SSブログ

ダ・ヴィンチの白鳥たち [アート]

レオナルド・ダ・ヴィンチ(模写)《レダ》(ボルゲーゼ美術館蔵)

レオナルド・ダ・ヴィンチ(模写)《レダ》(ボルゲーゼ美術館蔵)

「 その絵をのぞきこみ、ベアトリーチェははっとすくんだ。それは実際のレダの彫刻よりもはるかに官能的だった。レオナルドのレダは肉付きがよく、一糸まとわぬ姿だった。大きな白鳥はレダの背丈ほどもあり、白い羽根が密生した翼で、まるで男が女を護るようにレダの身体を包んでいる。レダの丸い臀部と翼のカーブがぴったり重なって、翼の先がふとももへ、さらにその下の足へと垂れている。女と白鳥のこんなに淫らな組み合わせを、いったいレオナルド以外の誰が考えつくというのだろう? レダは白鳥から恥ずかしげに顔をそむけ、このような生きものに心奪われたことを恥じているようにも見える。だがそれでも、心を奪われていることは隠せない。ベアトリーチェは絵を見ているうちに頬がほてってきた。巨匠がレダに与えた女としての喜悦の面ざしを、自分もつい最近獲得したばかりだという自覚があったからだ。(ダ・ヴィンチの白鳥たち 上巻 P201-202)」

いや~、のっけからすんごい文章を引用してしまいましたが、
先日読んだ本の中でレオナルド・ダ・ヴィンチ《レダ》について書かれていた部分です。


ダ・ヴィンチの白鳥たち〈上〉

ダ・ヴィンチの白鳥たち〈上〉

  • 作者: カレン エセックス
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2006/11
  • メディア: 単行本

あの日、マントヴァからの求婚の使者が少しでも遅れていたら、あるいはミラノからの使者の馬が駿馬であったなら、世界地図はまったく違った色に塗り替えられていたかもしれない…。15世紀、ルネサンスのイタリアを舞台に、歴史に翻弄される、イザベラ・デステとその妹ベアトリーチェの美しき姉妹の愛憎と数奇な運命とを描く、歴史ロマン超大作。 (Amazonの商品説明)


ダ・ヴィンチの白鳥たち〈下〉

ダ・ヴィンチの白鳥たち〈下〉

  • 作者: カレン エセックス
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2006/11
  • メディア: 単行本

私があなただったら、あなたが私だったら。もしも、もしも、もしも…。妹の夫との恋、交わされる密約、そして裏切り。男たちの愛と欲望に弄ばれながらも、ひそかに国の命運を握り、したたかに生き抜く女たち。レオナルド・ダ・ヴィンチが最後に描いた素描のモデルになったのは、誰…?激動の時代に羽ばたいた二羽の白鳥、エステ姉妹。その運命の結末を描ききる、究極の歴史物語。 (Amazonの商品説明)

表紙にデザインされている作品は
先日鑑賞したレオナルド・ダ・ヴィンチ(模写)《レダ》(ボルゲーゼ美術館蔵)

表紙に負けず劣らず鼻血が出そうなすんごい記述が!
これは官能小説なのか?と思うほどに。。。(*/∇\*) キャ

~主な登場人物~
イザベラ・デステ:エステ家姉妹の姉。マントヴァ候妃。
ベアトリーチェ・デステ:イザベラの妹。ミラノ公の摂政の妻。のちのミラノ公妃。
フランチェスコ・ゴンザーガ:マントヴァ候。イザベラの夫。
ルドヴィーコ・スフォルツァ(イル・モーロ):ミラノ公の摂政。のちのミラノ公。ベアトリーチェの夫。
チェチリア・ガッレラーニ:ルドヴィーコの愛人。
ルクレツィア・クリヴェッリ:ベアトリーチェの女官。ルドヴィーコの愛人。
ジャンガレアッツォ・スフォルツァ:ミラノ公。ルドヴィーコの甥。
“アラゴンのイザベラ”:ミラノ公妃。ナポリ王アルフォンソ2世の娘。エステ家姉妹のいとこ。
フェルディナンド1世:ナポリ王。アルフォンソ2世の父。娘のエレオノーラはイザベラとベアトリーチェの母。
シャルル8世:フランス王。ナポリ王国を征服。
オルレアン公ルイ:シャルル8世の死後、フランス王ルイ12世となる。ミラノ公国を征服。

