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ルノワール+ルノワール展 [08展覧会感想]

渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムで開催されている『ルノワール+ルノワール展』を観に行きました。
印象派を代表する画家ピエール=オーギュスト・ルノワールと、彼の息子であり、偉大な映画監督であるジャン・ルノワール。「ルノワール+ルノワール展」は、歴史に名を残した二人の巨匠に焦点をあて、父の絵画と息子の映画を同時に紹介します。
画家ルノワールは、ジャンをはじめ、家族の肖像を好んで描きました。そしてジャンは、生涯を通じて偉大な父の影響を受け続け、その映画には、父が表現しようとした自然や生きる喜びが溢れています。本展では、「家族の肖像」「モデル」「自然」「娯楽と社会生活」と4つの章にわけて、二人の作品を展示します。同じテーマで絵画と映画の抜粋を対比させることで、親子間の確かな関係に光を当て、巨匠と呼ばれる表現者二人の根底に流れる共通性を明らかにしていきます。
本展は、2005年パリで開催され大きな反響を呼んだ展覧会を、オルセー美術館の総合監修のもとお届けするものです。油彩約50点のうち、オルセー美術館からは、日本初公開作品を含む約15点が出品されます。絵画に加え、息子ジャンの映画の抜粋約15点で構成される本展が、言葉に出来ない父と子の深いつながりや、家族のあり方について改めて考える機会となれば幸いです。 (公式サイトより)


~展示構成~
1 家族の肖像
2 モデル
3 自然
4 娯楽と社会生活
 
ピエール=オーギュスト・ルノワール《自画像》(オルセー美術館蔵)まずは、ピエール=オーギュスト・ルノワール《自画像》(オルセー美術館蔵)。くりくりの目が無邪気で可愛い。きょとんとした感じ。青色はスカーフかな。鮮やかな青色。全体的にボヤボヤとした淡い色彩の中でアクセントとなり、引き締まった感じがする。ルノワールの自画像は非常に少ないそうだ。女の顔が怖いゾ・・・
《アリーヌ・シャリゴの肖像》(フィラデルフィア美術館蔵)昨年のフィラデルフィア美術館展に展示されていたもの。でも、ほとんど記憶に無い・・・(-_-;)アリーヌの肖像画もまたあまり多く残されていないそうだ。ルノワールは1880年ごろにアリーヌと出会い、正式に結婚したのは1890年だそうだ。この作品は長男のピエールが生まれた1885年の夏あるいは秋に描かれたものと考えられているとのこと。ちなみに、このアリーヌさん、2005年に鑑賞した《舟遊びの昼食》(フィリップスコレクション蔵)の画面左端の子犬と遊んでいる女性。

子どもたちの自然な表情はとても可愛く、光輝いていた♪

《赤ん坊ジャン・ルノワール》(個人蔵)は白色と灰色がとても綺麗、優しさが溢れている。子供好きのルノワールの温かい眼差しと光の描写がパステルのサラサラとした感じで見事に表現されている。図録の解説によると、「ジャンは自分がモデルをつとめたときのことを回想している。『私が三つか四つか五つのほんの子どもだったときは、父は自分でポーズを決めたりはしなかった。私をじっとさせておけるような何かの仕事を利用した。だから、玩具の兵隊と遊んでいるジャンや、スープを飲んでいるジャン、積み木を積んでいるジャン、絵本を読んでいるジャンなどが、キャンバスに定着されたのだ。』・・・細部を描くためにに静止してもらう必要が生じると、かたわらでガブリエルがアンデルセンの童話などを大きな声で読み聞かせた」そうだ。会場には《ココの肖像》(リヨン美術館蔵)という子どもが熱心に何かを書いている作品も展示されていた。《ガブリエルとジャン》(オランジュリー美術館蔵)もまたルノワールの優しさが溢れた作品。「子煩悩な彼は、子どもたちが怪我をしないよう、家具の角を丸めたという。子どもの肌、おもちゃの牛、テーブル、すべてに穏やかな光が差している。堅いはずの壁すらも、子どもに安全な柔らかな素材でできているかのように見える。」とのこと。なるほどね~、ルノワールの画風はむやみにぼけぼけしてるわけじゃないんだな~なんて。(^_^;)これらの作品を観ていたら松岡美術館(白金台)《リュシアン・ドーデの肖像》を久しぶりに観たくなった!!(^_^)/
ピエール=オーギュスト・ルノワール《赤ん坊ジャン・ルノワール》(個人蔵)ピエール=オーギュスト・ルノワール《ガブリエルとジャン》(オランジュリー美術館蔵)ピエール=オーギュスト・ルノワール《リュシアン・ドーデの肖像》(松岡美術館蔵)
【左】 《赤ん坊ジャン・ルノワール》(個人蔵)
【中】 《ガブリエルとジャン》(オランジュリー美術館蔵)
【右】 《リュシアン・ドーデの肖像》(松岡美術館蔵)※この作品は展示されていません

