美術館蔵)や《猫のいる静物》(ブリヂストン美術館蔵)といった猫を主題としたもの、《自画像》《五人の裸婦》(東京国立近代美術館蔵)や《タピスリーの裸婦》等、実にさまざま。
晩年の少女を描いた作品もあります。
ん~~~そういえば、少女の目が猫と共通しているような???
猫娘!?(だから、展覧会では強烈に違和感を感じたのか・・・)
展覧会には出展されていませんでしたが、埼玉県立近代美術館所蔵の《横たわる裸婦と猫》もあります。ちなみに、この作品、現在は旅に出ております。半年かけて各地を旅しているため、来年1月まで埼玉には戻ってこないようです。
展覧会を逃した方、図録を買い損なった方、猫好きの方、
必見!!
でも、高いです。
図書館で借りたり、書店でパラパラと中身をチェックするのが無難でしょう。
藤田嗣治展の感想記事(http://blog.so-net.ne.jp/ryuu/2006-05-30)
藤田嗣治 「異邦人」の生涯 感想記事(http://blog.so-net.ne.jp/ryuu/2006-04-28)
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「大エルミタージュ美術館展」のチケットをゲット!? [アート]
先日、読売新聞の折込チラシに
読売ファミリーサークルのyfcニュース8月号がありました。
会員のみならず、会員以外を対象としたプレゼント案内も掲載されているので
毎月チェックしているものなのですが、
そこには8月入会キャンペーンとして、
期間中の入会者にもれなく
「大エルミタージュ美術館展」
入場無料招待券4枚をプレゼント!
の見出しが!!Σ(ノ°▽°)ノハウッ!
年会費1365円(税込み)+振り込み手数料100円。
チケット1枚の値段とたいして変わらないじゃないですか~~~!!
同じの4枚でも・・・
しかも、期間限定の招待券だし・・・
と、チョット思ったりもしましたが、
別の展覧会の招待券プレゼントなんかもあるでしょう。たぶん・・・
今まではあったし。(←指くわえて見てた・・・)
美術館や水族館等、会員証の提示で割引もあるようだし。
普通にチケット1枚購入するよりはいいかな~なんて。
この展覧会はおそらく混雑するでしょう。
1回じゃじっくりと観れないでしょう。
招待券プレゼントに応募してもあたらないでしょう。
ということで、
早速、郵便局で申し込みをしてきました~(^o^)丿
3週間ほどすると、「招待券4枚」「会員証」「YFCガイドブック」が届くそうです。
((o(^-^)o))ワクワク
NHK 世界遺産 フランス縦断の旅 [たわごと]
7月にNHKで放送していた番組です。
『世界遺産 フランス縦断の旅』
1日目:フォンテンブロー
2日目:セーヌ
3日目:プロヴァン
4日目:ヴェズレー
5日目:リヨン
6日目:オランジュ
7日目:アビニョン
8日目:マルセイユ
NHK 世界遺産フランス縦断の旅(http://www.nhk.or.jp/france/index.html)
ミッキー、ドナルド、グーフィーの三銃士 [ディズニー]
既に何度も見ています。
ミッキー、ドナルド、グーフィーの三銃士 ミッキーぬいぐるみセット
- 出版社/メーカー: ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
- 発売日: 2004/09/03
- メディア: DVD
ストーリー(WOWOWのHPより)
中世のフランス。ミッキー、ドナルド、グーフィーの親友3人組は、近衛銃士隊の英雄・三銃士に憧れ、いつかは銃士になりたいと夢見ながら隊の下働きを務めていた。そんなある時、突然彼らにチャンスが訪れる。なんと正式な銃士として、ミニー姫を護衛するという重要任務を与えられたのだ。だが、実はその裏には銃士隊長ピートの悪だくみが隠されていた。王位を奪うという野心を抱いたピートは、役立たずの3人組に形ばかりの警護をさせることで、労せずしてミニー姫を誘拐しようと企んでいたのだ。そんなこととは知らず、初任務に張り切るミッキーたち“三銃士”だったが…。
ミッキー、ドナルド、グーフィーというディズニーの人気スターが一堂に会する長編アニメーションは本作が初めてだそうです。
ミニーちゃんよりデイジーのほうが可愛かった♪ (^O^)v イエーイ
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