 
もちろんすんごい記述を期待して読んだわけではありません。
歴史小説ですので。
一部史実とは異なるものの、基本的には、いや大部分は史実と一致しているようです。

これまでヨーロッパの歴史というと、フランスやハプスブルク家(スペイン、ウィーン)を中心に語られる本を手にすることが多かったので、イタリア史は私にとっては未知の世界です。
意図的に避けていたわけではありませんけどね。

現代ではEU圏内ならほとんどどこへでも容易に旅することができるが、当時は都市国家。
フィレンツェからミラノは国をまたぐことになる。
近隣諸国との関係も緊密なものもあればかなり緊迫したものも。

以前読んだ本に書かれていたものですが、シエナ派の《受胎告知》の作品には、純潔の象徴であるユリの花が描かれないとのこと。これはシエナとライバル関係にある隣国フィレンツェの紋章がユリの花だったことから、「神聖な《受胎告知》の場面にフィレンツェの紋章なんて描けるかっ!」、ということらしいです。

このような激動の時代、政略結婚がとても大きな意味を持つことになります。
それが、この本の中で展開されるもっとも重要な部分でもあります。
裏切りと陰謀が渦巻く世界に愛憎劇が加わりドロドロに。
まさに混沌。。。

そんななかで、社会に対し、人に対し、とても冷めたものの見方をしているが、
ひとたび戦争となると軍師としてとても活き活きとする、レオナルド・ダ・ヴィンチ
孤高の天才画家とも万能の天才とも称され、
つかみ所の無いなんとも不思議なアヤ(妖・怪)シイ人物像。

レオナルドの最大のパトロンとも言われるルドヴィーコ・スフォルツァ(イル・モーロ)
この二人のやりとりも、人間臭さが出ていてなかなか面白い。
国を支配することはできてもレオナルドを支配することはできないようだ。
《最後の晩餐》、人力飛行機の実験、人体解剖、実現しなかったスフォルツァ騎馬像の件など、
レオナルドのミラノ時代がとても興味深く記述されていました。

Cus10448_400.jpg

レオナルド・ダ・ヴィンチ《白貂を抱く貴婦人》(チャルトリスキ美術館蔵)
モデルはルドヴィーコ・スフォルツァ(イル・モーロ)の愛人、チェチリア・ガッレラーニ
ルドヴィーコの独身時代、つまりベアトリーチェとの結婚前に描かれたもの。
ルドヴィーコは彼女のとの結婚を強く望んだそうだが、身分の違いから認められなかったそうだ。
ベアトリーチェとの結婚後も愛人関係は続き、ルドヴィーコの子を産んでいる。
白貂は純潔と貞操のシンボルだそうだ。
ギリシャ語の白貂(ガレ)とチェチリアの名字ガッレラーニをかけているとのこと。
さらに、白貂はルドヴィーコのエンブレムのひとつだったそうだ。

レオナルド・ダ・ヴィンチ《岩窟の聖母》(ルーヴル美術館蔵) レオナルド・ダ・ヴィンチ《女性の頭部のスケッチ》(トリノ王立図書館蔵)

【左】 レオナルド・ダ・ヴィンチ《岩窟の聖母》(ルーヴル美術館蔵)
【右】 レオナルド・ダ・ヴィンチ《女性の頭部のスケッチ》(トリノ王立図書館蔵)
岩窟の聖母に描かれている天使ウリエルのモデルもチェチリア・ガッレラーニらしい。

レオナルド・ダ・ヴィンチ《ラ・ベル・フェロニエール》(ルーヴル美術館蔵)

レオナルド・ダ・ヴィンチ《ラ・ベル・フェロニエール》(ルーヴル美術館蔵)
ルクレツィア・クリヴェッリの肖像画。
こちらもルドヴィーコの愛人。ベアトリーチェの女官。
作品名は細い金の鎖の頭飾り(フェロニエール)に由来。
この作品はレオナルドの真筆かどうか疑問が残るらしい。

レオナルド・ダ・ヴィンチ《イザベラ・デステ》(ルーヴル美術館蔵)

レオナルド・ダ・ヴィンチ《イザベラ・デステ》(ルーヴル美術館蔵)
ベアトリーチェの姉。才色兼備。
イタリア史においても、美術史においても、ベアトリーチェよりイザベラの方が有名なのではないだろうか。長く生きてるし。(ベアトリーチェは短すぎた。。。(T_T) )