ピエール=オーギュスト・ルノワール《読書する少女》(個人蔵)《読書する少女》(個人蔵)もとても可愛い作品。このパステル画の色遣いは、ドガのパステル画に似ているような気がする。しかし、色合いは明るく、ドガのような冷たさは全く感じられない。とても優しい。図録を眺めていて思ったのだが、綺麗な三角形の構図が画面全体に落ち着きを与え、少女の真剣な表情や夢中で読みふけっている様子を一層際立たせているようだ。会場ではそこまで気づかなかったが、安定感のある素敵な作品でとても印象深かった。この展覧会で一番の掘り出し物かな。ヾ( ̄ー ̄)ゞ
《スペインのギター弾き》(デトロイト美術館蔵)は壁紙がオレンジだったと思う。(記憶が曖昧、メモも大雑把・・・(-_-;))背景の暖色との組み合わせがスペインの陽気な感じを演出していたように思います。ここでは作品よりもソファーの印象の方が強かったです。ヾ( ̄ー ̄)ゞBunkamuraといえば、ふかふかソファーも楽しみの一つ。この展示室では、可愛らしいオレンジのチェック柄でした♪o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

綺麗に描いて欲しければ、ルノワールのところへ行け!
                              ~『印象派 若き日のモネと巨匠たち』より~

ピエール=オーギュスト・ルノワール《帽子をかぶった若い女性》(個人蔵)ピエール=オーギュスト・ルノワール《テアトル・デ・ヴァリエテのボックス席》(個人蔵)この言葉は『印象派 若き日のモネと巨匠たち』というドラマの中で、エドガー・ドガがアトリエでの制作中、モデルに対して言い放ったもの。
《帽子をかぶった若い女性》(個人蔵)は大きな花の飾りがついた白い帽子がとても綺麗。華やかな帽子に視線が集中してしまいがちだが、モデルの女性もとても美しく、また、ドレスも綺麗。モデルはディエテルル嬢の名を持つヴァリエテ劇場の女優アメリ・ローランという人だそうだ。図録の解説によると、「1898年1月8日、ルノワールのアトリエを訪れたジュリー・マネは、ディエテルル嬢の肖像画を見て感動して、『大きなグレーの帽子と薔薇色の飾りのあるリージェンシー時代の衣装を着た、ヴァリエテ劇場の女優の魅惑的な肖像画。その後、彼は、《テアトル・デ・ヴァリエテのボックス席》を描きはじめた。』と日記に書き残している。着飾った人々の集まる劇場をはじめとする近代都市パリの風俗に、この当時のルノワールが強く魅了されていたを教えてくれる。」とのこと。ピエール=オーギュスト・ルノワール《座る女(エレーヌ・ベロン)》(オルセー美術館蔵)このジュリーちゃんの日記で登場した《テアトル・デ・ヴァリエテのボックス席》(個人蔵)という作品は『第4章:娯楽と社会生活』のところに展示されていました♪(^_^)/ちなみにこの作品、未完成だそうです。「もし完成していれば、さらに人物の数が増えて、いきいきとした劇場風景が繰り広げられたことだろう。」とのこと。既に《舟遊びの昼食》(フィリップス・コレクション蔵)《ムーラン・ド・ラ・ギャレット》(オルセー美術館蔵)のイメージを強く持っているだけに、この作品の完成後の姿も観たかったな~(^_^)それにしてもジュリーちゃんの着眼点は本当に素晴らしいですね!『ジュリー・マネの日記』また借りてこようかな~、パリの100年展もあることだし。ヾ( ̄ー ̄)ゞ
《座る女(エレーヌ・ベロン)》(オルセー美術館蔵)はブラウスの白色がとても綺麗だった。特に女性の肌や背景の色とブラウスの白色のコントラストがポイントかな。女性の優しい表情が可愛くもあり、綺麗でもあり、といった感じで、とても印象的♪この女性はカーニュの郵便配達夫の許嫁だそうで、まさにルノワール好み[黒ハート]の身体!!ルノワールの豊満な裸体への愛着ゆえに、郵便配達夫は彼女が裸体でポーズをとることを拒んだそうだ。賢明な選択。というか、裸体画だったら私はこの作品に対して興味を持たなかっただろう。昼間、国立西洋美術館の常設展示で《帽子の女》を鑑賞したこともあり、《帽子をかぶった若い女性》とこの作品はとても印象的だった♪O(≧∇≦)O イエイ!!

