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ルノワールと音楽 [おでかけ]

乃木坂の国立新美術館で開催されているルノワール展を観に行きました。

国立新美術館01

国立新美術館02
国立新美術館、今年2回目。

国立新美術館03
別館に映る本館を撮ってみた。

★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜
 
大大大本命は、《ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会》

フィリップス・コレクションの《舟遊びの昼食》を観た時から、
いつかこの作品をと思っていた。
ムーラン・ド・ラ・ギャレットとはダンスホールの名前。
ムーランは風車。
今展の公式サイトによると小麦と牛乳の焼き菓子(ギャレット)が人気を呼び、この名で呼ばれるようになったとのこと。もっと知りたいルノワールという本によると「入場者にギャレットというクレープのようなお菓子を配ったことに由来する(P34)」とのこと。
焼き菓子ギャレット・・・クレープ・・・!!!
日本でもおなじみとなっているそば粉のクレープ、ガレットのことか?
ちょっと調べてみた。
ルノワール《ムーラン・ド・ラ・ギャレット》(Bal du Moulin de la Galette)
食べ物のガレット(galette)
綴りが同じなので、まぁ、そういうことなのでしょう。
読みを統一してくれと思いつつも、どっちの響きがおいしそうかなぁなんて。
もし、キッシュを出していたら・・・(^_^;)

とっても楽しみにしていたのが《都会のダンス》《田舎のダンス》の展示。
《田舎のダンス》は観たことがあったが、《都会のダンス》は初めて。
ボストン美術館の《ブージヴァルのダンス》も観たことがあるので、
《都会のダンス》を楽しみにしていた。
シュザンヌ・ヴァラドン綺麗。当時17歳。

そして、《ピアノを弾く少女たち》
今回来日したのは、オルセー美術館の作品。
オランジュリー美術館の作品も興味深いが、オルセーのもののほうが完成度が高い。
そのオランジュリーからは《ピアノを弾くイヴォンヌとクリスティーヌ・ルロル》
素直に良い展示だったと思う。
ちなみにこのアンリ・ルロルのサロンにはドビュッシーも出入りしていたそうだ。

ルノワール以外の作品としては、モリゾの良品が1点。
ジュリーちゃんの保護者ですからね。
それにしても、ジュリーちゃん、日本好きだなぁ~[揺れるハート]
また、ジュール・シュレという画家の作品2点も印象的だった。
特に、《狂気と陽気》
これ、舞台とかのポスターにありそう。

ルノワールの作品は観ていて全然緊張しない、疲れない。
ルノワールの温かく優しい眼差しが、そのまま描かれているように感じる。
晩年の作品でさえも。
リラックスして楽しめ、穏やかな気持ちになれる。
精神的に疲れているとき、煮詰まっているとき、
ルノワールの癒し効果はおすすめ。

観たことのあるものも多かったが、3時間ほどかけて楽しんだ♪
ルノワール、ちょっと詳しくなったかも。ヾ( ̄ー ̄)ゞ


「オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展」

 2016年4月27日(水)~8月22日(月)

 国立新美術館(http://www.nact.jp/

 公式サイト(http://renoir.exhn.jp/


ルノワール展01 ルノワール展02

ルノワール展03

図録01
フィリップス・コレクションの図録と並べてみた。
オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展 (国立新美術館 2016)
フィリップス・コレクション展 (森アーツセンターギャラリー 2005)
 (http://ryuu.blog.so-net.ne.jp/2005-09-03



図録02
モネ、ルノワールと印象派展 (Bunkamuraザ・ミュージアム 2004)
ルノワール+ルノワール展 (Bunkamuraザ・ミュージアム 2008)
 (http://ryuu.blog.so-net.ne.jp/2008-04-27
ルノワール 伝統と革新 (国立新美術館 2010)
 (http://ryuu.blog.so-net.ne.jp/2011-03-28
オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵 ルノワール展 (国立新美術館 2016)


図録03
オルセー美術館展 19世紀芸術家たちの楽園 (東京都美術館 2007)
 (http://ryuu.blog.so-net.ne.jp/2007-02-16
オルセー美術館展2010「ポスト印象派」 (国立新美術館 2010)
 (http://ryuu.blog.so-net.ne.jp/2012-07-07
オルセー美術館展 印象派の誕生ー描くことの自由ー (国立新美術館 2014)
 芸術の秋♪ ウフィツィ・チューリヒ・オルセー (※おでかけ記録)
 (http://ryuu.blog.so-net.ne.jp/2014-10-24

図録04
観に行っていない展覧会の図録(古本屋で買った)
オルセー美術館展 モデルニテーパリ・近代の誕生 (東京都美術館 1996)
オルセー美術館展1999 19世紀の夢と現実 (国立西洋美術館 1999)
パリ・オランジュリー美術館展 (Bunkamuraザ・ミュージアム 1998)




もっと知りたいルノワール―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

もっと知りたいルノワール―生涯と作品 (アート・ビギナーズ・コレクション)

  • 作者: 島田 紀夫
  • 出版社/メーカー: 東京美術
  • 発売日: 2009/12/20
  • メディア: 単行本



ルノワールへの招待

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2016/04/07
  • メディア: 単行本



西洋絵画の巨匠 (4) ルノワール

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  • 作者: 賀川 恭子
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2006/05
  • メディア: 大型本



