版画に見る印象派展 [10展覧会感想]
北浦和の埼玉県立近代美術館で開催されていた「版画に見る印象派 陽のあたる午後、天使の指がそっと」展を観に行きました。
「今日『印象派』として知られるルノワールやピサロ、マネなどの画家たちは、19世紀後半 にすばやいタッチと明るい色彩によって絵画に革新をもたらしました。彼らは油彩画を描くかたわら、同時にエッチングやリトグラフなどの版画の制作も手がけています。マネは自作の油彩にもとづいたエッチングを制作し、ピサロやルノワールは、友人やコレクターの求めに応じて版画を制作しています。印象派の画家を先導したバルビゾン派のミレーやコローも自然と田園の風景を版に刻み、トゥールーズ=ロートレックはリトグラフのポスターによって世紀末のパリを彩りました。この時代、版画はかつてなく画家にとって重要な表現手段となったのです。
この展覧会では、印象派やバルビゾン派、ナビ派を代表する画家たちの作品や、本の挿絵として制作された作品など、さまざまな技法や制作経緯による約130点の版画作品をご紹介いたします。19世紀後半から20世紀前半におけるフランスの美しい版画の数々をじっくりとお楽しみください。(埼玉県立近代美術館HPより)」
~展示構成~
Ⅰ.田園を謳う Ⅱ.エッチングの妙味 Ⅲ.印象派の版画 Ⅳ.象徴主義のヴィジョン
Ⅴ.パリの憂鬱 Ⅵ.幸福のイメージ
ジャン=バティスト=カミーユ・コロー《トスカーナの思い出》は森や山の中から遠景の建物を望む場面。画面の手前、左右に木があり、その間、画面の中央に遠景の建物。後ろ髪を惹かれるような懐かしさいっぱい。《オスティアの思い出》はぱっと見は雑だが、離れて見るとgood♪(≧▽≦)b
シャルル・ジャック《休息》は写真のような精緻な描写が凄い。シャルル・ジャックののどかな牧畜作品は今までいくつか観ているが、たぶん版画は初めて。
ジャン=フランソワ・ミレー《種まく人》は山梨県立美術館が所蔵する油彩画《種まく人》の版画バージョン。油彩の一年後に制作されたそうだ。画面左上、蒔かれた種の延長に鳥がいます。ぱっと見は種がフワァ~っと広がるようにも見えるし、蒔かれた種の一部は鳥たちにつつかれ食べられるということを意味しているようにも見える。
《落穂拾い》はオルセー美術館が所蔵する油彩画《落穂拾い》とほぼ同じ構図だが、油彩よりも前に制作されたそうだ。
どちらも人物の影が格好良かった!!《種まく人》は肩の張りや腰の細さがとても逞しく、人物とともに画面全体が引き締まった印象。《落穂拾い》は足元にできる影や前かがみになったところにできる影や服のシワが素晴らしい。版画でここまで繊細に描写できるのか・・・(@_@)
《土を掘り起こす男たち》は収穫が終わった畑を耕しているところ。これもまた格好いい!!
【左】 ジャン=フランソワ・ミレー《落穂拾い》
【右】 ジャン=フランソワ・ミレー《土を掘り起こす男たち》
《種まく人》、《落穂拾い》、《土を掘り起こす男たち》、《羊飼いの少女(大)》は07年の田園讃歌展の際に、山梨県立美術館所蔵のもので鑑賞している。《土を掘り起こす男たち》は《耕す人》というタイトルだったが。やっぱり埼玉は田んぼと畑がよく似合うぜっ♪(* ̄m ̄) プププッ
ちなみに今展覧会の展示作品は、特別出品となる埼玉県立近代美術館とさいたま市立漫画会館のものを除き、すべて個人蔵とのこと。Σ(ヾ ̄▽ ̄)ヾ!!すごっ!!