チェザーレ・ダ・セスト(レオナルドの弟子)と思われる《レダと白鳥》(ウィルトン・ハウス蔵)

チェザーレ・ダ・セスト(レオナルドの弟子)と思われる《レダと白鳥》(ウィルトン・ハウス蔵)
《レダ》のもうひとつの有名な模写作品。
ボルゲーゼのものは丸い卵一個と一組の双子なのに対し、
こちらの卵は二つとも割れ、二組の双子が描かれている。

レオナルド・ダ・ヴィンチ《レダの習作》(ボイマンス=ファン・ビューニンゲン美術館蔵) レオナルド・ダ・ヴィンチ《乱れた髪の娘》(パルマ国立絵画館蔵)

【左】 レオナルド・ダ・ヴィンチ《レダの習作》(ボイマンス=ファン・ビューニンゲン美術館蔵)
【右】 レオナルド・ダ・ヴィンチ《乱れた髪の娘》(パルマ国立絵画館蔵)


この本の概要等が訳者あとがきにうまくまとめられていましたので載せておきます。
単に自分で要約するのが面倒なだけですが。。。(^_^;)

~訳者あとがきより~
「 なぜルネサンスの天才画家は、他の画家の描いたキリストの磔刑図に、ミラノ公妃ベアトリーチェの肖像を描き加えることになったのか。また、公妃の姉であるマントヴァ候妃イザベラ・デステの肖像まで描いた-それには、どのような経緯があったのか。
 著者は史料をひもとき、古い書簡をあさり、事実と事実のはざまの空白を作家の想像力で埋めながら、その答えを見いだしていく。こうして、レオナルド・ダ・ヴィンチによって描かれた白鳥たち、すなわちイザベラとベアトリーチェを含む四人の女たちの愛と人生を織り込んだ歴史小説が完成した。ダ・ヴィンチが描いたと言われる、この四人の女性の肖像はいまも現存する。いや、四人の肖像だけではなく、スケッチから壁画のような大作にいたるまで、この小説に登場するほとんどすべての絵画作品がいまも残されている。わたしたちは登場人物を視線を重ね合わせることで、それらの作品が、画集や美術館ではなく、五百年前の画家の工房に無造作に立てかけてあるところを見ているような気持ちになれる。これこそフィクションの醍醐味というものだろう。ただしフィクションの部分を作り込みすぎれば歴史小説の重みを欠くだろうし、事実にこだわりすぎればストーリーテリングの妙味を損なうことになるだろう。このあたりの虚と実の混ぜ加減をエセックスは巧みにこなしてみせた。
 姉妹の競い合いが主軸にあり、そこに権力の高みをめざす男たちの欲望がからむ。登場人物たちが五百年前に確かに存在し、わたしたちと同じように限られた人生の時間を生きた。同じように何かを求め、誰かを愛し、苦しみ、もがき、何かをつかみ、失い、死んでいった。その証となる実在の絵画や文書のひとつひとつを精緻に縫い合わせるようにして、本書は仕上がっている。姉の視点から語られた章、妹の視点から語られた章が交互に重なる組み立ても、よりくっきりとふたりのちがいを際だたせているのではないだろうか。
 あるときは物語の案内役をつとめるように、あるときは話の運びにスパイスを振りかけるように、“レオナルドの手記”からの抜粋が随所にはさまれているが、これもいまに残るダ・ヴィンチの手稿を下敷きにしたものだ。ただし大筋はそのままだが、ストーリーに沿うようにいくらかの改変を加えた部分もある、と著者が語っていることも、少しだけ申し添えておきたい。
 また、レオナルド・ダ・ヴィンチ自身も物語のなかに登場するが、孤高の天才でありながら、どこか宮仕えの哀しみをただよわせているところが興味深い。ミラノ宮廷に召しかかえられた“巨匠”は画家・彫刻家としてだけではなく、エンジニアやデザイナー、音楽家、祝祭の演出家としても活躍し、多岐にわたる分野で才能を発揮した。そしてこの時代、ギリシア神話の“レダと白鳥”伝説にもとづく習作を採り憑かれたように描きつづけていた。しかしその完成作品はすでに消失し、別の画家が原画を模写した作品を残すのみとなった。装丁家の片岡忠彦氏による美しい表紙は、ボルゲーゼ美術館所蔵の、レオナルド派の画家ソドマによる(といわれる)模写作品をもとに構成されている。(ダ・ヴィンチの白鳥たち 下巻 P275-277)」