ルノワール  ――光と色彩の画家  Kadokawa Art Selection (角川文庫)

ルノワール ――光と色彩の画家 Kadokawa Art Selection (角川文庫)

  • 作者: 賀川 恭子
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  • 発売日: 2010/01/23
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美術の杜 vol.40―BM オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵ルノワール展/孤高の

美術の杜 vol.40―BM オルセー美術館・オランジュリー美術館所蔵ルノワール展/孤高の

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 美術の杜出版
  • 発売日: 2016/05
  • メディア: 大型本



オルセーはやまわり - さっと深読み名画40~印象派の起源からポスト印象派まで~

オルセーはやまわり - さっと深読み名画40~印象派の起源からポスト印象派まで~

  • 作者: 有地 京子
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2014/06/24
  • メディア: 単行本








コンサート  「新倉瞳(チェロ)~ルノワールの美術と音楽~」

 6月3日(金)  18:00~19:00(開場17:30)
 国立新美術館 3階講堂

 6月17日(金) 18:30~19:30(開場18:00)
 国立新美術館 1階ロビー


 新倉瞳(チェロ)  塚越慎子(マリンバ)

ルノワール展04

チェロとマリンバというとっても珍しい組み合わせのコンサート。
ドビュッシー、フォーレ、ラヴェルといったフランスものを中心に、
クレズマー、シャンソンなど盛りだくさんの1時間。
新倉さんの歌も素晴らしかった♪

新倉さんの演奏を生で聞いたのはこれが初めて。
ようやくって感じ。

やわらかい音を出す人だなぁというのが第一印象。
やさしくて温かい。
彼女の人柄が出ているのかも。
フランスものだったから余計にそう感じたのかもしれない。

塚越さんはテレビ(題名のない音楽会)で見たことがある。
マリンバはよくわからないけど、すごく良かった。
そういえば、小学生の頃、学校の音楽会で木琴を演奏したなぁ。
懐かしい。

チェロとマリンバ、面白かった。
ここにフルートとか入ったら更に面白そうだ。


新倉さんも塚越さんもまた演奏を聴きたいと思う♪


新倉 瞳/エルガー:チェロ協奏曲

新倉 瞳/エルガー:チェロ協奏曲

  • アーティスト: 飯森範親,山形交響楽団
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックダイレクト
  • 発売日: 2015/11/18
  • メディア: CD



新倉 瞳with佐藤卓史 俊英たちの瞬間(とき)

新倉 瞳with佐藤卓史 俊英たちの瞬間(とき)

  • アーティスト: シューマン/ブラームス/ラフマニノフ,新倉 瞳ライヴノーツレーベルに登場
  • 出版社/メーカー: ナミレコード
  • 発売日: 2016/05/25
  • メディア: CD



愛の挨拶

愛の挨拶

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージックジャパン
  • 発売日: 2009/10/28
  • メディア: CD



鳥の歌

鳥の歌

  • アーティスト: 新倉瞳,グラナドス,ラヴェル,カサド,ラフマニノフ,シャブリエ,シューマン,グルック,サン=サーンス,カザルス,山田武彦
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2006/08/30
  • メディア: CD



トロイメライ~癒しのチェロ

トロイメライ~癒しのチェロ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)
  • 発売日: 2008/12/17
  • メディア: CD




ディア・マリンバ

ディア・マリンバ

  • アーティスト: サウル・コセンティーノ,三宅一徳,オスヴァルト・タランティーノ,マイケル・ブリット,エリック・サミュ,吉松隆,細川俊夫,塚越慎子(マリンバ),土井徳浩(クラリネット),鉄井孝司(ウッドベース),山口由美子(マリンバ)
  • 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックダイレクト/ミューズエンターテインメント
  • 発売日: 2011/03/01
  • メディア: CD



Passion

Passion

  • アーティスト: ピアソラ,コセンティーノ,エスペル,ビジョルド,狭間美帆,太田剣,三枝伸太郎,鉄井孝司
  • 出版社/メーカー: オクタヴィア・レコード
  • 発売日: 2013/12/18
  • メディア: CD




ルノワール大好き。
それを再認識できた。
コンサートも展覧会に合っていて素晴らしかった。

若冲もラ・フォル・ジュルネも行けなかったけど、
この1日で、それを挽回、
いや、それ以上のものを得られたように思う♪

エコバッグに惹かれてかなり迷ったが、
結局図録しか買わなかった。
もう少し大きければ買ったんだけどね~

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kuwachan

ルノワール展、チケットをもらったので行く予定でうす^^
by kuwachan (2016-06-06 12:06) 

雅

アルバムの写真を見る限り、ビジュアルも大切なんですねー

by (2016-06-09 21:42) 

りゅう

○kuwachanさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
はい、是非、行くべきです!
素晴らしい展覧会でしたよ♪ヾ( ̄ー ̄)ゞ

○雅さん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
ワタクシのようなド素人にとっては、
ビジュアルがと~っても大切なのです!(/ー\*) イヤン♪
展覧会も演奏会も素晴らしかったです♪

○DorakenBeginnerさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿

○naonaoさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿

○ぽんこさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿

○banpeiyuさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿

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by りゅう (2016-06-15 00:31) 

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