田園讃歌展の感想記事(http://ryuu.blog.so-net.ne.jp/2007-12-15)
マネの作品は8点。《オランピア》はスキャンダルを巻き起こしたあの有名な油彩《オランピア》に基づくもの。この版画は1867年のマネ展の際に刊行されたエミール=ゾラ「マネ論」の挿絵として制作されたものだそうだ。黒猫のムキーッって感じがなんともいえない。。。(^_^;)
《死せる闘牛士》も有名な油彩画に基づくもの。油彩画は画集等でしか見たことが無いが、モノクロ版画の方が「死」というものをいっそう前面に押し出してきているように感じる。
まさに「llllll(-_-;)llllll ずーん」って感じ。(^_^;)
【左】 エドゥアール・マネ《オランピア》
【右】 エドゥアール・マネ《死せる闘牛士》
《ローラ・ド・ヴァランス》もまた有名な油彩に基づくもの。マネは、しばし自分の油彩作品を版画にして手元に残したり、挿絵に回したりしていたそうだ。この作品のモデルはスペイン王立劇場バレエ団のダンサー、ローラ・ド・ヴァランス。立ち姿が格好いい!!バレエ公演のポスターに使えそう。そしたら大入り間違いなし♪(≧▽≦)b
《猫と花》はシャンフルーリの著書「猫」の挿絵として制作されたもので、大胆なニャンコ・ドアップ構図は北斎漫画など浮世絵の影響を受けているそうだ。
今展の看板を飾る《ポリシネル》はマネ唯一のカラーリトグラフ、色がとても綺麗♪当時の大統領を風刺したものだそうだが、愛嬌のある顔立ちで可愛いポーズ。何か憎めない感じのおじさん。ヾ( ̄ー ̄)ゞポリシネルとは当時人気だった道化役で、イタリア即興喜劇の「プルチネッラ」に由来するそうだ。
丸の内のマネ展(三菱一号館美術館)のチラシ
セザンヌの版画はエッチング5点とリトグラフ3点しか存在しないそうだ。今回展示されていたのは《首吊りの絵のある画家ギヨマンの肖像》、《少女の顔》というエッチング2点と《水浴の男たち(大)》というリトグラフ1点。なんかとっても貴重な機会を得た感じがする♪《水浴の男たち(大)》は、色の置き方が絶妙。背景にあるのはサント・ヴィクトワール山だそうだ。野郎の裸なんて見たくないけど、作品としてはなかなか見応えがある。
シスレーもまた版画作品の制作は少なく、エッチング4点とリトグラフ2点が存在するのみだそうだ。今回展示されていたのはリトグラフの《サン・マメス付近のロワン河畔》。たぶんシスレーの版画作品を観るのは初めて。これまたとっても貴重な機会を得た感じ。構図はコローのような、描き方はモネのような、没個性化したなんとも不思議な印象を受ける。あまり自己主張しないところがシスレーらしさなのかな?(^_^;)
本命はルノワール《帽子のピン留め》♪
ルノワールの版画制作は1890年以降と意外と遅く、作品数は銅版画25点、リトグラフ34点だそうだ。今回最も楽しみにしていたのは、《帽子のピン留め》という作品。美術館のHPで見た時から、この可愛い女の子が気になって気になって♪(o^-^o)その気になった理由ですが、会場で作品解説を読んで納得♪それもそのはず、何故ならこの左側の女の子は、ジュリーちゃんだったから。そう、ベルト・モリゾの娘、ジュリー・マネ。描かれているのは、帽子に花飾りをつける場面。ジュリーちゃんも手に飾りを持っています。60cm×48.8cmと意外にも大きな作品。画面左上の背景には部分的に緑色を用いて深みを出している。ジュリーの帽子、首、腕の部分には黄色(黄土色かな?)、それ以外の肌は赤色(朱色?)。使われている色は少なく感じるが、11色位使っているらしい。明るく軽やかでとても柔らかい印象。紙がかなり波打っていたが、色付けは後からパステルや水彩を用いたのだろうか。この1週間後、乃木坂のルノワール展でこの作品の別バージョン(微妙に違う!)ものを鑑賞しました♪(^_^)
「ルノワールのモデルを何度かつとめたシュザンヌ・ヴァラドンによれば、画家は作品のために花飾りのある帽子を特別に作らせたという。彼のアトリエにはそうした帽子があちこちに散らばっていた。この作品の主題は、二人の少女というよりは二つの帽子そのものだと言えるかもしれない。花飾りを帽子にピン留めする少女の後ろ姿がそのことを象徴的に示している。この時期、二人の少女を描いたいくつかの作品のモデルをつとめたのは、画家ベルト・モリゾの娘ジュリー・マネとその姪のポーレットで、この作品の二人の少女も同じ娘たちがモデルだったと考えられている(顔を見せているのがジュリー)。(会場の作品解説より)」
ルノワール《田舎のダンス》は会場で出会ってビックリした作品!この作品、版画になってたのかー!!タイトルは《田舎のダンス》となっていますが、構図はボストン美術館所蔵の《ブージヴァルのダンス》という作品と同じ。この有名な油彩もこの1週間後にルノワール展で鑑賞しました!O(≧∇≦)O イエイ!!このモデルはユトリロの母としても知られるシュザンヌ・ヴァラドン。