おっ、風景画もなかなかいけてるジャン! (≧▽≦)b 

《アルジャントゥイユの橋》(財団法人上原近代美術館蔵)は2004年のモネ・ルノワールと印象派展の時にもこの会場で鑑賞した。その時はモネの《アルジャントゥイユの鉄橋》(個人蔵)も一緒に展示されていた。やはり、風景画はモネ。肖像画家ルノワールにはちと厳しい・・・な~んてその時の記憶を辿りながら鑑賞していたら、今回は度肝を抜かれるような風景画が展示されていた!!それが、《風景、ブージヴァル》(JAPS財団、ペレス・シモン・コレクション:メキシコ蔵)《バ=ムードンの洗濯場》(マサチューセッツ、クラーク・アート・インスティテュート蔵)《ヴェルサイユからルヴシエンヌへの道》(リール美術館蔵)《風景~》は大胆な筆致と強いコントラストが特徴の作品。最初、遠目にモネっぽいな~と思ったが近寄ったらルノワールだった。。。(^_^;)ずぅ~っと眺めていたら、シスレーっぽくも見えてきた。印象派の画家たちはお互いに影響しあっていたということなので、やはりこの作品もモネやシスレーの影響を受けているのだろう。《バ=ムードン~》は水面に反射する光や映りこむ光の描写がとても綺麗だった。この作品は少しずつ距離を離していった時に、突然光り輝いた。ちょうどソファーの横あたり。ちなみにここのソファーの色はでした。(^_^)《ヴェルサイユから~》はピサロっぽいボヤボヤ感。やはり印象派の作品を鑑賞する時は、離れたり近寄ったりいろいろ試してみて、自分の感覚にフィットする瞬間を探るべきだとあらためて思った。
ピエール=オーギュスト・ルノワール《アルジャントゥイユの橋》(財団法人上原近代美術館蔵)クロード・モネ《アルジャントゥイユの鉄橋》(個人蔵)
【左】 《アルジャントゥイユの橋》(財団法人上原近代美術館蔵)
【右】 クロード・モネ《アルジャントゥイユの鉄橋》(個人蔵)※この作品は展示されていません
ピエール=オーギュスト・ルノワール《風景、ブージヴァル》(JAPS財団、ペレス・シモン・コレクション:メキシコ蔵)ピエール=オーギュスト・ルノワール《バ=ムードンの洗濯場》(マサチューセッツ、クラーク・アート・インスティテュート蔵)
【左】 《風景、ブージヴァル》(JAPS財団、ペレス・シモン・コレクション:メキシコ蔵)
【右】 《バ=ムードンの洗濯場》(マサチューセッツ、クラーク・アート・インスティテュート蔵)

