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由来 伝来 名刀の一千年 ~埼玉県立歴史と民俗の博物館 [06展覧会感想]

埼玉県立歴史と民俗の博物館(旧埼玉県立博物館)で開催されていた
「特別展 由来 伝来 名刀の一千年」を観に行きました。

刀は全くわからないので、感想をちょこちょこっと。

大きなものからちいさなもの、刀の反りが大きいもの小さいものなど様々。
反りが大きいものほど妖しい光を放っているように感じました。
実際に戦に使用され刃こぼれしているもの、
絶対に持ち歩けないであろう大きさの奉納用のもの、
贈答用!?の装飾的なもの・・・
わからないままに『へぇ~~~』と鑑賞。
上杉謙信とか徳川吉宗とかすんごい名前がいっぱい。
(頭の中に暴れん坊将軍の音楽が流れていたのはいうまでもない。。。)
解説の内容が興味深くて、刀を見るというより、
説明書きを必至になって読んでいたような気がします(^_^;)

弁慶が持っていそうな、えらくごっつい立派な槍がありました。立派な太刀もたくさんありましたが、さすがに千石(三匹が斬る)の『どうたぬき』(胴田貫、胴太貫、同田貫)はなかったようだ、あったのかな・・・(あったとしても何がなんだか全くわからない!!)
・・・いったい何を観にいったんだ??? (≧∇≦)/ ハハハ

年齢層高いな~~~、もちろん予想はしていたけれど。。。

表裏 

第1部 特別展「由来 伝来 名刀の一千年」
 刀が人々を魅了するのは、名工の手による美術工芸品であるということばかりでなく、歴代の所有者にまつわる伝承や史実も私たちをひきつける大きな魅力の一つです。
 本展では平安時代末の奥州藤原氏ゆかりの刀、上杉謙信の愛刀、将軍徳川家綱から岩槻藩主阿部正春に贈られた刀などを展示します。
 刀の美しさとともに、一千年の間に刀がたどった足跡を通して、刀の歴史的な価値についても紹介します。
~展示構成~
プロローグ・来世を見守る刀
 重要文化財/中尊寺金色堂呑口式打刀(中尊寺)
1.華麗なる奉納刀の世界
 国宝/大河原氏が広峰神社に奉納した太刀・影光 影政(当館)
 重要文化財/将軍家光が仙波東照宮に奉納した太刀・友成(喜多院)
 埼玉県指定文化財/三鱗文兵庫鎖太刀(氷川女体神社)
2.中世武蔵の戦国模様
 重要文化財/北条氏網の奉納太刀(鶴岡八幡宮)
 重要文化財/上杉家ゆかりの太刀・姫鶴一文字(米沢市上杉博物館)
3.武士のステイタスシンボル
 国宝/将軍家綱から岩槻藩主に贈られた太刀・定利
 国宝/将軍吉宗ゆかりの太刀・熊野三所権現長光(個人)

第2部 埼玉県刀剣保存協議会 第50回名刀展
 埼玉県刀剣保存協議会が年1回行ってきた名刀展の第50回にあたる記念展。会員が所蔵する名刀18振と小道具を展示します。

★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜☆。.:*:・'゜★。、:*:。.:*:・'゜

こちらが今回の本命、常設展示です。  ププッ ( ̄m ̄*)

 埼玉県では、県立博物館施設再編整備計画にもとづき県立8施設がそれぞれ再編統合され、平成20年度を目途に4館(5施設)体制になります。
 県立博物館も民俗文化センターと組織統合し、平成18年4月から「埼玉県立歴史と民俗の博物館」に生まれ変わり、館の性格も歴史系総合博物館から歴史・民俗・美術を総合的にあつかう人文系博物館となりました
 これにともない「埼玉県における人々のくらしと文化」を時代順に時系列的に紹介してきた従来の常設展は、20年ぶりに歴史・民俗・美術という3つの特色ある展示室が並列・共存する新しい常設展に改装されました。
 体験学習の場として親しまれてきた郷土学習室や、県内外の広い視野にたって資料を提示する特別展などの機能はそのままですが、「もっと身近に」「もっと楽しく」そして「誰にも優しく」をキャッチフレーズに、お客さまにとって魅力ある博物館を目標にしております。(利用案内より)

 

~常設展示~
埼玉における人々のくらしと文化

第1室 旧石器(先土器)~弥生時代
狩から稲作へ
第2室 古墳時代
鉄剣は語る
第3室 奈良~南北朝時代
武蔵武士
第4室 美術展示室
第5室 室町~戦国時代

乱世に生きる
第6室 板碑
武士の心
第7室 江戸時代Ⅰ
幕府の支配と村の暮らし
第8室 江戸時代Ⅱ
社会の成長とゆらぎ
第9室 明治時代~現代
激動の時代をこえて
第10室 民俗展示室