オルセー美術館所蔵の《田舎のダンス》、《都会のダンス》とともに3点セットでとらえられることが多いそうだが、《田舎のダンス》と《都会のダンス》はサイズも同じで当初から対で個展に出品されていたのに対し、《ブージヴァルのダンス》はそれとは独立して制作されたもので、当初はこの作品も《田舎のダンス》というタイトルだったそうだ。そのタイトル故にオルセーの2点としばし混同されたとのこと。今回展示されている版画は当初のタイトルをそのまま引き継いでいるようだ。ちょっと紛らわしいけど。ちなみにオルセー美術館所蔵の《田舎のダンス》は08年のルノワール+ルノワール展で鑑賞しています。
【左】 オーギュスト・ルノワール《田舎のダンス》
【中】 オーギュスト・ルノワール《ブージヴァルのダンス》(ボストン美術館蔵) ※この作品は展示されていません
【右】 オーギュスト・ルノワール《田舎のダンス》(オルセー美術館蔵) ※この作品は展示されていません
《田舎のダンス》、《都会のダンス》、《ブージヴァルのダンス》の画像を並べた記事はこちら。
(http://ryuu.blog.so-net.ne.jp/2008-01-28)
ルノワール+ルノワール展の感想記事(http://ryuu.blog.so-net.ne.jp/2008-04-27)
ゴーギャンの作品は個人蔵の《ノア・ノア(かぐわしい)》と《ナヴェ・ナヴェ・フェヌア(かぐわしき大地)》の2点に埼玉県立近代美術館所蔵の8点が特別出品として加えられ、ゴーギャンルームを形成。しかも、特設映像ルーム付き。キャーq(≧∇≦*)(*≧∇≦)pキャー
ゴーギャンの作品は昨年のゴーギャン展でいっぱい観たから軽く流そうかな~なんて思ったけど、ついつい見入ってしまった。特別出品の作品で印象的だったのは《死霊は見ている》、《神々の日》、《微笑(風刺紙『微笑』第4号の扉絵)》の3点。
「ゴーギャンの木版画は、当時この技法の取り組みは、木版画復興の流れを形づくった制作者たちの作品とは一線を画す力強さと生命力を備えており、この分野におけるゴーギャンの特異な位置を物語っている。(会場の作品解説より)」
ゴーギャン展の感想記事(http://ryuu.blog.so-net.ne.jp/2010-02-07)
ロドルフ・ブレダン《よきサマリア人》はブレダンの代表作にして最大の作品だそうだ。細かい!!いっぱいに描き込んでるな~ってのが第一印象。描かれているのは聖書の一場面で、薄情というか忠実というか奇麗事ばかりというか、人間の本質を突く矛盾に富んだもの。そんな内容とは全然結びつなかないくらいにとても写実的。動植物もいっぱいで幻想的かつ神秘的でもある。見応えありました。
アンリ・ファンタン=ラトゥールの作品は《アドルフ・ジュリアン著『リヒャルト・ワーグナー、その生涯とその作品』(パリ、1886年)のための挿絵》14点を含む18点。ワーグナーのオペラ作品に基づく絵画や版画を数多く制作していたそうだが、それは純粋音楽のイメージ化というよりは楽劇という物語性を持った総合芸術の一場面を描いたものだったそうだ。当時は上演が滅多に無かったことから、オケ・演奏・台本をもとに場面を視覚化することで、音楽と文学と美術という諸芸術の総合芸術を自らの想像力のなかで実践したものだったそうだ。
特に印象的だったのは《ローエングリン前奏曲(第2版)》という作品。とても優しく神々しい。色付けはされていないのだが、色が見える。鑑賞者がそれぞれに思い描く色がそこにはある。いや、色はあったのだが、天からの降り注ぐ光によって色が消えてしまったというべきか。下手に色付けしてボケボケになるくらいなら色付けなんてしない方がいいのかもしれないとしみじみと思った。光や空気がそこにははっきりと存在している(描かれている)と感じられる、神秘的かつ幻想的な素晴らしい作品。
テオフィール=アレクサンドル・スタンラン《P.デルメ『女たちの歌』(パリ、1897年)のための15枚のリトグラフ》は15点一挙展示。茶色というか朱色というかセピア色というか・・・この哀愁漂う綺麗な色がとても魅力的♪とても見応えがあり、引き込まれました。アレクサンドル・スタンラン、聞いたことあるような無いような。。。(^_^;)ははは
アンリ=エドモン・クロス《シャン=ゼリゼにて》はとても優しい色合いで癒された。アンリ=エドモン・クロスのこの点描、結構好きなんです♪ヾ( ̄ー ̄)ゞ
モーリス・ドニ《母親に花の冠をかぶせる子供》はとても優しく温かい作品。花輪でできた光輪、満開の花で再現された光背、これはどうみても聖母子でしょ~♪(^_^)
派手さは無いけどとても充実した見応えのある展覧会。今回も子供用のワークシートが用意されており、また、作品リストの裏には版画の技法解説も掲載されていた。この美術館、とても丁寧でいつも味わい深い展覧会やってるけど、内容も宣伝もイマイチ地味なせいか、お客さんがあまり入っていないんだよな~、もったいない。ちょっと真面目すぎるのかな。。。(^_^;)