ボルゲーゼ美術館展感想記事(http://ryuu.blog.so-net.ne.jp/2010-09-29


レオナルド・ダ・ヴィンチ (西洋絵画の巨匠 8)

レオナルド・ダ・ヴィンチ (西洋絵画の巨匠 8)

  • 作者: 池上 英洋
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2007/01
  • メディア: 大型本


ダヴィンチ (ニューベーシック) (タッシェン・ニュー・ベーシック・アート・シリーズ)

ダヴィンチ (ニューベーシック) (タッシェン・ニュー・ベーシック・アート・シリーズ)

  • 作者: フランク・ツォルナー
  • 出版社/メーカー: タッシェン
  • 発売日: 2000/10/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


本文中にレオナルドの作品がいっぱい出てくるので画集を横に置きながら♪(^_^)


ベアトリーチェに語ったレオナルド先生のお言葉。
「 『絵の具はいずれ画布から剥がれ落ちましょう。人の皮膚が身体から剥がれ落ちていくように。人はおのれの創造を破壊する。後始末を自然が引き受ける。たまさか残るものもあるでしょうけれど。』(ダ・ヴィンチの白鳥たち 上巻 P205)」

諸行無常って感じかな???ヾ( ̄ー ̄)ゞ


nice!(22)  コメント(20)  トラックバック(5) 
共通テーマ:アート

nice! 22

コメント 20

kuwachan

おはようございます!
りゅうさん、すごい深いですね~。またゆっくりと読みに参ります(^^ゞ
取りあえず、nice! ☆
by kuwachan (2010-10-16 07:36) 

mami

面白そうな本ですね!ダ・ヴィンチの絵はちょっと不気味なところがあって苦手なんですが、本は読んでみたくなりました。
レオナルドとルドヴィーコの関係は、千利休と秀吉を思い出させますね。
by mami (2010-10-16 23:15) 

poyoyon

歴史小説読んでみたくなりました。
本屋さんに探しにいってこよ~っと!
by poyoyon (2010-10-17 02:37) 

いっぷく

たった1枚の絵を見たさに美術館に足を運ぶ人もいれば、
またできる限りたくさんの作品を見たいと足を運ぶ人もいる。
「ダ・ヴィンチの白鳥たち」を読んだ後にダ・ヴィンチの作品を
また見てみたいと思わせてくれそうな本ですね。
by いっぷく (2010-10-17 06:04) 

TaekoLovesParis

りゅうさん、
トラックバックをまちがえました。スミマセン、消しておいてください。

この記事、とっても興味深かったです。
レダのどこに?って、今回は違いますよー。イザベラ・デステです。
私の記事 http://blog.so-net.ne.jp/taekoParis/2009-02-28
にトラックバックをつけたかったんです。
マンテーニャは、イザベラ・デステに気に入られ、お抱えの宮廷画家
だったんですよ。イザベラはマントヴァ候に嫁ぎ、ベアトリーチェはミラノ公に
嫁いだ。ふたりは1歳しか違わないから、ライヴァル関係でもあり、妹をうらやましく思っていたんですって。
りゅうさんも書いていらっしゃるように、政略結婚の時代。特にイタリアは
都市国家で国が多いから、わかりにくいですよね。

レオナルドは、イル・モーロ=ミラノ公のお抱えだったんですね。
外交なしに生き残れない時代だったから、レオナルドは外交にも手腕を発揮したんですねー。
「白てんを抱く貴婦人」は、前に日本に来たとき、横浜美術館で見たから、親しみを覚えます。「モナリザ」と違って背景に景色がないので、人物が
ぐっと迫ってきますね。ここを読んだら、イル・モーロの大切な人だから、
きれいに描かなくちゃというレオナルドの気迫が感じられましたよ。
岩窟の聖母もそうかもしれないんですね。

「女官ルクレツィア」は、チェチリアと比べると、女官という職業意識が
前面に出ているような硬い表情に見受けられますが。

イザベラは、レオナルドがマントヴァの宮殿に来たとき、肖像画を頼んだけど、不承不承の制作で、デッサンで終わり、油絵にならなかったんですって。だから、のちに、イザベラは、ティツイアーノに油絵の肖像画を描かせたそう。