女のおっぱいが無かったら、誰が絵描きなんてなるもんかっ![揺れるハート]
                              ~『印象派 若き日のモネと巨匠たち』より~

ピエール=オーギュスト・ルノワール陽光の中の裸婦(試作、裸婦・光の効果)》(オルセー美術館蔵)これは若き日のルノワールの言葉。グレールのアトリエに通っていた頃のルノワールが、酒場でモネ、バジールと酒を呑みながら楽しそうに話していた時のもの。しかもルノワール君はめっちゃ手が早いゾー!キャーq(≧∇≦*)(*≧∇≦)pキャー
彼が本当に描きたかったものはずばり、これ。晩年に描かれた裸婦を理解する上でも重要なポイント。
《陽光の中の裸婦(試作、裸婦・光の効果)》(オルセー美術館蔵)は木漏れ日が女性の顔や肌に当たる様子がとても素晴らしい。緑色を主体として部分的に青色を混ぜた背景の処理も見応えがある。全体的には意外と暗めの印象だった。だからこそ、光の当たっている部分が強調されるのかもしれない。この作品のバックはオレンジ色。これが一層作品の色合いを暗く見せているようにも感じた。ちなみに、この作品の前にあるソファーはオレンジのチェック♪ここは居心地がいいね~!あっ、ジャン・ルノワールの映画《草の上の昼食》裸のお姉さんが出てくるからじゃないですよっ!(^_^)裸を描いたものでは、『第2章:モデル』の展示室にあった《小川のそばのニンフ》(ロンドン、ナショナルギャラリー蔵)という初期(1868‐1869年)の作品が綺麗でした。ニンフだから人じゃないけど。もともと晩年に描かれたぶくぶくぷよぷよの裸婦は好きではないが、この日は午前中にウルビーノのヴィーナスを鑑賞していることもあり、ルノワールの裸婦はいつも以上にぜんぜん魅力的ではなかった。。。。(=^_^=) ヘヘヘ

ピエール=オーギュスト・ルノワール《ぶらんこ》(オルセー美術館蔵)《ぶらんこ》(オルセー美術館蔵)も、光の描写が綺麗な作品。1876年に描かれたこの作品は、1875年-1876年に描かれた《陽光の中の裸婦(試作、裸婦・光の効果)》の完成型(ドレス・バージョン)とでもいうべきか。また、この作品は同年に描かれた《ムーラン・ド・ラ・ギャレット》とともに1877年に開催された第3回印象派展に出展されたそうだ。「・・・薄紫にまで変化する青い大きな扇状の空間が前景を大きく占め、非常に多様化された色調から成っている。並べて置かれた小さな斑点状のはっきりと目に見える点描技法は、周囲の自然を通して浸透する光の効果への彼の関心の深さと対応している。さらに、この控えめな大きさの作品においてより体系的なやり方で表されているのは、これらの影の部分の分割の仕方とその流動性である。」とのこと。ピエール=オーギュスト・ルノワール《田舎のダンス》(オルセー美術館蔵)難しいことはともかく、大胆な色の置き方で光を表現しているなぁ~というのが正直な感想。ジャンの映画《ピクニック》のぶらんこのシーンはまさにこの作品をそのまま映像化したもの。絵画も映画もとても楽しそうだっ♪(^_^)/
《田舎のダンス》(オルセー美術館蔵)が今回の大本命[黒ハート]ドレスの質感が素晴らしく、とても綺麗だった♪手にしている扇子もいいね~(^_^)モデルの女性はアリーヌ、とてもいい表情をしている。《都会のダンス》(オルセー美術館蔵)とこの作品は当初より対作品と考えられていたそうだ。だったら、《都会のダンス》も持ってこいよ・・・(^_^;)《都会のダンス》のモデルはシュザンヌ・ヴァラドン。そして、ここでジャンの映画《恋多き女》から抜粋映像。やはりこの映像には《ムーラン・ド・ラ・ギャレット》を持ってきて欲しかった・・・(ノ_<。)うっうっうっ