昨年の「デュフィ展」で《電気の精》のリトグラフを鑑賞してから版画に興味を持つようになり、西美の「かたちは、うつる展」で版画の魅力に引き込まれた。昨年最後に鑑賞したのは版画の展示が中心だった「ベルギー幻想美術館展」。そして今年の1発目がこれ。偶然かもしれないが、版画に終わり版画に始まった。今年は印象派を中心とした、ただ持ってきただけ展や回顧展が目白押し。今展は完全に埋没してしまっているが、印象派の版画に着目するというとても面白い試み。当初は鑑賞予定に入れてなかったが、とても気になっていた展覧会。観に行って本当に良かった。また、この日はオペラコンサートも聴くことができ、とても楽しかった♪ヾ( ̄ー ̄)ゞ
ラウル・デュフィ展(http://ryuu.blog.so-net.ne.jp/2009-11-25)
かたちは、うつる 国立西洋美術館所蔵版画展(http://ryuu.blog.so-net.ne.jp/2009-12-13)
ベルギー幻想美術館展(http://ryuu.blog.so-net.ne.jp/2010-06-09)
ワークシート(表)
ワークシート(裏)
・図録:2300円
埼玉県立近代美術館(http://www.momas.jp/)
サイ・・・タマ。(* ̄m ̄) プッ
スッキリしていて優しく温かい感じがする。
春らしいナイスなデザイン♪(^_^)
おでかけ記録(http://ryuu.blog.so-net.ne.jp/2010-03-26)
「今日『印象派』として知られるルノワールやピサロ、マネなどの画家たちは、19世紀後半 にすばやいタッチと明るい色彩によって絵画に革新をもたらしました。彼らは油彩画を描くかたわら、同時にエッチングやリトグラフなどの版画の制作も手がけています。マネは自作の油彩にもとづいたエッチングを制作し、ピサロやルノワールは、友人やコレクターの求めに応じて版画を制作しています。印象派の画家を先導したバルビゾン派のミレーやコローも自然と田園の風景を版に刻み、トゥールーズ=ロートレックはリトグラフのポスターによって世紀末のパリを彩りました。この時代、版画はかつてなく画家にとって重要な表現手段となったのです。
この展覧会では、印象派やバルビゾン派、ナビ派を代表する画家たちの作品や、本の挿絵として制作された作品など、さまざまな技法や制作経緯による約130点の版画作品をご紹介いたします。19世紀後半から20世紀前半におけるフランスの美しい版画の数々をじっくりとお楽しみください。(埼玉県立近代美術館HPより)」
~展示構成~
Ⅰ.田園を謳う Ⅱ.エッチングの妙味 Ⅲ.印象派の版画 Ⅳ.象徴主義のヴィジョン
Ⅴ.パリの憂鬱 Ⅵ.幸福のイメージ
ジャン=バティスト=カミーユ・コロー《トスカーナの思い出》は森や山の中から遠景の建物を望む場面。画面の手前、左右に木があり、その間、画面の中央に遠景の建物。後ろ髪を惹かれるような懐かしさいっぱい。《オスティアの思い出》はぱっと見は雑だが、離れて見るとgood♪(≧▽≦)b
シャルル・ジャック《休息》は写真のような精緻な描写が凄い。シャルル・ジャックののどかな牧畜作品は今までいくつか観ているが、たぶん版画は初めて。
ジャン=フランソワ・ミレー《種まく人》は山梨県立美術館が所蔵する油彩画《種まく人》の版画バージョン。油彩の一年後に制作されたそうだ。画面左上、蒔かれた種の延長に鳥がいます。ぱっと見は種がフワァ~っと広がるようにも見えるし、蒔かれた種の一部は鳥たちにつつかれ食べられるということを意味しているようにも見える。
《落穂拾い》はオルセー美術館が所蔵する油彩画《落穂拾い》とほぼ同じ構図だが、油彩よりも前に制作されたそうだ。
どちらも人物の影が格好良かった!!《種まく人》は肩の張りや腰の細さがとても逞しく、人物とともに画面全体が引き締まった印象。《落穂拾い》は足元にできる影や前かがみになったところにできる影や服のシワが素晴らしい。版画でここまで繊細に描写できるのか・・・(@_@)
《土を掘り起こす男たち》は収穫が終わった畑を耕しているところ。これもまた格好いい!!
【左】 ジャン=フランソワ・ミレー《落穂拾い》
【右】 ジャン=フランソワ・ミレー《土を掘り起こす男たち》
《種まく人》、《落穂拾い》、《土を掘り起こす男たち》、《羊飼いの少女(大)》は07年の田園讃歌展の際に、山梨県立美術館所蔵のもので鑑賞している。《土を掘り起こす男たち》は《耕す人》というタイトルだったが。やっぱり埼玉は田んぼと畑がよく似合うぜっ♪(* ̄m ̄) プププッ
ちなみに今展覧会の展示作品は、特別出品となる埼玉県立近代美術館とさいたま市立漫画会館のものを除き、すべて個人蔵とのこと。Σ(ヾ ̄▽ ̄)ヾ!!すごっ!!