ミラノ在だったダ・ヴィンチの絵が、パリで有名になったのは、フランスのミラノ侵略の結果といわれてますね。美術作品は政治との関わりが大きいですね。私もこの本、読んでみたいです。
by TaekoLovesParis (2010-10-17 11:57) 

りゅう

○kuwachanさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
レダです!(* ̄m ̄) プッ
過激な内容でぜんぜんnice!じゃないかもです♪(≧▽≦)b

○mamiさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
どうやらレオナルドは、外見だけではなくモデルの内面世界、
心の揺らぎをそのまま写し出してしまう恐るべき画家のようです。
レオナルド、とても興味深く感じられました。
千利休と秀吉の関係も興味深いですね、この二人について書かれたの本あるかな?ちょっと捜してみます。ヾ( ̄ー ̄)ゞ

○poyoyonさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
この本の著者のデビュー作「クレオパトラ」を先日読みました。
こちらも興味深い歴史小説でした♪
近々記事をアップする予定です。
本屋さんへレッツ・ゴー!(^_^)/

○いっぷくさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
私もたくさん見たくてでかけたり1枚のためにでかけたりしています♪
今回のものはボルゲーゼ美術館展で鑑賞した作品に影響を受けて読んでみた本です。もう一度その作品を見てみたいという思いと今度はレオナルドの作品を見たいという思いが交錯しています。(^_^)
12月から2月にかけて日比谷公園で「特別展 ダ・ヴィンチ ~モナ・リザ 25の秘密~」(http://davinci-japan.com/index.html)という展覧会が開催されるそうですが、どうやら絵画は来ないようです。。。(^_^;)

○TaekoLovesParisさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
お待たせしました、Taekoさんの大好きなレダです!(* ̄m ̄) ププッ
この記事の下書段階ではイザベラのところでマンテーニャについてもちょこっと触れていたのですが、レオナルドにより焦点を当てたかったので削除しました。レオナルドがマントヴァに立ち寄った際にマンテーニャの作品に見入っている場面が下巻に記述されていました。
上巻では、ベアトリーチェの結婚式に参列するためにミラノ入りしたイザベラがレオナルドの《白貂を~》を目にしてレオナルドの肖像画を依頼するもサラッと断られ、その後ものらりくらりと。そして下巻のラストでようやくあのデッサンに。
権力者とその妻と、そこに仕える者たち。それぞれの視点から楽しめるとても興味深い本でした♪(^_^)
イザベラについては「ルネサンスの女たち (塩野七生ルネサンス著作集)」という本にも記述があります。ちなみに表紙はドメニコ・ギルランダイオです。(^_^)
~TBの送り方~
相手の記事にあるトラックバックURLを、ご自分のTBを送りたい記事の作成画面にあるトラックバックURL(Ping送信先) のところに入れて記事を保存します。

○にいなさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿

○りんこうさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
by りゅう (2010-10-18 22:19) 

pistacci

「レダと白鳥」はどぎまぎしてしまいますね。
(どこかで見たのですが、思い出せません・・)
絵の背景の人間模様、、、興味深い!
by pistacci (2010-10-19 00:00) 

TaekoLovesParis

りゅうさん、TBのつけ方、ありがとう!
イザベラが、「白てんを抱いた貴婦人」をミラノで見て、自分も描いてもらおうと思った話は興味深いです。
さっき、「ルネサンスの女たち」、amazonで見たら、ドメニコ・ギルランダイオの表紙が、気品があっていいので、One clickで頼んじゃいました。
「ダヴィンチの白鳥たち」の方は、えっ?著者もセックスと驚いたら、
エセックスでしたね(汗)。
by TaekoLovesParis (2010-10-19 21:31) 

りゅう

○pistacciさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
「レダと白鳥」、刺激的過ぎますよね。。。
展示室でもジックリと見入ってしまってよいのかどうか。。。(/ー\*) イヤン♪