3月29日、晴れ。お花見日和の夜。まさに夜桜見物真っ盛り。
こんな日に渋谷で1人で美術鑑賞なんて、かなりの変わり者だな~o(^▽^)o キャハハハおかげさまで、各展示室に5,6人程度という素晴らしい環境での鑑賞。むしろ、静か過ぎて隣りの展示室から聞こえてくるジャンの映画の音声が邪魔に感じてしまうほど。(^_^;)お気に入りの作品を好きなだけ独り占め。私の乏しい経験上、Bunkamuraはいわゆる混雑展といわれるものでも、金曜日の夜間開館時と比しても、土曜日の夜間開館時はとても空いているように感じる。土曜の夜に美術鑑賞してから食事というデートも普通に考えるとありだと思うが、所詮、ここは渋谷。(* ̄m ̄) ププッここでの鑑賞はまさに、これが狙い目!!
展覧会は『画家と映画監督』『父と子』という観点から展開していく画期的な試み。抜粋映像の上映と言うのもとても興味深い。ただし、ジャンの作品を見たことが無いため、ぶつ切りの映像は、ストーリーがよくわからない上に、映像によっては長く感じたり、短く感じたり。割引システムがあるにしても、ジャンの映画を鑑賞するにはけっこうお金がかかる。せっかくの機会で1作品だけというわけには。。。(^_^; アハハ…
また、この展覧会、いたるところに《ムーラン・ド・ラ・ギャレット》の影がちらつく・・・
どうしてこの作品を持ってきてくれなかったんだろう。その高すぎる知名度から、話題先行の1点もの展示のようになってしまい、展覧会のコンセプトが霞んでしまうからだろうか。それとも、《ムーラン・ド・ラ・ギャレット》がどうしても観たくなって、いてもたってもいられなくなったら、オルセー美術館にきてねっ!《都会のダンス》もあるよっ!!(^_^)/」ということなのだろうか。。。(^_^;)
印象派の画家は光を捉える感覚が優れているのと同時に、色に対する感覚もとても敏感であることが作品から窺える。ルノワールもまた同じ。ルノワールは肖像画家として、印象派の画家と距離を置いたり、古典的な技法に回帰したりもした。しかし、光を捉える感覚は年を重ねるにつれますます研ぎ澄まされ、それを表現すべく色彩感覚もますます敏感になっている。晩年の裸婦等でも、その質感を表現するにはどのような光の描写が適しているのかを絶えず探り続けているように感じた。
ルノワールの作品はそこそこ観ているように思うが、自分の知識不足をあらためて感じた。事前に図録を読み込んでから鑑賞したい展覧会だった。ヾ( ̄ー ̄)ゞ

・図録:2500円 ※図録の通販あり

・音声ガイド:500円

Bunkamuraザ・ミュージアム(http://www.bunkamura.co.jp/

公式サイト(http://www.ntv.co.jp/renoir/



表裏
中
【東京展】 Bunkamuraザ・ミュージアム 2008年2月2日~5月6日
【京都展】 京都国立近代美術館 2008年5月20日~7月21日

西洋絵画の巨匠 (4) ルノワール

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ユリイカ 2008年3月臨時増刊号 総特集=ジャン・ルノワール

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ジャン・ルノワール エッセイ集成

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  • 出版社/メーカー: 青土社
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  • メディア: 単行本