田園讃歌展の感想記事(http://ryuu.blog.so-net.ne.jp/2007-12-15)
マネの作品は8点。《オランピア》はスキャンダルを巻き起こしたあの有名な油彩《オランピア》に基づくもの。この版画は1867年のマネ展の際に刊行されたエミール=ゾラ「マネ論」の挿絵として制作されたものだそうだ。黒猫のムキーッって感じがなんともいえない。。。(^_^;)
《死せる闘牛士》も有名な油彩画に基づくもの。油彩画は画集等でしか見たことが無いが、モノクロ版画の方が「死」というものをいっそう前面に押し出してきているように感じる。
まさに「llllll(-_-;)llllll ずーん」って感じ。(^_^;)
【左】 エドゥアール・マネ《オランピア》
【右】 エドゥアール・マネ《死せる闘牛士》
《ローラ・ド・ヴァランス》もまた有名な油彩に基づくもの。マネは、しばし自分の油彩作品を版画にして手元に残したり、挿絵に回したりしていたそうだ。この作品のモデルはスペイン王立劇場バレエ団のダンサー、ローラ・ド・ヴァランス。立ち姿が格好いい!!バレエ公演のポスターに使えそう。そしたら大入り間違いなし♪(≧▽≦)b
《猫と花》はシャンフルーリの著書「猫」の挿絵として制作されたもので、大胆なニャンコ・ドアップ構図は北斎漫画など浮世絵の影響を受けているそうだ。
今展の看板を飾る《ポリシネル》はマネ唯一のカラーリトグラフ、色がとても綺麗♪当時の大統領を風刺したものだそうだが、愛嬌のある顔立ちで可愛いポーズ。何か憎めない感じのおじさん。ヾ( ̄ー ̄)ゞポリシネルとは当時人気だった道化役で、イタリア即興喜劇の「プルチネッラ」に由来するそうだ。
丸の内のマネ展(三菱一号館美術館)のチラシ
セザンヌの版画はエッチング5点とリトグラフ3点しか存在しないそうだ。今回展示されていたのは《首吊りの絵のある画家ギヨマンの肖像》、《少女の顔》というエッチング2点と《水浴の男たち(大)》というリトグラフ1点。なんかとっても貴重な機会を得た感じがする♪《水浴の男たち(大)》は、色の置き方が絶妙。背景にあるのはサント・ヴィクトワール山だそうだ。野郎の裸なんて見たくないけど、作品としてはなかなか見応えがある。
シスレーもまた版画作品の制作は少なく、エッチング4点とリトグラフ2点が存在するのみだそうだ。今回展示されていたのはリトグラフの《サン・マメス付近のロワン河畔》。たぶんシスレーの版画作品を観るのは初めて。これまたとっても貴重な機会を得た感じ。構図はコローのような、描き方はモネのような、没個性化したなんとも不思議な印象を受ける。あまり自己主張しないところがシスレーらしさなのかな?(^_^;)
本命はルノワール《帽子のピン留め》♪
ルノワールの版画制作は1890年以降と意外と遅く、作品数は銅版画25点、リトグラフ34点だそうだ。今回最も楽しみにしていたのは、《帽子のピン留め》という作品。美術館のHPで見た時から、この可愛い女の子が気になって気になって♪(o^-^o)その気になった理由ですが、会場で作品解説を読んで納得♪それもそのはず、何故ならこの左側の女の子は、ジュリーちゃんだったから。そう、ベルト・モリゾの娘、ジュリー・マネ。描かれているのは、帽子に花飾りをつける場面。ジュリーちゃんも手に飾りを持っています。60cm×48.8cmと意外にも大きな作品。画面左上の背景には部分的に緑色を用いて深みを出している。ジュリーの帽子、首、腕の部分には黄色(黄土色かな?)、それ以外の肌は赤色(朱色?)。使われている色は少なく感じるが、11色位使っているらしい。明るく軽やかでとても柔らかい印象。紙がかなり波打っていたが、色付けは後からパステルや水彩を用いたのだろうか。この1週間後、乃木坂のルノワール展でこの作品の別バージョン(微妙に違う!)ものを鑑賞しました♪(^_^)
「ルノワールのモデルを何度かつとめたシュザンヌ・ヴァラドンによれば、画家は作品のために花飾りのある帽子を特別に作らせたという。彼のアトリエにはそうした帽子があちこちに散らばっていた。この作品の主題は、二人の少女というよりは二つの帽子そのものだと言えるかもしれない。花飾りを帽子にピン留めする少女の後ろ姿がそのことを象徴的に示している。この時期、二人の少女を描いたいくつかの作品のモデルをつとめたのは、画家ベルト・モリゾの娘ジュリー・マネとその姪のポーレットで、この作品の二人の少女も同じ娘たちがモデルだったと考えられている(顔を見せているのがジュリー)。(会場の作品解説より)」
ルノワール《田舎のダンス》は会場で出会ってビックリした作品!この作品、版画になってたのかー!!タイトルは《田舎のダンス》となっていますが、構図はボストン美術館所蔵の《ブージヴァルのダンス》という作品と同じ。この有名な油彩もこの1週間後にルノワール展で鑑賞しました!O(≧∇≦)O イエイ!!このモデルはユトリロの母としても知られるシュザンヌ・ヴァラドン。
オルセー美術館所蔵の《田舎のダンス》、《都会のダンス》とともに3点セットでとらえられることが多いそうだが、《田舎のダンス》と《都会のダンス》はサイズも同じで当初から対で個展に出品されていたのに対し、《ブージヴァルのダンス》はそれとは独立して制作されたもので、当初はこの作品も《田舎のダンス》というタイトルだったそうだ。そのタイトル故にオルセーの2点としばし混同されたとのこと。今回展示されている版画は当初のタイトルをそのまま引き継いでいるようだ。ちょっと紛らわしいけど。ちなみにオルセー美術館所蔵の《田舎のダンス》は08年のルノワール+ルノワール展で鑑賞しています。
【左】 オーギュスト・ルノワール《田舎のダンス》
【中】 オーギュスト・ルノワール《ブージヴァルのダンス》(ボストン美術館蔵) ※この作品は展示されていません