 

常設展示がパワーアップしました~ キャーq(≧∇≦*)(*≧∇≦)pキャー


円空
十二神将が可愛かったです♪(美術展示室は展示替があるそうです)

十二神将を可愛いとか言ったら怒られちゃいますかね・・・

流行の!?一木彫(いちぼくちょう)です♪

東博の仏像展(一木彫:~12/3迄)にも円空の十二神将が出展されています。

東博の仏像展を鑑賞する前にこちらを鑑賞できたのは何かの縁かもしれません。

企画展とあわせて2時間半でも見終わらんかった・・・・・・(^_^;)

丸一日かけてもいいかな~(^o^)丿

昨年の鑑賞記録(http://blog.so-net.ne.jp/ryuu/2005-10-04

 

 

埼玉県立歴史と民俗の博物館(http://www.saitama-rekimin.spec.ed.jp/

 

~おまけ~

駐輪場にいたネコが可愛かったです。
行きも帰りもニャーニャーいっていました。
2時間半たっても植え込みの中を2mほどしか移動していなかったゾ。。。  


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TaekoLovesParis

最初に
<刀は全くわからないので、感想をちょこちょこっと。>と書いてくださって
いるので、あ~よかった、私もわからないから、と気楽に読みました。
戦国の武将の所持品ときくと、尊敬の念。
すぐに行ける近くの美術館の内容が充実していくことは、うれしいですね。
by TaekoLovesParis (2006-11-30 07:35) 

いっぷく

湿度の高い時期がある日本においてメッキも施さずに無垢の金属の刀をさびさせずに保存することは至難の業だと思います。インドにはさびない鉄の柱があるって、実際に見てきましたが、名刀もさびにくいのかな。
切れ味より、施された装飾が気になる刀です。
by いっぷく (2006-11-30 08:47) 

りゅう

>TaekoLovesParisさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
刀自体はよくわかりませんが、歴史の重みを感じることができました。
冷たく温かい妖しい光を放っていました。奥が深い世界ですね、魅了(憑依?)されるというのもなんとなくわかるような気がします。
近いところというのは、きっかけがないとなかなか・・・イヤイヤ  へ(* ̄ー ̄)>

>いっぷくさん、nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
刀というものは年1回は手入れが必要だそうです。!Σ( ̄□ ̄;
こちらのリンクが企画展のページにありました。
日本刀の手入れ方法 http://www.touken.or.jp/toriatsukai/teire.html
時代劇でよく見かける「ぽんぽん」にも重要な意味(役割)があったんですね。
刀に刻まれた文字にも様々な念が込められているようです。。。
by りゅう (2006-11-30 23:49) 

くみみん

こんばんは。
鑑賞後はすっかり武士気分?
日本の刀鍛冶の技術って半端ないぐらい高度なんですよね。
常設展のパンフレットが歴史の教科書みたいでおもしろいです=^-^=
by くみみん (2006-12-01 20:10) 

りゅう

>kumiminさん、こんばんは。nice!&コメントありがとうございます(^o^)丿
刀の持つ魅力(霊力?魔力?)は凄いです・・・魂を抜かれそうな感じでした 
専門的なことは全くわかりませんでした・・・(^_^;)
武士気分というより血が騒いでいるようでした。フフフ ( ̄+ー ̄)キラーン
ウチのご先祖様、武士だそうです。(・_・)/ハッ。
by りゅう (2006-12-02 02:38) 

いっぷく

りゅうさん「日本刀の手入れ方法」のURLありがとうございました。
日本刀の手入れは真剣勝負ですね、手でも滑らせて落しでもしたら、えらい事になってしまいますね。

そして!!
浦和レッズ 優勝おめでとうございます。♪祝 v. オメデト! ^-^)ノ ☆
by いっぷく (2006-12-02 20:39) 

りゅう

>いっぷくさん、こんばんは。
「日本刀の手入れ方法」は展覧会のサイト内にリンクがあり、鑑賞前に予習の意味でチェックしていました。
先日、東京国立博物館の所蔵作品展の刀も観てきました~(^o^)丿

ありがとうございます。 悲願の初優勝ですv(≧∇≦)v イェェ~イ♪
うら~わレッズ、ドドン、ド、ドンドン♪
by りゅう (2006-12-03 00:00) 

サンフランシスコ

日本刀は、サンフランシスコでも鑑賞できます!
by サンフランシスコ (2007-12-23 10:16) 

りゅう

>サンフランシスコ人さん、コメントありがとうございます(^o^)丿
国宝・重要文化財がいっぱいのすんごい展覧会でした!
by りゅう (2007-12-24 11:12) 

りゅう

○makuzuさん、nice!ありがとうございます(^o^)丿
by りゅう (2009-08-07 23:00) 

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