印象派若き日のモネと巨匠たちDVD-BOX

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  • メディア: DVD

感想記事(http://ryuu.blog.so-net.ne.jp/2007-08-26

Bunkamura ザ・ミュージアム



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コメント 17

み・さえ

セザンヌ…いやスザンヌが1日館長になってたので
混んでるよな~と思ったら
りゅうさん、とっても良い日に行かれてたのですね
ふくよかな色の世界に浸りたい春になりましたね♪
by み・さえ (2008-04-27 10:26) 

yukitan

ルノアールの少女像(イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢の肖像)大好きです。

by yukitan (2008-04-27 16:51) 

poyoyon

空いていると自分のペースでゆっくり見られて
いいですよね♪
by poyoyon (2008-04-27 19:21) 

いっぷく

自画像が少ないのは自分を描くことより女性を描いた方が好きな時間を過ごせるからだったのでしょうか。手が早いって、納得。

by いっぷく (2008-04-27 23:28) 

チルチル・メチル

中学生の頃、学校帰りによく通っていた児童館で、名画の摸写画を描いていました。まだ、油絵の道具などは無かったので、パステルでですが・・
その時に大好きな画家の一人が、ルノアールで、とりわけ見入った少女の絵を夢中で摸写した絵は、自分のお気に入りだったのですが・・
イレーヌの肖像ではありません。もう少し、赤黒はっきりした色合いの、少しキリっとした少女の肖像だったのですが・・記憶も今やあいまいで、タイトルも知らないのですが・・
展が大阪へ来たら、探しにいきたいな。。
by チルチル・メチル (2008-04-28 12:53) 

ぽんこ

愛されて幸せに育っている子供たちという感じで
ほのぼのしちゃうよね~。
by ぽんこ (2008-04-28 15:58) 

りゅう

○み・さえさん、コメントありがとうございます(^o^)丿
既に会期末になってしまいましたね~(^_^;)
鑑賞してから1ヶ月程経ちますので、現在は状況が変わっているかもしれません。それでも、外で『お子様』がぎゃぁ~ぎゃぁ~騒いでるのに比べれば、ゆったりとした大人の時間を楽しめると思います♪ヾ( ̄ー ̄)ゞ

○yukitanさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
イレーヌ嬢って聞いたことある名前だな~と思ったら、
「西洋絵画の巨匠」の表紙でしたね!(;^_^ A フキフキ

○poyoyonさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
昼間は混雑していることが多いので、夜間開館時は狙い目ですね!
でも、あまりにもスカスカの時は、展示室にスタッフのお姉さんと二人っきり、お姉さんがずぅ~っとこっち見ている(監視している!!)ので、緊張してしまいます。(^_^; アハハ…

○いっぷくさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
私が画家だったら、ルノワールと同じことを考えます♪(≧▽≦)b
「自画像なんかやってらんね~ぜっ!
やっぱり、可愛い子か綺麗なお姉さんだよね!!」
なんて。ヾ( ̄ー ̄)ゞ

○チルチル・メチルさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
ルノワールの描いた少女の絵は可愛いですよね♪
お気に入りにも関わらず記憶が曖昧になった作品ほど、
再会した時の喜びや感動が大きいかもしれませんよ♪ヾ( ̄ー ̄)ゞ

○ぽんこさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
子どもたちを描いた作品には、ルノワールの優しい眼差しが感じられました。
ソファーに座ってずっと眺めていたくなるような、優しさに溢れた作品がいっぱいでした!(^_^)/

○takagakiさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
by りゅう (2008-04-28 23:33) 

TaekoLovesParis

りゅうさん、こんにちは。またまた、大作ですね!
私も行ったので、思い出しながら読みました。
「ウルヴィーノ」のあとだと、ルノーアル裸婦にさほど感動しないっていうのに、なるほど~と思いましたよ。
画家が、女の人の手をそっとさわりながら、「僕はうつくしいものにはさわらずにいられない」と言ったら、「やめてください」っていう人は、まずいないでしょ。ルノアールも手の速さも、きっと感性なんでしょう。「きみの美しさを描いてとどめておきたい」とか。しかもドガの言葉(この逸話、初めてききました。なるほどね~)にあるとおり、うつくしく描いてくれるのですもの、喜んじゃいますよー。って話がそれちゃったけど。。
土曜日の夜が穴場とは、、覚えておきます。
by TaekoLovesParis (2008-04-29 12:33) 

naonao

「ルノアールが手が早かった」って、何だか今後ルノアールの絵を観る時に観方が変わってしまいそうです。
人がいずに絵を独り占めできるような空間って、全く日本では考えられないですけど、時間帯によってはあるんですね。りゅうさんを見習いたいです!
by naonao (2008-04-29 16:02) 