【右】 オーギュスト・ルノワール《田舎のダンス》(オルセー美術館蔵) ※この作品は展示されていません
《田舎のダンス》、《都会のダンス》、《ブージヴァルのダンス》の画像を並べた記事はこちら。
(http://ryuu.blog.so-net.ne.jp/2008-01-28)
ルノワール+ルノワール展の感想記事(http://ryuu.blog.so-net.ne.jp/2008-04-27)
ゴーギャンの作品は個人蔵の《ノア・ノア(かぐわしい)》と《ナヴェ・ナヴェ・フェヌア(かぐわしき大地)》の2点に埼玉県立近代美術館所蔵の8点が特別出品として加えられ、ゴーギャンルームを形成。しかも、特設映像ルーム付き。キャーq(≧∇≦*)(*≧∇≦)pキャー
ゴーギャンの作品は昨年のゴーギャン展でいっぱい観たから軽く流そうかな~なんて思ったけど、ついつい見入ってしまった。特別出品の作品で印象的だったのは《死霊は見ている》、《神々の日》、《微笑(風刺紙『微笑』第4号の扉絵)》の3点。
「ゴーギャンの木版画は、当時この技法の取り組みは、木版画復興の流れを形づくった制作者たちの作品とは一線を画す力強さと生命力を備えており、この分野におけるゴーギャンの特異な位置を物語っている。(会場の作品解説より)」
ゴーギャン展の感想記事(http://ryuu.blog.so-net.ne.jp/2010-02-07)
ロドルフ・ブレダン《よきサマリア人》はブレダンの代表作にして最大の作品だそうだ。細かい!!いっぱいに描き込んでるな~ってのが第一印象。描かれているのは聖書の一場面で、薄情というか忠実というか奇麗事ばかりというか、人間の本質を突く矛盾に富んだもの。そんな内容とは全然結びつなかないくらいにとても写実的。動植物もいっぱいで幻想的かつ神秘的でもある。見応えありました。
アンリ・ファンタン=ラトゥールの作品は《アドルフ・ジュリアン著『リヒャルト・ワーグナー、その生涯とその作品』(パリ、1886年)のための挿絵》14点を含む18点。ワーグナーのオペラ作品に基づく絵画や版画を数多く制作していたそうだが、それは純粋音楽のイメージ化というよりは楽劇という物語性を持った総合芸術の一場面を描いたものだったそうだ。当時は上演が滅多に無かったことから、オケ・演奏・台本をもとに場面を視覚化することで、音楽と文学と美術という諸芸術の総合芸術を自らの想像力のなかで実践したものだったそうだ。
特に印象的だったのは《ローエングリン前奏曲(第2版)》という作品。とても優しく神々しい。色付けはされていないのだが、色が見える。鑑賞者がそれぞれに思い描く色がそこにはある。いや、色はあったのだが、天からの降り注ぐ光によって色が消えてしまったというべきか。下手に色付けしてボケボケになるくらいなら色付けなんてしない方がいいのかもしれないとしみじみと思った。光や空気がそこにははっきりと存在している(描かれている)と感じられる、神秘的かつ幻想的な素晴らしい作品。
- アーティスト: ワーグナー,ロヴロ・フォン・マタチッチ,バイロイト祝祭管弦楽団,バイロイト祝祭合唱団,シャーンドル・コーニャ(T ローエングリーン),エリーザベト・グリュンマー(S エルザ),フランツ・クラス(Bs ハインリヒ王),エルネスト・ブラン(Br フリードリヒ・フォン・テルラムント),リタ・ゴール(Ms オルトルート)
- 出版社/メーカー: ORFEO
- 発売日: 2006/10/23
- メディア: CD
テオフィール=アレクサンドル・スタンラン《P.デルメ『女たちの歌』(パリ、1897年)のための15枚のリトグラフ》は15点一挙展示。茶色というか朱色というかセピア色というか・・・この哀愁漂う綺麗な色がとても魅力的♪とても見応えがあり、引き込まれました。アレクサンドル・スタンラン、聞いたことあるような無いような。。。(^_^;)ははは
アンリ=エドモン・クロス《シャン=ゼリゼにて》はとても優しい色合いで癒された。アンリ=エドモン・クロスのこの点描、結構好きなんです♪ヾ( ̄ー ̄)ゞ
モーリス・ドニ《母親に花の冠をかぶせる子供》はとても優しく温かい作品。花輪でできた光輪、満開の花で再現された光背、これはどうみても聖母子でしょ~♪(^_^)
派手さは無いけどとても充実した見応えのある展覧会。今回も子供用のワークシートが用意されており、また、作品リストの裏には版画の技法解説も掲載されていた。この美術館、とても丁寧でいつも味わい深い展覧会やってるけど、内容も宣伝もイマイチ地味なせいか、お客さんがあまり入っていないんだよな~、もったいない。ちょっと真面目すぎるのかな。。。(^_^;)
昨年の「デュフィ展」で《電気の精》のリトグラフを鑑賞してから版画に興味を持つようになり、西美の「かたちは、うつる展」で版画の魅力に引き込まれた。昨年最後に鑑賞したのは版画の展示が中心だった「ベルギー幻想美術館展」。そして今年の1発目がこれ。偶然かもしれないが、版画に終わり版画に始まった。今年は印象派を中心とした、ただ持ってきただけ展や回顧展が目白押し。今展は完全に埋没してしまっているが、印象派の版画に着目するというとても面白い試み。当初は鑑賞予定に入れてなかったが、とても気になっていた展覧会。観に行って本当に良かった。また、この日はオペラコンサートも聴くことができ、とても楽しかった♪ヾ( ̄ー ̄)ゞ
ラウル・デュフィ展(http://ryuu.blog.so-net.ne.jp/2009-11-25)
かたちは、うつる 国立西洋美術館所蔵版画展(http://ryuu.blog.so-net.ne.jp/2009-12-13)
ベルギー幻想美術館展(http://ryuu.blog.so-net.ne.jp/2010-06-09)