○Taekoさん、こんばんは。TB&コメントありがとうございます(^o^)丿
Taekoさんの頭の中が「レダ」でいっぱいに。。。(/ー\*) イヤン♪
まぁ、それはともかく、「ルネサンスの女たち (塩野七生ルネサンス著作集)」、イザベラの章は50ページほどで淡々と記述されていますが、「ダ・ヴィンチの白鳥たち」は歴史小説ということでとても濃いものでした♪
「ダ・ヴィンチの白鳥たち」面白かったですよ、一気読みしました♪
「ルネサンスの女たち」の後はこちらも是非!ヾ( ̄ー ̄)ゞ

○雅さん、nice!ありがとうございます(^o^)丿

○広島ピアノさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿

○ぼんぼちぼちぼちさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
by りゅう (2010-10-19 23:00) 

micky

今回は、大人向きの記事かと思いました。
天才レオナルド・ダ・ヴィンチは、女の人に、くらっとしないお固い人
だったんですね。最後にある言葉「諸行無常」がわかっていたから、
この世の恋愛なんかつまらないと思ってたのかしら?
by micky (2010-10-20 18:38) 

りゅう

○mickyさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
職場や学校でこのページを開いた方は焦ったでしょうね!
でも、記事の内容は普通に!?アート・歴史・読書感想ですので。(* ̄m ̄) ププッ
レオナルド、典型的な研究者タイプで、人間臭い側面を持ちつつも、
ある意味、悟りの境地に到達しているように感じました。
事実は不明ですが、レオナルドは少年に走っていたなんて説もあります。
作品に描かれているのはほとんどが女性ですけどね。
あらためて、不思議な人物だなぁと。ヾ( ̄ー ̄)ゞ
by りゅう (2010-10-20 23:11) 

りゅう

○ぽんこさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
by りゅう (2010-10-21 21:09) 

乃亜

いつも影ながら拝見させてもらってます。

更新の無い無人同然のブログに
コメント入れてくださってありがとうございます。

これからも楽しませて下さいね。
by 乃亜 (2010-10-22 00:35) 

りゅう

○乃亜さん、こんばんは。コメントありがとうございます(^o^)丿
お久しぶりです、具合はいかがですか?
食欲の秋。
美味しいものをいっぱい食べてスタミナをつけましょう♪ヾ( ̄ー ̄)ゞ

○miyokoさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿

○西尾征紀さん、nice!ありがとうございます(^o^)丿

○Hidekiyo.F.Metastasioさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿

○うつマモルさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
by りゅう (2010-10-22 22:25) 

りゅう

○kakasisannpoさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿

○伽耶さん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
by りゅう (2010-10-24 13:41) 

laysy

イザベラの横顔のデッサンが素敵ですね〜
レオナルドの絵って口元が特に神秘的…
口角がキュッと上がってて意思が強そう…
レダの後ろの白鳥…顔つきも身体も人間みたいです…
じっくり観てみると色んな発見がありそう。
by laysy (2010-10-24 19:30) 

乃亜

私、デッサンってマジマジと見たことがなかったんですよね~汗

この人たちは何を思って生きてたのだろう・・・と
ちょっと考えちゃいました^^
あ・・・また返事カキコしておきました~~~
by 乃亜 (2010-10-25 11:49) 

りゅう

○laysyさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
この白鳥は神さまゼウス(ユピテル)が姿を変えたものです。
綺麗な女性を見つけ、白鳥になって舞い降り、
そして・・・(/ー\*) イヤン♪
レオナルドの絵は繊細かつ緻密な描写で、
部分でも全体でも意義深くとても興味深いです。
人々を魅了してやまない理由もそのあたりにありそうです。ヾ( ̄ー ̄)ゞ

○乃亜さん、こんばんは。コメントありがとうございます(^o^)丿
デッサン面白いですよ♪
余計な装飾が無いと言っては怒られてしまいますが、色がないので画家やモデルの素の部分が如実に表現されるように思います。
本の記述では、このデッサンの際にイザベラはお気に入りのアクセサリーをたくさんつけて現れたものの、レオナルドが全部はずさせています。
さらに、自他共に認める絶世の美女イザベラが正面から描いて欲しいという希望をサクッと排して、横顔で描いています。
でも、この横顔には未来を見つめる姿という意味があるそうです。(^_^)
by りゅう (2010-10-26 00:34) 

りゅう

○タッチおじさんさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
by りゅう (2010-11-08 01:09) 

りゅう

○yukitanさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
by りゅう (2010-11-27 13:52) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 5

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。