りゅう

○TaekoLovesParisさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
ルノワールはモデルをよく観察しているように思いました。しかもリアリストのドガと違って、割増で綺麗に描いてくれますからね!(^_^)
実家が仕立て屋ということもあるのでしょう、モデルのみならずドレスや帽子の描写も素晴らしかったです♪(^_^)/

○naonaoさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
渋谷の夜は「お子さま」が溢れています。
しかーし、知的空間は狙い目でしょう♪(≧▽≦)b
《陽光の中の裸婦(試作、裸婦・光の効果)》と映画《草の上の昼食》の展示は見応えありましたが、いずれもハダカの作品。スカスカ展示室でのじっくり鑑賞は、スタッフのお姉さんの視線がちょっと痛かったです・・・
何故に知らないお姉さんと二人っきりでハダカの作品を・・・(*/∇\*) キャ

○うさこさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
by りゅう (2008-04-30 00:41) 

ミカチ

私も今週末頃に見に行こうと思ってます。混雑するでしょうかね~。。
画家たち、絵のモデルさんに少なからず下心持ってたんですね^^;

by ミカチ (2008-04-30 09:30) 

りゅう

○ミカチさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
会期末の週末ということでそれなりには入るかもしれませんが、
この展覧会、当初の目論見よりもお客さんの入りが悪いそうです。
11時から15時あたりは人が多そうな気がします。
実際のところはどうなのかわかりませんが、シュザンヌ・ヴァラドンはユトリロの父親はルノワールだといっていたそうです。《都会のダンス》を持ってこなかった理由の一つがそれってことは無いですよね。。。(^_-)

○pistacciさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
by りゅう (2008-04-30 21:48) 

kumimin

そうそう!明後日までですよね!
いかなきゃ!!
バタバタしていてまた見逃しそう(^-^;
by kumimin (2008-05-04 21:18) 

りゅう

○kumiminさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
もうすぐ終わっちゃいますね~
なかなか面白い展覧会でしたよ♪(^_^)/
渋谷は「お子さま」で溢れていると思われます。
無料のシティシャトル(循環バス)を利用すると便利かもしれません。
http://www.bunkamura.co.jp/otoiawase/access_to_bunkamura.html
http://www.tokyu-dept.co.jp/toyoko/service/bus.html
by りゅう (2008-05-05 00:14) 

はな

こちらもTB返しがおそくなりまくってしまって、ほんとごめんなさい><

>綺麗に描いて欲しければ、ルノワールのところへ行け!

これはなかなか言い得て妙だなあと思いました^^
父ルノワールは女性がとっても好きだったんだなあと。
フィルムとの対比はいかがでしたか?
私はかなり楽しみました。
安易に絵画とフィルムの対比とかすると、こじつけっぽく感じそうなものなのですが、今回はほんとに息子が父を尊敬していた感じがばきばきにつたわってきて感心させられました!
by はな (2008-05-08 17:29) 

りゅう

○はなさん、TB&コメントありがとうございます(^o^)丿
フィルム、興味深く鑑賞しました♪
ただ、天井から吊るされているスクリーンを見るときに、
どうしても、ポカ~ンと口が開いてしまうのが難点かと。。。(^_^;)
映画《草の上の昼食》の水面に映りこむ景色やキラキラとした反射光は
まさに印象派そのものという感じで、ずずぅ~っと映像世界に引き込まれました!(^_^)/
by りゅう (2008-05-08 22:45) 

りゅう

○bintenさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
by りゅう (2008-08-18 22:26) 

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