展示作品における技法・素材の解説 (作品リストより)
アクアティント
腐蝕銅版画技法のひとつ。松ヤニの粉末を定着させた銅版を酸で腐蝕すると、松ヤニのついていない部分が腐蝕され、点状の凹凸ができる。この無数の凹凸の調子によって、水彩画のような淡い表現効果をだすことができる。
エッチング
腐蝕銅版画技法のこと。グランドという防腐剤を施した研磨済みの銅版にニードル(鋭い針)で描画し、それを酸で腐蝕し凹版をつくる。微細な線描の表現が可能であり、腐蝕の度合いによって線の太さや強弱の調節もできる。
エングレーヴィング
銅版画技法のひとつ。ビュランという細く鋭い彫刻刀で、版を直接掘り、凹版をつくる。仏語でグラヴュールともいう。
クリシェ=ヴェール
写真の原理を利用した版画技法のひとつ。まず黒色のゼラチンを版となるガラスに塗り、絵をその表面をニードルで描く。次に感光紙を版に重ねて現像する。
ドライポイント
銅版画技法のひとつ。ニードル(鋭い針)やナイフで、版を直接引っかくように描画し、その凹版にインクをつめて刷る。版のまくれによって、独特のにじみや深い調子を表現できる。
メゾチント
銅版画技法のひとつ。櫛状の刃がついたロッカーと呼ばれる道具で、版に細かい傷をつけて、全面にまくれをつくり、そこにインクがのるようにする。道具を使い、このまくれを部分的に取り除いて磨くことで、多様な階調の明暗が生まれ、それを利用してイメージをつくり出す。
リトグラフ
平版による版画技法のひとつ。表面を研磨した石灰石の板に脂肪性のクレヨンやインキで描画し、この脂と水の反発性を用いて版を刷る。現代では石灰石の代わりに、亜鉛などの金属板が用いられる場合も多い。
ワークシート(表)
ワークシート(裏)
・図録:2300円
埼玉県立近代美術館(http://www.momas.jp/)
サイ・・・タマ。(* ̄m ̄) プッ
スッキリしていて優しく温かい感じがする。
春らしいナイスなデザイン♪(^_^)
おでかけ記録(http://ryuu.blog.so-net.ne.jp/2010-03-26)
版画はとっても興味ありますー。
あの緻密なところが…。
自分の持っていないところ…(・_・)
サイタマはそういうことだったのかっ!
サイまでは理解したんだけど詰めが甘かったわ。
by ぽんこ (2010-07-06 07:35)
こんにちは。
種をまく人、山梨県立美術館で観たことがあるのですが
照明が作品保護のために凄く暗かったという印象が残っています。。
版画の方が絵画よりも写実的な感じがしますね。
by kuwachan (2010-07-06 12:37)
猫と花に注目です…キツネっぽい雰囲気の猫さんですね。
ローエングリン…光がやわらかに降って来てる感じが素敵です。
ワーグナーの音楽は好きなので、これは見てみたい。
そして、サイの玉乗りで、サイタマなんですね〜ピンクで可愛い〜
by laysy (2010-07-06 22:04)
種まく人と落穂拾いは昔美術の授業で習ったような気がします。
版画と油彩の両方があることは全く知りませんでしたけど(笑)
by 雅 (2010-07-06 22:20)
おもしろうそう、って思ったものの、3月の事でしたね。
有名作品は、軒並み版画があるんですねー。知らなかったです。
ミレーの農作業のようすは、モノクロのほうが、畑仕事の単調さが
はっきりでると思いました。
版画って、職人仕事のような器用さを必要とすると思うけど、すごいですね。私は、2005年秋に西洋美術館で開催された「キアロスクーロ展」で、
銅版画に興味を持ちました。
セザンヌの水浴の男たちは、これとはちょっと違うバージョンだけど、
オルセー展で、りゅうさんを待ってますよ。見たくないなんて言わずに、
見てやってください。エドモン・クロスの点描肖像画もいいですよー。
版画にすると、色数が限られてしまいますね。ジュリーちゃんは、ここでも
美しい。
花のファンタン・ラトゥールは、好きな作家ですが、こういう幻想的なのも
あるって、最近、知りmした。りますね。これは、ローエングリーンに題材ですか。このオペラは、見たことがないけど、有名な「結婚行進曲」が出て来るんですよね。
by TaekoLovesParis (2010-07-06 22:52)
「落穂拾い」の版画知りませんでした。
エッチングの版画が好きです。
by poyoyon (2010-07-06 23:35)
○ぽんこさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
ぽんこさんはチクチクがお得意ですから、
緻密な版画もバッチリですよ♪ヾ( ̄ー ̄)ゞ
これがダ☆サイ・タマ、まぁ、そーゆーことです♪
結構好きですけどねっ!(* ̄m ̄) プププッ
○kuwachanさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
山梨県立美術館行ったことがありません。。。(>_<)
ミレーの美術館、機会があればと思いつつもなかなか。。。
ミレーは結構好きなんですけどね。(^_^;)
○laysyさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
ワーグナーの壮大な世界を表現するのって、とっても難しいですよね。
「す、すげーーーっ!!!」って、思わず声を上げてしまいました。。。
アンリ・ファンタン=ラトゥール、機会がありましたら、是非!!(^_^)
○雅さん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
《種まく人》、躍動感があり格好よかったです!
版画と油彩の比較はなかなか面白いですよ♪
山梨県美術館には両方ありますので、機会がありましたら是非!(^_^)
○TaekoLovesParisさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
会期末の駆け込み鑑賞でした。版画は展示期間が短いですよね。。。
アンリ=エドモン・クロス、私は松岡美術館の油彩画がお気に入りです♪
久しぶりに観たいなぁ。。。
ふむふむ、Taekoさんは裸の男たちがお好きと。(*/∇\*) キャ
○poyoyonさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
ミレーの版画、格好よかったです!
油彩には無い、独特の深みが感じられ、
版画って面白いな~ってしみじみと思いました♪ヾ( ̄ー ̄)ゞ
○tacit_tacetさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
○miyokoさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
○伽耶さん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
○にいなさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
○ぼんぼちぼちぼちさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
○Shin.Sionさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
○いっぷくさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
○りんこうさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
by りゅう (2010-07-08 22:46)
ここに出てくる画家はすごいですね。絵筆を彫刻刀やニードルに変えても、
同じような絵が描けるんですね。
有名画家のリトグラフは、時々、デパートでも売ってますね。
by micky (2010-07-09 07:58)
ルノアールの版画作品って珍しいですね。
細かい表現してますね。
最後のは図録に載ってるんですか?おもしろいですね=^^=
by kumimin (2010-07-09 08:17)
○mickyさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
デッサン力のある画家は版画も素晴らしいという印象を受けました。
特にモノクロ版画は緻密で繊細な描写でとても見応えありました。
約130点、見応えある掘り出し物の展覧会でした♪(^_^)
○kumiminさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
ワークシートは作品リストとともに会場で配布されているものです。
この美術館では毎回このようなワークシートを配布しており、
子どもたちも興味深く作品を鑑賞しています♪
子供用だからと手にしない大人もいるのですが、子供用と侮ってはいけません、かなり突っ込んだ内容にビックリですよ。。。
ワークシート片手に見落としがちなところもしっかりチェックです!(^_^)
○えーちゃんaaaさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
○minKさん、はじめまして。nice!ありがとうございます(^o^)丿
○PENGUINGさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
by りゅう (2010-07-09 21:38)
○Takさん、TBありがとうございます(^o^)丿
by りゅう (2010-07-11 21:19)
私も油彩の『種まく人』は、やっと見られたのに、く、くらい・・・と、よく見えない感じが印象強かったです。版画を見たいですね
by pistacci (2010-07-11 21:55)
りゅうさん、松岡はアンリ・エドモン・クロスを数枚所有してますね。
どれも、かなり鮮やかな色の点描で、見ると元気がでますよね。
裸の男の人が好きだなんて、言ってないですよー。(嫌いじゃないけど・笑)
オルセー展のは、友だちが、「なんで一人だけ、パンツはいてるんだろう」
って、つぶやいたので、大笑いでした。
by TaekoLovesParis (2010-07-12 00:27)
ミレーやマネはともかく、ルノワールはあの色彩あってこそという思い込みがあって、モノクロの版画というのがぴんときません。
どうせなら浮世絵みたいな多色刷りにすればよかったのに、なんてね。
by mami (2010-07-12 01:01)
○pistacciさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
版画の《種まく人》はダイナミックでドラマチックな感じがしました。
何気ない農作業の一場面ですがとても格好良かったです♪(^_^)
○Taekoさん、こんばんは。コメントありがとうございます(^o^)丿
さすがTaekoさんのお友だち!凄すぎます!!
会場でそれをつぶやく度胸は私にはありません。。。(^_^;)
そのモデルは、人見知りの激しかったセザンヌ自身なのかもしれませんね。
不自然なようでしたらTaekoさんが脱がせてあげてください。
きっと喜びますよー!!(* ̄m ̄) プププッ
まぁ、いろいろと、しっかりチェックしてこようと思います。。。(^_^;)
○mamiさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
ルノワールのモノクロ版画、とても新鮮に感じました!
デッサン等色の無いものは過去に観たことがあるのですが、
油彩を版画に置き換えたものを鑑賞するのはたぶん初めてだと思います。
背景の処理等、油彩との違い、なかなか面白かったです♪ヾ( ̄ー ̄)ゞ
○yukitanさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
by りゅう (2010-07-13 00:41)
○まこ爺さん、はじめまして。nice!ありがとうございます(^o^)丿
○thisisajinさん、はじめまして。nice!ありがとうございます(^o^)丿
○takagakiさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
by りゅう (2010-07-16 21:27)
○naonaoさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
by りゅう (2010-07-20 22:48)
○cfpさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
by りゅう (2010-08-01 23:44)